風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

シモン・ボッカネグラ @新国立劇場(11月23日)

2023-12-30 01:24:24 | クラシック音楽




ネットの評判がとてもよかったので、予定になかったけれど行ってしまいました。
オペラに嵌るようになって、出費がヤバイ・・・
でも、行ってよかった
とてもとても感動しました。

逆さ火山とその下のマグマのような血のような効果、とても良かった。
赤と黒の組み合わせってそれだけで強い印象を残すので、ちょっとズルいなとも思ったけど…笑。

ヴェルディの音楽は激的なだけじゃなくて美しいね
悲惨な場面でも軽やかな音楽だったり。
大野さんの指揮はあいかわらずとても雄弁。そしてあいかわらずとても丁寧

どの歌手も素晴らしかったけれど、特にシモンに心動かされたなあ・・・。
最後に亡くなるあたりでは、涙が出そうになった。
「全ての喜びは幻想だ」
最後の静かで澄んだ清らかなオケの響き、素晴らしかったです。

人はみんなそれぞれ苦しみや悲しみをかかえて生きている。
運命の中で生きている。
音楽はそういうものを全て美しく昇華してくれる。
争いさえも。

「シモン・ボッカネグラ」特設サイト(新国立劇場)

スタッフ
【指 揮】大野和士
【演 出】ピエール・オーディ
【美 術】アニッシュ・カプーア
【衣 裳】ヴォイチェフ・ジエジッツ
【照 明】ジャン・カルマン
【舞台監督】髙橋尚史

指揮
大野和士

演出
ピエール・オーディ

美術
アニッシュ・カプーア

キャスト
【シモン・ボッカネグラ】ロベルト・フロンターリ
【アメーリア(マリア・ボッカネグラ)】イリーナ・ルング
【ヤコポ・フィエスコ】リッカルド・ザネッラート
【ガブリエーレ・アドルノ】ルチアーノ・ガンチ
【パオロ・アルビアーニ】シモーネ・アルベルギーニ
【ピエトロ】須藤慎吾
【隊長】村上敏明
【侍女】鈴木涼子
【合唱指揮】冨平恭平
【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
共同制作:フィンランド国立歌劇場、テアトロ・レアル
Co-production with Finnish National Opera and Ballet, Teatro Real Madrid





Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« NHK音楽祭2023『くるみ割り人... | TOP | ベルリン・フィルハーモニー... »

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。