風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

谷山浩子 放課後の音楽室~倫典先生と~(revenge!)  @東京文化会館小ホール(5月30日)

2015-06-02 00:03:43 | その他観劇、コンサートetc




行ってきました、初・生浩子さん
初・文化会館小ホールでもあったのですが、いいですね~このホール。ちょい反響しすぎ?な感もあったものの、音がとっても綺麗に聞こえました。特に倫典さんのギターの音の美しかったこと。
二歳違いのアラカンなお二人(by浩子さん)による大人な音楽会。世の中には素敵な大人がいっぱい♪
今回は、客層の男性率の高さに驚きました。倫典さんだからかな(終演後にサイン会されてましたし)。隣に座った男性は明らかに倫典さんお目当てな様子だったわ。
そして、小さなお子ちゃまたちも。みんなのうたからかな。
ご夫婦で来られている方も多かったです。


【第一部】
「まっくら森の歌」
まっくら闇のなかのザワザワした感じ、いいですよねぇ。。。そしてギターの音がホントに。。。
後で浩子さん曰く、このときはすごく緊張されていたそうです。なんでrevenge!なんてつけちゃったんだろ~、またちゃんとできなかったらどうしよう~って。今回の音楽会は、浩子さんの声の調子が悪かった2年前の音楽会のrevengeなのです。倫典さん「revenge!って最初に聞いたとき、俺何かした!?って思った」と笑
「Lady Daisy」
初めて倫典さんがアレンジした曲とのこと(表に名前は出ていないようですが、「でも実際は・・・」と浩子さんが仰っていた)。優しい穏やかな気持ちになれる曲
続いては、倫典さんが「なんでこんな曲順にするかな~」とボヤいた二曲。どちらも難しい曲なのだそうです。浩子さん「リンちゃん、よく間違えてるよねー^^」 倫典さん「こんなことになるならあんなアレンジにしなかったのに。。。」
「恋するニワトリ」
初めて倫典さんの名前が編曲者として正式に表に出たのがこの曲。
これは一人で子供を産んだ女性の曲ではないかという解釈をどっかで読んで以来、そうとしか聞こえなくなっちゃったよぉ~~~。みんなのうた曲なのに^^;
「しっぽのきもち」
ギター、たしかに難しそうだ(よくはわからんが)。でも聴いてて楽しかった!

ここで浩子さんは一旦退場され、倫典さんのソロ。
「大地の輝」
北海道をイメージした曲とのこと。
「トトラの島」
南米のチチカカ湖をイメージした曲。先住民族が湖の上に葦のような草で浮島を作って暮らしている、電気も水道もない暮らし。目を閉じて聴いていたら、行ったことのないその場所の空気や風景が鮮明に瞼の裏に浮かんでくるようでした。ギター一本の音でこんなに“世界”を表現することができるんですねぇ~~~。感動しました。
「河のほとりに」
浩子さんの曲。演奏後、袖から出てきた浩子さん、「別の曲みたいに美しく聞こえた。この曲リンちゃんにあげる。歌いにくいんだもん」。倫典さん、「自分がつくった曲でしょ笑」。
「Thanks my dear」
倫典さんのオリジナル曲(中国でした同名のツアーのタイトルでもあったそうです)で、浩子さんはピアノで参加。

~10分間の休憩~

【第二部】
「あたしの恋人」
21歳のときに作った曲とのこと。「21で作るような曲じゃありませんが・・・」と。うん、たしかに笑。客席のお子ちゃまたちにはどんな風に聴こえてるのかな。
「僕は鳥じゃない」
「さよならのかわりに」
「ピヨの恩返し」
今年2月3月に「みんなのうた」で流れた曲。
「ジャズの川村竜さんにアレンジいただいたので無駄に難しい曲になってて・・・あ、これはツイッターとかに書かないでくださいね!」(スミマセン、書いちゃった♪でもとっても素敵なアレンジでしたから♪)。

演奏が終わって。
「ちょうど同時期に楽曲提供したAKBの方ばかりニュースになってくそーっと思ったんですけど笑。この曲は我ながらよくできたなー、と」。岩尾潤子さんに「可愛い曲を作ってください!」と言われて、「可愛い曲といったらニワトリだな!って」笑。「最初は若い奥さんのつもりで書いていたのに、どういうわけか『あしたで50年♪』となっちゃって、自分でも「ええ!?50年?」とビックリ。50年ということは大体70歳以上ですよね」。
私はこの曲を今回初めて聞いたので、歌詞のどんでん返しに新鮮に驚いて、楽しかった&感動しちゃいました。

で、「え、もう次で最後?何かとばしてないよね?」という話から、「歳を重ねると時間が経つのが早いよね、、、」という話題へ。「若い方と話すと時間の流れが全然違うんだなと感じる。『古い曲なんですけど・・・』と小さな魚をリクエストされたり。私には90年以降は最近です!」笑。「年々早くなってくるから、若い方も油断しない方がいいですよ。たとえば今20歳の方、今までの感覚でいったら人生は28で終わりですよ!」。うん、すごくよくわかる。。。。。

ラスト連続2曲は圧巻でした 浩子さんの歌もピアノも、倫典さんのギターも迫力満点で格好いいこと。
「笛吹き」
『ハーメルンの笛吹き男』をイメージした曲。
「向こう側の王国」
『不思議の国のアリス』をイメージした曲。生で聴くことができて嬉しい。。。大好きです

【アンコール】
演奏前のトークのときにグラグラと大きな地震が。照明も点灯。でもステージも客席も皆さん落ち着いていました。
「まあ、とりあえずおさまったみたいなのでやりましょう」となり、照明が再び落とされた辺りでスタッフの方がステージに来て、浩子さんに耳打ち。「曲の途中でも大きな地震が来たら止めますから」という内容だったそうです。
浩子さん「まあ大きな地震が来たらね、それはそうですよね笑」。
倫典さん「まあお客様のためにはね。でも僕は地震に限らず、これからもどういうことが起きても、ずっと演奏していきたい」と。
「あかり」 
不遇の青春時代を送った作家、アンデルセンを励ますための歌。
きっと君は「帰ってくる」というところがとても好きです。新しい場所に行くわけではない、新しい自分に変わるわけではない。ただ元いた場所に、本来の自分に帰るだけ。

【客席からの拍手に再登場】
浩子さん「用意してきた曲は全部やってしまったんですけど、本当にありがとうございました。地震があったので、気をつけて帰ってください」
倫典さん「(浩子さんへのメッセージとして)素敵なメルヘン婆さんを目指してください笑」
浩子さん「もうすぐになる予定です笑」

以上。
浩子さんのあの世界に初めて生で触れられて、本当に幸せでした。倫典さんもすっごく素敵なオジサマだった!
はぁ、幸せ。。。。。
秋の猫森集会も行きたいな
その前に、まだ持ってないアルバムを買い揃えねば。
浩子さんの曲はニコ動やyoutubeにいっぱいあがっているので(どうやらご本人サマ公認のようです)、聴いたことのない方はぜひ♪ そして気に入ったらぜひ購入してくださいね♪

風のたてがみ、いつか生で聴いてみたいなぁ。私が初めて聴いた浩子さんの曲で、大好きな曲なんです。

※NHKみんなのうたコラム:ピヨの恩返し
私は奥さんは本当にヒヨコだったんだろうなと思ってます♪





☆番外☆
今回の曲じゃありませんが、綺麗な動画だったので^^ これも生で聴いてみたい曲。



Comments (2)
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