風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

Matthew Bourne's Ballet Clips- "Swan Lake"

2014-10-15 21:31:47 | バレエ




観劇からひと月が過ぎて、よ~うやく冷静に動画が見られるくらいの精神状態になりましたよ(長かったわぁ・・・)。
来日公演では観られなかったけど、とても興味があったジョナサン&クリスのペア。2幕より。

これがいつ撮られたものかは不明だけど(舞台ではなくTV用のようですね。セットも違うし)、想像どおりの素敵さ!
二人の間に恋愛的ラブさはないけれど、クリスはどんなに抑えても色気がダダ漏れておりますので、漂う空気が色っぽくていいわぁ~~~~(先日の来日時は更に色気倍増してた!)。
この動画を見てると、私の本来の理想的マシュースワンレイクは、こういうアプローチの方のような気がしてくる。ザ・スワンと王子の間に明らかな恋愛的空気はなくて、でも同性愛的な危うさと色っぽさが微かに漂っているような。アダムのもそういう感じでしたよね。

が。

そういう理屈を全部ふっとばしちゃう強烈ラブラブ攻撃で、もうあなたたちだったらなんだっていい!!!てな説得力を見せてくれたのが、ゴメス&クリスでありましたなぁ。。。。ほんのひと月前なのに懐かしい。。。。
しかしクリス、いくらゴメススワンが王子ラブまっしぐらで、いくら踊る相手によって変わるタイプとはいえ、あの2幕のラブラブ度合は一体なんだったんだ・・・・・・あの1000年に1度の恋みたいなあれは・・・・・・とこの動画のクリスと比べてあらためて軽く動揺。。
ああ、ようやく落ち着いてあの公演を思い返せるようになってきたのにぃ~~~(>_<)
罪な人たち。。。

そして先月初めてクリスの舞台を見たときも思いましたが、彼は“客席から自分がどう見えているか”をよく理解しているダンサーですよね。一つ一つの動きがちゃんと冷静に計算されてる。それは舞台で何かを表現するアーティストには絶対に必要な素質だと私は思っておりまして、優れたアーティストってみんなそれができる人達だと思うのです。ゴメスも熊哲もそうですし、美輪さんや玉三郎さんもそう。役に気持ちが入っていないというのではもちろんなく、美輪さんが仰るところの「頭は冷たく、心は熱く」というやつです。

ところでクリスがツイでロンドンからメルボルンまで26 hour flightと呟いておりましたね。
先日NZのバーガー屋で立ち話した英国人の兄ちゃん(正しくはnzから英国への移住さん)が「ロンドンからシドニーまで24時間!そこからクライストチャーチまで更に数時間!まったくcrazyだ!」と叫んでいたのを聞いたとき(ロンドン→ドバイ→バンコク→シドニー→nzと来たそうな)、わざわざそんなルートで来るなんて物好きだなぁ、とその時は思ったのだが。
そして親戚がnzに移住してるという職場の英国人同僚(例のサイモン似の彼)がnzには一度も行ったことがないと言っていて、「だって信じられないほど遠いんだ!」とやはり叫んでいたのを聞いたとき、「日本に来るのと大して変わらないじゃん」と思ったのだが。
クリスが大事な公演前にわざわざ遊びに寄り道するとも思えないので、おそらくロンドンからオセアニアまで26時間というのは最短なのかもですね。考えてみれば日本からブラジルも同じくらいかかりますしねぇ。

話は戻って、全幕の中でもこの動画部分のクリス王子が私はとても好きなので、映像が残ってくれてるのはものすごく嬉しいのだけれど、叶うことならスワンクバー外の絶望ソロ~2幕ラストの遺書パッ!までの前半クリス王子完全動画はどこかに転がっておらんかしら。。。あの一連の流れのクリス王子が私はたまらなく好きなのよ~~~~(>_<)!


・・・こんな私は来月のボリショイ白鳥を雑念なく観ることができるのでしょうか。。。ザハロワ様、頼みます



我が家のスワンキューピー。新入りで一番ちっこいクセに物怖じせず真ん中陣取ってます。


カメラ目線でぽーず
スワンパンツ・・かわゆ

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