風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

携帯電話 & You tube & 『光あるもの』

2007-12-19 03:51:47 | 倫敦うるるん滞在記

よごれた街のことば
使い慣れてた
拒むことさえ忘れていた
私の心はきれいだろうか

光あることば探しにゆこう
幾億の人の渦に巻かれ
ことばを失くしてる異国にいても
耳を傾けて
ひそやかに頷いていたい

光あるものを探しにゆこう
渡ってゆく風に身をまかせて
まだ見ぬ人と街、去りゆく記憶
愛おしみながら
軽やかな旅人でいたい

(大山百合香 『光あるもの』 中国鉄道大紀行テーマ曲)



携帯電話会社のセミナーに参加して、イギリスの携帯電話を無料でゲットしてきました。
ああよかった~。すごい助かるよ~(お金が)

ステイ先でネットが使えないそうなので、最近は毎日you tubeからお気に入りの動画を山ほどダウンロードしています。
テレビとか自由に見られないと思うので、部屋で見て元気をもらおうと思って。
ダウンロードの仕方からおぼえたんですけど、すごく簡単なんですね~。知らなかった。
もっと早くやればよかったなぁ。

渡英まであと2週間。あいかわらず気持ちの浮き沈みが激しいです。
ていうかほとんど沈んでいます。
マリッジブルーに似てる気がするけど(経験ないから想像だが)、ちがうところは相手がおらず一人で乗り越えなきゃならないところですかねぇ。
この違いは大きすぎるわ。
だって沈んでいる理由は親や友達と離れるのがさびしいからだもの。。
私の友達は海外滞在経験者が多いのですが、みんなは日本を出るときこういう気持ちにならなかったのかなぁ。

こんなに自分が寂しがり屋だったとは知らなかったから、なんだかびっくりです。
意外とかわいい部分があったのね、私も。。
こういう発見ができるから、あえて環境を変えることもやはり大切ですね。

そういえば大学時代にアメリカに三ヶ月ほど留学したときも、東京駅で親に見送られたときにタクシーの中で泣きそうになったものだった(当時はまだ一人暮らしの経験もなかったので)。
そのときは向こうに着いたらすぐに慣れて、夜寝る前に「日本からこんな遠くに離れているんだなぁ」と考えてその開放感に幸せになったりしていたのだけれど。
あれから10年以上たった今回はちょっと違うだろうなぁ。
20代後半にアラスカへ行ったとき、帰る場所があるから旅は楽しいのだな、と初めて感じた。それまでの旅行では感じなかったこと。
ずっと死ぬまで旅を続けるような人生も憧れますけどね。
私にはあまり向いていないのかな、とも感じている今日この頃です。
これから一年間一人でがんばってきて日本に帰ってきたら、結婚したいなぁとまで思ってたりしてて。弱りすぎですかね(笑)

ま。
留学はずっとやりたかったことなので、やらないといつか絶対に後悔するという確信があって決めたことなので、せいいっぱい悔いのない一年にしてこようと思います。

旅は常に自分に冷やかな寝床を提供してくれるであろう。外界との対決が――対決とは大げさだが――それが淋しさのかたちをとるにせよ、憤りのかたちをとるにせよ、新鮮な驚きのかたちをとるにせよ、継之助の心を瞬時も休めないであろう。旅にあってこそ心が躁(さわ)ぎたて、弾みにみちあふれるようにおもえる。その状態に心をおかねば、この胸中の問題は解決すまい。

(司馬遼太郎 『峠』)

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