シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

アンノウン

2015-12-15 | シネマ あ行

アップしていなかった間にケーブルテレビで見た作品を挙げたいと思います。ちょっとショートバージョンのレビューで。

学会のために行ったドイツのベルリンで交通事故に遭ったマーティンハリス博士リーアムニースンが意識を取り戻すと妻ジャニュアリージョーンズが自分のことを知らないと言い、妻の横には自分がマーティンハリス博士だと名乗る見知らぬ男エイダンクインが。自分が本物のマーティンハリスだと証明するために奔走することに。

誰かの陰謀?と思いはするんだけど、妻まで彼のことを知らないって言ってるってもしかしてこれSF的な映画?と思っていると、終盤に種明かしがあって、あ~そういうことか!と納得。どうりでアメリカ人のくせにミッションの車もスイスイ運転できたはずだ。でもさぁ、そんな簡単にあの組織から逃げられるもんなの?しかもなんかあの組織が悪者みたいな扱いで自分は正義っぽくなってたけど、自分もこれまであの組織の中で暗殺とかしてきてたんだよねー。なのに最後は都合良く逃げちゃうってどうなん?身元証明を手伝ってくれた美女ジーナダイアンクルーガーまで連れ立って。

と、ちょっと最後の展開には納得はいかなかったんですけど、確かにあの筋書ならこういうオチにするしかないし仕方ないかなと思います。主人公が本当の自分を思い出すまでの展開は面白かったし、リーアムニースンとダイアンクルーガーのアクションも良かったです。

リーアムニースンって演技派だったのに、50代半ばを過ぎていきなりアクションに開眼したという珍しいパターンの人ですよね。だからアクションをしていても演技もちゃんとできるから安心して見ていられます。

見ている間十分楽しめたので良いのですが、なんかでもこういう自分のアイデンティティーを忘れた系の作品がやたらと増えましたね。

ブルーノガンツフランクランジェラが脇役で登場していてなかなかに豪華。