シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

デンジャラスビューティー2

2008-03-11 | シネマ た行
テレビでやっていましたね。「1」は映画館に見に行って、面白かったんだけど、ブログに書いていないのはブログを始める前に見て、レビューを書くほど詳細には覚えていないってことだな。また、見る機会があったら「1」も書きたいな。と、そう思わせてくれるくらいに「2」も面白かった。

単純で、明快で、突っ込みどころは満載で、「んなワケねーだろ」っていうことばっかなんだけど笑えちゃう。ちょっと安っぽいB(プラス)級ムービーってとこですかね。

ワタクシはサンドラブロックはまぁまぁ好きなほうなんで、その分もプラスになってるかもしれません。

「1」で準ミスアメリカになっちゃったFBI捜査官グレイシーハート(サンドラ)は有名になりすぎて表立った捜査ができなくなり、FBIのスポークスマンとなって、マスコミ対応をすることになる。その彼女のボディーガードをすることになったのが、ケンカっぱやくて、みんなにパートナーを断られる問題捜査官サムフラーレジーナキング。この二人が出会ったときからお互いの印象はサイアク。犬猿の仲の二人がともに行動するうちに友情が芽生え、、、っていうアメリカの刑事物にはよくあるパターン。

前回で有名になったグレイシーはマスコミに出ることで、おしゃれにもまたまた目覚め、自分が有名なことを鼻にかけたちょっとイヤな奴になっちゃってるんですが、そのへんのところは特に大きく取り上げられることもなく、最後に目覚めがあるわけでもなくスルーされているのが、多少気になったものの、随所に笑えるところがあって、すごく面白かった。テレビで日本語吹き替えで見たのがそういう点では良かったのかもしれないな。

グレイシーを飾り立てるのは、またもやゲイのスタイリスト。映画において、ゲイの男性というのはいつもおもしろパートを引き受けていますね。今回の彼ジョエルディートリックベーダーもいろいろおもしろいことをやってくれるし、いいところで肝心のアドバイスをしてくれたりもします。彼が変装を手伝ってくれるサンドラの“ビッグバード”は最高でしたね。あと、サンドラがおばあさんに変装したシーンもかなり笑えました。

こういう映画は批評家からそんなに高い評価を受けるタイプのものでもないし、続き物とあって辛くなりがちだとは思うのですが、アクションということには期待せずに、女性が主役のコメディという意味では結構いける作品だと思います。