プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★老いの証明(3/5):転倒から狂いが

2011-05-01 08:30:40 | 日記・エッセイ・コラム

107  もしやの不安が的中した。妻は、バイクで転倒して膝を擦りむき、桟橋近くの芝生にしゃがみ込んでいた。応急手当を施したが、もうサイクリングをしないと言うので、近辺の教会や灯台を見たり、大ネズミに似たクォッカを観察し、早めの昼食をとった。109

 海岸の見えるウッドテラスで、ワインを飲みながら日向ぼっこをしていたら、妻が「船が入港している」と言った。時計の針は、15:00を指していた。16:00の出航までまだ1時間あったが、すでに乗船開始しているので、船内で寛ぐことにした。

 お酒の効用も手伝い、うとうとしていたらガタンと揺れた。船が動き始めたので、驚いて時計を見ると、まだ15:30で定刻の30分前だ。あわてて壁の時刻表を確認したら、バラック・ストリート行きは、私達の乗船券通り16:00発で、一つ前の便は、14:30発のフリーマントル行きだった。

 外国では、日本のように出発のアナウンスなど無いし、遅れても原因説明しないのが普通と心得ている。しかし、14:30発の便が1時間も遅れたにしても、16:00発の便が繰上げ出航したにしても、乗客が騒ぐはず。事情が呑み込めず、まわりを見回したが、他の乗客は平然と構えていた。