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時悠人chosan流処世術

★縁(えにし)②住職

2019-01-21 09:16:08 | 日記・エッセイ・コラム
 住職は、前田利常公の御母堂寿福院の手厚い庇護を受けた日蓮宗寺院の27代目で、能登の妙成寺や池上本願寺に住職を送り込んでいる由緒ある家柄だった。

 住職の奥様の実兄が、私と同い年で、福井県出身の金沢大学法文学部と聞き、もしやと「○○さんでは?」と伺うと、驚いたことに同級生だった。

 卒業後の交流は無かったが、52歳で亡くなったと告げられ、当時の知る限りの彼の面影をお話しすると、「妻に良い土産が出来ました。これも神のお導き」と、大層喜ばれ、自宅へ伺う約束まで交わした。

 姉の葬儀を通じて、初対面の住職と思いがけない出会いとつながりを経験した。