電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
《自民党議員/党員必見!》『自民党総裁選候補者の人物評を西川京子前九州国際大学学長・元文科副大臣に訊く;水間政憲』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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1948年の大統領選の時には周りからはもうダメだろうと思われていた。何せ、当時民主党政権が20年近くも続いていて、そろそろ国民も飽きていたし、そのうえ共和党からはニューヨーク州知事のトーマス・デューイという強力な対立候補が出ていた。世論調査などでもデューイの当選はほぼ確実視されていた。こんなわけで、トルーマン陣営は一向に気勢が上がらない状態だったのである。
◆トルーマンの高潔さに惚れ込む
『人の上に立つ人になれ』
( 渡部昇一、三笠書房 (2000/5/1)、p20 )
トルーマンという人は実はあまり目立つところのない、大したことのない人だと思われていた。大統領に就任したのも、ルーズベルトのもとで副大統領をしていたのだが、たまたまルーズベルトが死んで自動的に大統領の地位が転がり込んできただけだった。だから、1948年の大統領選の時には周りからはもうダメだろうと思われていた。
何せ、当時民主党政権が20年近くも続いていて、そろそろ国民も飽きていたし、そのうえ共和党からはニューヨーク州知事のトーマス・デューイという強力な対立候補が出ていた。世論調査などでもデューイの当選はほぼ確実視されていた。こんなわけで、トルーマン陣営は一向に気勢が上がらない状態だったのである。
そんな折、ある人物から、トルーマンの陣営に潤沢な選挙資金を提供するという話が舞い込んできた。ただし、これには一定の取引条件のようなものがついていた。とはいえ、不利な選挙戦を戦っているわけだから、普通ならこの申し出を渡りに船で受け入れてもおかしくなかっただろう。
しかし、トルーマンはこの申し出をきっぱりと断った。そしてその一部始終を知ったトルーマン陣営は、トルーマンの高潔さにあらためて感服したのである。どこかサエないように見えるけれどもこのリーダーは大したものだ、という気持ちが全員に行き渡り、これを契機に皆が奮い立ってキャンペーンに取り組み、結果、奇跡ともいえる逆転勝利を手にしたのである。
トルーマンは、たぶん意図してやったのではないと思う。周囲を感心させるために申し出を断ったのではなく、トルーマン自身にしみついていた、古いタイプのアメリカ人の美徳でもってはねつけただけなのだろう。しかし、このような何気ないともいえるトップの振る舞いが、思いもかけないような効果を部下に及ぼすことがあるのである。
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
《自民党議員/党員必見!》『自民党総裁選候補者の人物評を西川京子前九州国際大学学長・元文科副大臣に訊く;水間政憲』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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1948年の大統領選の時には周りからはもうダメだろうと思われていた。何せ、当時民主党政権が20年近くも続いていて、そろそろ国民も飽きていたし、そのうえ共和党からはニューヨーク州知事のトーマス・デューイという強力な対立候補が出ていた。世論調査などでもデューイの当選はほぼ確実視されていた。こんなわけで、トルーマン陣営は一向に気勢が上がらない状態だったのである。
◆トルーマンの高潔さに惚れ込む
『人の上に立つ人になれ』
( 渡部昇一、三笠書房 (2000/5/1)、p20 )
トルーマンという人は実はあまり目立つところのない、大したことのない人だと思われていた。大統領に就任したのも、ルーズベルトのもとで副大統領をしていたのだが、たまたまルーズベルトが死んで自動的に大統領の地位が転がり込んできただけだった。だから、1948年の大統領選の時には周りからはもうダメだろうと思われていた。
何せ、当時民主党政権が20年近くも続いていて、そろそろ国民も飽きていたし、そのうえ共和党からはニューヨーク州知事のトーマス・デューイという強力な対立候補が出ていた。世論調査などでもデューイの当選はほぼ確実視されていた。こんなわけで、トルーマン陣営は一向に気勢が上がらない状態だったのである。
そんな折、ある人物から、トルーマンの陣営に潤沢な選挙資金を提供するという話が舞い込んできた。ただし、これには一定の取引条件のようなものがついていた。とはいえ、不利な選挙戦を戦っているわけだから、普通ならこの申し出を渡りに船で受け入れてもおかしくなかっただろう。
しかし、トルーマンはこの申し出をきっぱりと断った。そしてその一部始終を知ったトルーマン陣営は、トルーマンの高潔さにあらためて感服したのである。どこかサエないように見えるけれどもこのリーダーは大したものだ、という気持ちが全員に行き渡り、これを契機に皆が奮い立ってキャンペーンに取り組み、結果、奇跡ともいえる逆転勝利を手にしたのである。
トルーマンは、たぶん意図してやったのではないと思う。周囲を感心させるために申し出を断ったのではなく、トルーマン自身にしみついていた、古いタイプのアメリカ人の美徳でもってはねつけただけなのだろう。しかし、このような何気ないともいえるトップの振る舞いが、思いもかけないような効果を部下に及ぼすことがあるのである。