植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

ローマの力その9「2番・3番プレイヤーの戦略」

2016年10月23日 22時13分13秒 | ゲームシステム
ローマの力。やると判りますが、1番プレイヤーが初手で【討伐】を選ぶと、1番が有利になります。
この状況に対抗する2番手、3番手の戦法について記載します。

本当ならいろいろと遊んで試して欲しいのですが、1つのゲームにそこまで検証して遊ぶ時間も
多くは無いと思い、ネタバレです。

■普通にアクションを選択すると・・・
<1ラウンド>
総督1: 討伐
総督2: 生産
総督3: 収穫

もしかしたら、こんなアクションの選択をしていませんか?
この選択は、総督3 は絶対的に不利です。
収穫を選んでも、特権の2つ目の収穫が選べないですから。さらに2ラウンド目以降も不利が続きます。

■総督3の是正策です
<1ラウンド>
総督1: 討伐
総督2: 生産
総督3: 行政

総督3が、キュプルスなら[直売所]で葡萄を獲得し、[聖堂]で奴隷を民にします。
ヌミディアなら[市場]でオリーブと葡萄を麦に変換して、[神殿]で奴隷を民にします。
バエティカなら[大市]でオリーブと葡萄を麦に変換して、[神殿]で奴隷を民にします。
いづれの場合も民を作ることにあります。シキリアとトラキアではこの手は使えません。

<2ラウンド>
総督2: 収穫
総督3: 討伐
総督1: 

1ラウンド目で総督3が収穫を選ばなかった為に総督1・総督2は手元に民がありません。
総督3も民は盤面に置かれているのですが、行政で奴隷を民に換えているために、
手元に唯一民が出来ているハズです。

この状況ですと総督2は、収穫を選ぶぐらいしか道が無く、
その後、総督3は討伐を選ぶことが出来ます。この状況なら総督3はかなり有利な状態です。

■次は総督2の改善策です
<1ラウンド>
総督1: 討伐
総督2: 生産 ※奴隷のみを盤面に上げる
総督3: 行政 ※総督3の是正策と同じく、奴隷を民に換える

総督2は生産で奴隷のみを盤面に上げます。これで手元に民が残り、
2ラウンド目で討伐が行えます。

<2ラウンド>
総督2: 討伐
総督3: 収穫
総督1: 行政 or 贈賄 or 生産

総督2は、この時点で総督1よりも有利です。総督1は討伐を行えていないからです。
総督3は、特権が使えませんが、収穫です。
下手に生産を選ぶと、3ラウンドで討伐が出来ない恐れがあるからです。
しかし、3ラウンド目で討伐を選べば、この時点で総督1と総督2と互角の状態になります。

まずは、こんな戦法を紹介してみました。
この他、贈賄を活用する方法もありますので、ここに書かれていることをヒントに
是非、最良手を模索してみて下さい。





コメント
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