植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

<ゲームレビュー>航海の時代

2015年11月30日 22時19分56秒 | ゲームシステム
ゲームーマーケット2015秋で、ルールが公開される前に
数枚の写真と簡単な説明でテーマ買いした作品です。
同時期に買った作品が、ルールを把握したり、事前に遊んでいたことを
考えるとかなり思い切って買いました。

その気に入ったテーマは船を移動させて、島々を巡って、
各島に停泊すれば、資源を得られてそれを使って島の支配を強めていくと言う
大航海時代の初期の雰囲気満載のゲームです。

実は、市販作品の交易王など似たテーマの作品は持っているのですが、
それでも遊ぶごとにランダムに出てくる「島々を巡る」と言うテーマに惚れた次第です。

買って遊んでみるとシステムは、思ったとおりリソースマネージメントで、
若干の拡大再生産。
各島に停泊して、資源を得て、資源を集めてそれを使って各島の支配権を得ていく・・・
支配権は勝利ポイントになるし、停泊したときの収入を上げることにもなりますが、
停泊しないと意味無いので、上手く停泊するように船を動かさないといけません。

このゲームのポイントは、ひとえに「如何に船を移動させるか?」

独特なのは、その船の移動のさせ方です。
中央の島に居るなら、他のプレイヤーが居なければどこの島でも移動できるのですが、
一度、外周の島に行くと、時計回りか反時計回りかを決めて、その方向に1つか2つ先の島にしか行けない制約が出てきます。もしくは、中央に戻る選択肢もあるのですが、中央の島は収益がもっとも少ないので、なるべく外周を上手く移動するのがポイントです。


ルールそのものは普通のリソースマネージメントなので特に驚くことはないのですが、
このゲームじわじわと楽しさが来ます。
周りに配置されるカードは7枚。その配置順番によってもゲームは違ってくる上、
20枚ぐらい島のカードが同封されているのでその中からセレクトしても、ランダムに使用しても構いません。
その都度、戦略性が異なることでしょう!
このゲームの醍醐味は、島を巡るテーマ感!それにマッチした感じのシステムがお勧めです。
是非、この雰囲気が好きな方は遊んで欲しい作品です。


ちなみに運の要素はありません。遊んでもあまり感じないのですが、
実は、結構、1手1手の僅かな差がそのまま勝敗に直結するのかもしれません。
しかし、まったく最善手が判らないし、その最善手は毎回カードによって変わるし・・・
なので、ぱっと見た目の感覚で効率的な方法を模索しながら進めるって感じかなー。

航海の時代 2人用ルールを考案
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