植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

拡大再生産のゲーム

2014年03月04日 21時34分28秒 | ゲームシステム
何かで読んだ覚えがあります。日本人は拡大再生産のゲームが好きだと。私も大好きなジャンルです。
拡大再生産とは、コストを払って施設を建設し、建てた施設の効果を使って収入を拡大し、さらに施設を作っていくと言う、街などを建設していくゲームのジャンルです。

私が知っているゲームでは、サンファンやアグリコラ、ドミニオン、そして街コロなんかがこのジャンルになります。
しかし、どれもまったく違ったゲームになっています。少し分析して見ると、まずサンファンのみが自由に施設を作れない仕組みです。配られた手持ちカードの中から建てる施設を選ぶため、カードの引きが結構あるゲームです。しかし、自由に建てれないと言うのが結構良いジレンマになっています。

残りのゲームは、何を建てるかを自由に選択できます。中でも街コロとアグリコラは真逆のコンセプトになっています。
街コロは、運の要素が強いゲームで、あまり考えなくてもそこそこ遊べる為、初心者向けゲームと言えるでしょう。逆に深く考える要素は少なく、戦略性が低いゲームです。
一方、アグリコラは運の要素が殆ど無い為、1手1手を考え、相手がどのような手で来るか、先読みをする感じです。将棋のような戦略性の高いゲームです。

この調度中間ぐらいの戦略性があるのがドミニオンだと思います。いつ何のカードを自分の手札に入れていくかの先々のタイミングを考えるのが重要ですが、それでも手山の順序によって左右されるなど、先読みの戦略性と運のバランスが良いです。
しかし、他の人との関係が低く、ソリティア感が高いゲームです。

どれが良いゲームで悪いゲームと言うことではなく、拡大再生産と言うジャンルを取ってもそのデザインによって違う感じに仕上がります。

ゲームマーケット2013秋で、この拡大再生産のゲームが結構ありました。ギルドスタック、ヘイムスリングラ、開拓王、残念ながらいづれもやっていたので、機会があれば是非とも他のサークルさんがどのようにこのジャンルのゲームをデザインしたのか体感してみたいですね。
私もゲームを自作するからには、今までに無いゲームを作りたいと思う次第で、現在思案中だったりします。
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