植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

植民地戦争 Ver2.0のテストプレイ

2011年07月04日 22時03分47秒 | ゲームシステム
 前々回のブログに掲載したとおり、初期植民地を入れて遊んでみました。

 初期植民地は場に置いた状態でスタートだったのですが、初めから場に植民地は置かれたものの、それを攻め取る兵力が無いのでやっぱり序盤は動きが作れませんね。あとは、初期枚数を第1クォータの総生産の枚数まで持たせるかです。次回はこのルールも追加してみようと思います。

 さて、ゲームの内容の方は、私のデーンマークから、ドイツ、英国、オランダ、ムガール、イタリアと6人のFull人数で遊びました。序盤は植民地がほぼ均一にバラけた為、そんなにどの国も無理して戦争は起こさなかったのですが、第1クォータの終盤にデンマークがアメリカ(国力3)を植民地として場に出したことで、イタリアがデンマークに戦争を仕掛けます。この時イタリアは独立による強国化してるは、ドイツと同盟しているし、手持ちカードはほぼ全て兵力カードだはと無敵状態!

私もムガールと同盟を結んでいたので援軍1枚は受けれますが、今のイタリアに対抗する気は無く、1枚だけ出して相手の戦力をオープンにだけしてアメリカを引き渡します。と言うのも手持ちに市民革命と、交渉カードを持っていたので、これでイタリアを弱体化させることが出来る算段でした。
 で、自分の手番に市民革命を出すと案の定、イタリアは交渉カードで防いできます。そこをさらに交渉カードで無効にして「してやったり!」と思ったのですが、同盟をしていたドイツが援護で交渉カードを出してしたために市民革命は無効化されてしまいます。まさかドイツが手助けするとは思いませんでした。まあ、ドイツはアメリカを攻める際に、租借を1つ与えていたので、その恩義もあったからですが・・・やられました!

 結局、第1クォータはそれでも5点と6点の国に分かれたぐらいで僅差で着地して第2クォータに突入です。第2クォータに入るとムガールとデンマークの同盟、ドイツとイタリアの同盟、そして英国とオランダの同盟が成立し、勢力が分かれます。その中でも特に強固な同盟を組んでいたのが英国とオランダです。ドイツが英国のインドネシアを大海軍を率いて奪おうとしますが、これを横からオランダが和平で無効化します。

 第3クォータになるとインドを引いたオランダがダントツでトップに立ち、1点差で英国が続きます。まさにこの2カ国の協力関係が有利に働いた結果です。例えば私(デンマーク)がオランダのインドをわざと避けてフィリピンぐらいくれないかと戦争を仕掛けると、同盟国として英国が兵を出してきますので、オランダは疲弊すらしません。

 しかし、このオランダ・英国絶対有利の状況を覆したのがドイツです。第3クォータの最後の山札を引くことを避けるために、インドを擁するオランダへの戦争を避けて、英国のインドネシアに攻撃を再度しかけます。将軍・司令官を擁する大艦隊の前にさすがに英国は撃沈します。

 その為、英国は反撃の戦争を仕掛けることが出来ず、自分の手番では最後の山札を引くことになり、これでドイツが最終手番を獲得します。その後、オランダは守備に入ってパス。次のムガールは、インドを奪うためにオランダに攻め入ります。しかし、オランダはこれを死守。しかし続けてイタリアに攻め込まれてインドを失います。しかもイタリアは大兵力を殆ど損失することが無くです。その為デンマークも、ドイツも勝利する為の条件となってしまったイタリアからのインドの奪取が行えず、そのままエンド。終わってみるとイタリアが自称バチカン大帝国と称するほどの大勝利でした。
 
コメント
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