今日はちょっとテーマとしては、昨日から引き続く感じです。
あるときテレビで、「今、最も全米で成り行きが注目されている夫婦」というちょっとゴシップ的な匂いのするニュースを目にしました。
何をなさっているご主人か知りませんが、めっちゃくちゃなお金持ちの資産家であった方が、2008年のウォール・ストリートの株の暴落によりわずか数週間にして1800億の資産家から1200億の負債を抱える身となってしまったんだそうです。
すごい転落ぶり・・!
当時彼はベルサイユ宮殿のような家を建てることが望みで、その建築を行っている途中でした。
それは3000坪の家に(敷地面積はもっと広いと思いましたが)、家のなかに映画館やらボーリング場やら舞踏場などがあるそれはもうすごい屋敷です。
全米で個人の家としてはもっとも広い、ということで有名にもなったものらしいです。
それが建築途中6割にして、事業の転落によりストップしてしまった。
ストップするだけではなく抵当に入ってしまった。
しかしベルサイユ宮殿のような家を建てたい、というのは彼ら夫妻の長年の夢だったので彼らは何が何でもその家を取り戻すべく、今もまだ努力奮闘しているのです。
さぁ、これからの成り行きはいかに・・!?
・・・ということで注目を浴びている夫婦らしいんです。
私が今日語りたいのは、この奥さんのこと。
奥さんは元ミス・フロリダだった方らしく、現在48歳ですがまだまだ十分に美しい方でした。
この方がものすごい浪費家。
まぁ、お金持ちの妻ならばさもありなん、ですね。
夫妻はラブラブだったんですが(なんと年齢は30歳も開いているんです! ご主人が70代、この奥様が48歳。)、このご主人が転落してからというもの、ご主人は妻のすること成すことが許せない。
どうして自分たちには前みたいにお金が無くなったというのに妻は生活態度を多少なりとも質素なものにしようと改めないのか!というわけです。
一度スーパーに出かければ、「そんなの家にあったじゃん!」というものをいくつも買ってくる。
家じゅうの電気はつけっぱなし。
レンタカーを借りる際には、「運転手はついていないの?」というとんちんかんぶり。
でも私はこの様子を見ていてつい微笑ましくなっちゃったというとご本人たちにしてみれば大問題の渦中にいるわけですから失礼かもしれませんが、まぁ、くすっと笑っちゃったんですね。
だってこの奥さんにしてみれば、これまでさんざ贅沢が許されてきたんですから、夫が経営破たんしたからといって急に質素を心がけろ、と言われたってどういうことなのかさっぱり想像ができないだけだと思うんですよね。
結婚したときから夫は金持ちで、若くて美しい妻はちやほやされてきたはずです。
「ねぇ~、あの毛皮ほしいの。あ! あのダイヤも欲しいな。」なんて言われたって、「おお、そうか、そうか。買ってやるからな。」って、子どもに飴玉の1つでも買ってやる程度の感覚で買い与えていたんでしょう。
何千億の資産を持つ金持ちなんてきっと結婚したときに妻に、
「いいか。もしもの時に備えて君にも金銭感覚はいつも庶民並みに持っておいてほしい。」なんて言うはずがありません。
「君は何もしなくていいんだよ。いつも綺麗に着飾って私の前にいてくれればいいんだ。」なんて甘い言葉をささやいて、お人形のように扱ってきたに違いありません。
そんな妻に急に「節約の意識を持て。」なんて言ったって出来るはずがありません。
無人の部屋はこまめに電気を消す、ということが節約につながるんだよ、なんてこと自体がどういうことなのか、きっとわからないんじゃないですかねぇ。
車にしたところが、借りれば当然運転手ってついてくるもの、と思っていたんでしょう。
それを庶民の感覚を知らなさすぎる!と怒ったってしょうがないでしょうに。
話はそれますが、昔、朝岡雪路さんはメイドさんにじゃこの目玉が怖い、と言って、目玉だけを丁寧に取ってもらってから食べていた、というのを聞いて唖然としたことがあります・・
というのは、人は誰もが自分の想像が及ぶ範囲のなかで生きている、ってことです。
昨日は人が自分が想像の及ばない範疇以上の事が起こると恐れを抱く、という話をしましたが、今日はその逆です。
想像の及ばないことには恐れを抱けない、ってことです。
ある意味、同じことなんですよね。
自分が手にしたことのない現実のことは想像しろ、ったって無理だよ、という点では。
このアメリカの奥様にとっては夫が経営破たんして何千億という負債を抱える身となった、と言ったって相変わらず私たちはこれまでと同じ家に住んでいるし、スーパーに行って買い物できるお金はあるし、メイドもいる。
自分の生活には何ら変化がない。
そんな中で何千億っていう借金が出来たってことを想像しろよ、という方が無理ってもんです。
私は「もう少し意識を持てよ!」とイライラする夫に怒鳴られながらも、どうしていいかわからない、と茫然とするこの奥さんが何だかカワイイと思ってしまったのでした。
そして夫には「こういう妻を作り上げたのはあなたなんだから、しょうがないよ・・」という言葉しか浮かびませんでした。
それは私自身に対する戒めでもありました。
ずーっと独身時代から結婚して何年かまで会社勤めをしてきて一定の給料をもらっていた私は、「その給料の範囲内」で暮らすことが身についてしまっているのです。
それから会社を辞め、最近では孫も出来たためイベントが増え、普段の生活を節約しないといけないんですが、どうしても出来ない。
いや、贅沢して散財してしまった、という意識はないんですよ。
ただ、これまで以上に締めることが難しい。
だからどうしてもあれれ、月末にこんなイベントが重なったか・・・ということがあると赤字になってしまう。
赤字は常に私がこれまで貯めてきたお金から補てんする。
それで何とか賄えてしまうから反省もしない。(残高はどんどん減る一方ですがね。残高なんて銀行の預金通帳を毎日のように眺めない限り恐怖も抱きません。見て見ぬふりですわ。)
最近で言うならば、花火大会が2週続けてあり、2週続けて屋上でバーベキュー大会をやりました。
参加者は友人からビルの大家さんから知り合いの社長さんから娘や孫。
それぞれが何かしら持ち寄ってくれるとはいえ、やはりホスト役である我が家が一番負担がかかるんです。
肉を買ってくるだけでも10人分となれば、万というお金がかかります。
それが2週つづけて。
お、バーベキューセットの網が痛んでいた、買い換えよう、炭ももっと用意しておかなくちゃな、という小さなお金の積み重ねもバカになりません。
そうか~
けれど2週続けて花火大会がある、ということは前からわかっていたことなんだよな。
日程も。
そして2週続けてバーベキューをやることになるかもしれない、ってことも予測としてはありえたわけだ。
ということは前もってそれに備えておかないといけないんだよなぁ。
そういうお金に関する計画性ってなぜか薄いんだよねぇ、あたしゃ。
どうしてもあの元資産家の奥さんを憎めない、と思ってしまうのはそんな自分に対するエクスキューズでしょうか。
お金に関しては長年の生活のクセっていうんでしょうか、だいたいの規模が身についてしまっているとなかなかそこから脱却できませんね。
想像力がいかに自分の生活の基盤をつくるか、ということかもしれません。
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