つい先日から娘が再就職することになりました。
やっぱ働かないと食べていけないからね。
どうあろうと子どもが3歳になったらまた働こうと思っていたみたいだけれど、それがシングルマザーということになって1年予定が早まった、というわけです。
で、自分の初出勤にあわせて少し前から子どもを慣らし保育に預けて、「さぁ、いざ明日は初出勤!」という日になって、朝から子どもは高熱を出してしまい・・
子どもなりに慣らし保育で気を張り詰めていたのかもしれません。
それが娘の初出勤の日にちょうど重なって今までの緊張がどっと噴き出してしまったのかも。
幸い娘はじぃちゃん、ばぁちゃんと同居しているので後ろ髪引かれる思いで、祖父母に子どもを看てもらうことにして初出勤したのでした。
子どもはばぁちゃん子ですから、まぁ、ママがいなくてもばぁちゃんがいてくれればOKなんですが、やっぱり熱にうなされているからいつも以上に甘えん坊になっていて「抱っこ、抱っこ」とせがむ。
ばぁちゃんもいくら元気だからといっても、もう80歳に近い年齢ですから10kg以上にもなる孫を始終抱っこしていたら、ただでさえ弱い膝に来てしまったようで、足がぱんぱんに腫れてしまい、今度はばぁちゃんがダウン。
結局、娘は次の日には自分が初出勤を果たした職場を休むことにしたようです。
こうやってみんな大きくなってきたんだなぁ・・と私は自分が子どもを育てたことはないですが、自分が育ってきたときのことを思って感慨深くなりました。
子どもってなぜか「こういう日に限って!」というときになって熱を出すんだよねぇ。
そしていくら就職の面接のときなどに
「あの、小さい子どもがいるんで、突発的に休ませてもらわざるをえないようなときがあるかもしれません。」
とあらかじめ断ると、よほどの理解がある企業や保育所を企業内に完備しているような大手でないと、
「そういう人は困りますねぇ。」ということになって落とされてしまう。
きっと企業の採用担当者だって、個人的にはシングルマザーであったり、小さな子どもを抱えながらも働きたい、という人を応援したいという気持ちはあることでしょう。
けれど、“企業”となってもし「私は独身です。」という人と、「小さな子どもを抱えています。」という人がいてどちらも能力は同じくらいだと見られれば、どちらを落とすか、となったときには「子持ちの人のほうを落とさざるをえない。」というのもわかります。
どれだけ“生産性”があるか、会社に対して“貢献”しそうかを見極めるのが面接試験ですからそれは仕方がないのかもしれません。
でもだからこそ、子どもを育てながらでも働ける環境整備というものを行政が補助してくれないと、相変わらず日本は若い女性が「将来を考えたら怖くて子どもを産めない」国になってしまうだけでしょう。
若い労働力が足りないならどうするか、と言ったら移民をどんどこ受け容れるしかなくなるんじゃないでしょうか。
でも日本は昔から鎖国の歴史もあるし、島国だからかそういうことも積極的な国であるとは言い難いと思います。
今回のことだって、大人ならきちんと体調管理をして、初めての出勤という日には健康で活き活きと会社に行こう、とするはずです。
よもやのことがあっても多少の体調不十分くらいなら「初出勤から欠勤する」ということがどれほど信頼を失うことになるかわかっていますから、無理してでも出勤すると思います。
けれど、子どもの急な発熱はどうしようもない。
友だちの子どもとか見てても、3歳以降になると割と落ち着くみたいだけれど、それまでは「そんなに毎月毎月高熱出してて、大丈夫なの!?」というくらいよく風邪ひいて熱だしてるもんなぁ。
でも、「子どもさんがいらっしゃるということはそういうこともあり得る、ということですよね。」ということを本当にわかって採用してくれる企業はまだまだ少ないと思います。
ましてや中小であればなおさら。
実際に娘も何社か採用試験に行き、
「小さな子どもがいるので、急に、ということもありえるんですが・・」と話をしたとき、
「そういうことは仕方がありませんから、大丈夫ですよ。うちはそういうの、OKです!」と2つ返事で調子のいいことを言っていた会社が、いざ「採用決定しましたから、いつから初出勤していただけるのか決めましょう。」となって2度目に訪れたときには、
「なるたけ休んでもらっては困りますから・・」という口調に変わっていて「え? 面接のときと話が違う」となった会社もあるみたいです。
でも娘はこういうことに1つずつぶち当たりながら、また強くなっていくでしょう。
今までは、「なんとかなる。」と思っていたフシがあります。
でも、やっぱり1人で子どもを育てるということは「人にできるだけ頼るまい」という心構えは大切でしょうが、実際にはいろんな人の手を借りないと育児は難しいということを肌で知ったみたいです。
そして「いろんな人の支えによって自分は大きくなった」と知る子どもが思いやり深い人間にならないはずがありません。
人は順繰りだ、と言いますが、自分に手をかけてくれた同じ人に大きくなってから恩返しはできなくなっているかもしれませんが、また同じように自分がほかの人の立場にたって優しく手を差し伸べてあげることによって社会に恩返しをしていくことでしょう。
私は自分で子供を産まなかったことによって自分のところで「人間、順番だぁ。」ということをある意味止めてしまったので、一般的に適齢期と呼ばれる年齢で結婚して子どもを産み育てた人に比べるとその感覚というのは感じずにすでに人生折り返しの年齢になってしまっているわけですが、それはそれとして、私には別のシチュエーションでそういうことに気付き、また応えていく、ということが与えられているはずだ、と信じて進みたいと思っています。
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