ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

「好き」「嫌い」を決めない

2013-05-26 09:00:00 | ペット

我が家の猫たちを見ていて思うことがあります。

毎日毎日、一触即発という感じでカンガルーのように前足でお互いを正面からポインポインと殴り合ってみたり、デデデーーーッツと追っかけっこしてみたりと仲は決してよくはない。Photo

(※ちなみにこの写真は、いかにも仰向けになってくつろいでいるかのようですが、これがアクアの戦闘態勢です。こいつはなぜかいつも下から攻撃を仕掛ける・・)


以前、たまたま通りかかったところにあったアニマルコミュニケーションで、

「もっと仲良くできないのか?」と聞いてもらったことがありました。

1度に2匹の両方から聞くことは出来ない、と言うので、そのときは先輩猫のチャワンテの方に聞いてもらったのでした。

するとチャワンテは自らの生い立ちを語り始め(これは泣けるものでした・・)、「私にはトラウマがあるからつい喧嘩みたいになっちゃうけれど、決してあの仔が嫌いなわけじゃない。これは私自身の問題だから大丈夫。そのうち仲良くしてみせるわ。」と言ったのでした。

これに安心してはや1年ほどが経過するはずなんですが、一向に仲良くなる気配はない・・

いや、あのアニマルコミュニケーションがなかったらもっと仲悪かったのかな~、これでもチャワンテとしては努力をして仲良くしている方なのかな~と思ってみたり、

「いやいや、アニマルコミュニケーションで会話するのはその生き物の霊体のような存在とだろうから、やっぱり現実の肉体をもった存在とは実際のところ乖離があるんだろうなぁ。」と思ってみたり。

そのうち、多少やりあうのは彼女たちの毎日のフィットネスみたいなもんだわ、とあまり気にしなくなりました。

でも、この前ふと気づきました。

お互いを毛嫌いしているのなら、ハナから近寄らないようにするだろう。

けれど彼女たちはそんなでもない。

結構近くで一緒に寝ていたりする。

(あぁ、あんなに近くにいるとまたそのうち始まるぞ・・)と思ってみていると案の定で、デデデーッ、フーッツ!(これは威嚇する声)、ポインポインが始まる。

そして一通りをこなすと「さぁて、この辺で終わり!」という感じで収束をみる。

それは見事なものです。

一時はどちらかが血を流すようなことになるのではないか、とハラハラして途中で、

「ほらほら! そんな喧嘩なんてしないの!! 仲良し、仲良し。」と声をかけていました。(もう、小さい姉妹に言い聞かせるのと一緒です。)

しかし、お互いがにらみ合っている状態のときにこう声をかけると、確かにそのときはプイッと横を向いてつかみあいの喧嘩になるのは回避できるのですが、なんていうか・・ 不完全燃焼で終わらせてしまったがためにかえってストレスを溜めさせているのではないか、という気がしてきたのです。

それは人間の場合でも事情を知らない第三者が妙なタイミングで仲裁に入ると当事者たちが(ぐあっつ! もう・・ 何にも知らないくせに・・ 説明する気にもならんわ!)とぷいっとそっぽを向くのに似ています。

だから最近ではもう放っておけ、と見てみぬふりをしていました。

喧嘩はいつも些細なことから始まります。

自分が通りたい路をさえぎるように相手が寝そべっていた。

その横をすりぬけようとしてちょっと身体が触れた。

んで、どっちかが手を出すともう喧嘩。

あるいは自分が行きたい部屋にすでに相手が居た。

なんでよ! そこ、私のスペースじゃん、と言って相手を追い立てようとする。

喧嘩。

もう何かといっていちゃもんをつけて喧嘩の種を見つけようとするガラの悪いチンピラ同然です・・


でも、そんなときいつもアクアは「え!? なんでこうなるの?」という一瞬きょとんとした表情をします。(先に手を出すのはチャワンテがほとんどなんです。)

「まさか、チャワンテがこんな攻撃を仕掛けてくるとは思いもよらなかったわ!」って感じで。

その表情を見るたびに私は、内心、

(ばっかだなぁ。そうくりゃそうなるってわかってるじゃん。毎日毎日その繰り返しなんだからさぁ。学習能力ないやっちゃなぁ。)と思っていました。

けれど、この日ふと気付いたのは、アクアはチャワンテが決して嫌いではない。(チャワンテも、アニマルコミュニケーションのときの霊体を信じるのであれば、アクアが嫌いではない。でも、チャワンテの様子はアクアの天真爛漫さに比べると、「ちょっとお前のこと、マジ、むかつくときある。」というようには見える・・)

嫌いではないからこそ、本気で毎回とっくみあいの喧嘩にまで、そうなることが信じられないのではないか、と思ったのです。

だって、猫ってそこまでバカじゃない。

私が毎日おやつをあげる時間、それが置いてある場所などは実によく把握しています。

時間が遅れたときなぞ、直接袋を破ろうとした形跡さえあるときがあります・・

だから“推測を働かせる”ということはできるはずなんですよね。

それがこれだけ毎日毎日喧嘩をしていて、そのたびに(おっ、これはマズい。こんなところで寝そべっているとまたアイツが怒るぞ。)という予測が立たないとは思えない。

そしてあのびっくり顔。

猫って飼い主は別として、単なる同居人とか出逢った存在たちを「嫌い」とか「好き」とか特に決めないんじゃないのかな、と思ったんです。

だから毎回あんなに新鮮にきょとんとするんじゃないのかなぁ。

となると、ある意味猫のほうが私たち人間より賢いわ。

だって、相手を「好き」か「嫌い」か決めない、っていうことはそんなところでジャッジを行わない、ってことだもの。

「この人は嫌い。もう、どうしたってこうしたって私とはやることなすこと合わないもの。」と決めることで何か得することってあるでしょうか?

考えてみたら、なんにもありませんよね。

そうすると毎回新鮮に、「へぇ、この人、こういうところあるんだぁ。」って面白がれます。


猫はなぁ~んにも決めない。

だから毎日新鮮な驚きとともに生きている。

いいなぁ、猫って。

ちょっとは見習おう。





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