なんと元日から腰痛に見舞われた。立ったり座ったりが痛くて声を出すほど。朝の着替えは、ひと仕事になった。靴下などは、どうやってもはけない。妻は、介護してくれる。腰を曲げ、頭を下げて、靴下をさっとはかせてくれる。ありがたい気持ちもあるが、妻の動作が羨ましくなる。情けないが、コロナ禍で外出もままならないので、家でおとなしく治るのを待っている。
すでに5日たったが、いっこうに改善しない。まるでおとぎ話に出て来る国の王様のように妻に介護してもらっている。3日までは妻の年末年始休暇だったので、一日中あれこれ手伝ってもらったが、4日からは日中、私一人になった。朝妻の助けで腰痛ベルトを巻いてもらう。相撲取りがマワシを巻くようだ。息を吸って、腹を引っ込める。妻は力一杯ベルトを伸ばしてマジックテープを止める。激痛が走る。しかしベルトを巻くと、痛みが激減する。杖を使えば、歩くのも楽になる。
当たり前の事がコロナで当たり前でなくなった。ベルトをきつく巻いているせいか、お通じが元日から途絶えた。体に問題が発生すると、日課が乱れる。政府行政に問題があると、国民の生活が荒れる。国民には、私の腰痛時の杖と腰痛ベルトのような効果がある政策が必要である。