団塊的“It's me”

コキロク(古稀+6歳)からコキシチ(古稀+7歳)への道草随筆 2週間ごとの月・水・金・火・木に更新。土日祭日休み

ワイヤレスはストレスフル

2014年06月18日 | Weblog

  私がブログなどの書き物に使っているパソコン、ソニーのVAIOが壊れた。ワイヤレスのキーボードとワイヤレスのマウスを操作する。モニターに初期画面は出現する。中央付近にマウスに連動する矢印の⇧はある。あるけれどマウスを縦に動かして横に滑らせても丸を描いても微動だにしない。どうして良いのか途方にくれた。18日(木)からJR東日本の“大人の休日 4日間乗り放題  新幹線を含む”に出かける。18日の朝載せるブログを書かねばならない。

  このVAIOを買う時、販売店の担当者は親切で面倒見の良い人だった。パソコンに精通していて、購入後の立ち上げも自分の休みの日に私の家に来て無料でやってくれた。ワイヤレスのキーボードとマウスが気に入らず、「無線より有線のほうが、私のようなパソコン初級者は安心だ」と言った。彼は「大丈夫ですよ。何かあったら私がすぐ来て対応します。それにワイヤレスは故障しません。ほとんどが電池切れです。ハ、ハ、ハ」と豪快に笑った。(この人ならすぐ駆けつけてくれるだろう)と了解した。5年間の保証延長も有料で契約した。

  VAIOを購入してから1年3箇月経った。その間一度も問題は起こらなかった。販売店の担当者は県外の店に転勤した。パソコンの画面に頻繁にSONYからの「ユーザー登録はお済ですか?」のお知らせが出てくる。その度に私は「後で登録」をクリックする。

  今回パソコンが使えなって最初に試みたのは、ワイヤレスなのだから有線に戻せばよいのだと、以前使っていたパソコンのキーボードとマウスを探した。物置を引っ掻き回して発見。妻の「捨てて」に抵抗して、捨てなくてよかった。マウスを接続。矢印が動いた。歓喜の雄叫びをあげる。やはり実際に線で結びつくのが一番だ。つながりこそ絆だ。続いてキーボード。しかし古いキーボードの有線差し込みの受け入れ口がデスクトップパソコンのすべての口に一致しない。がっかり。

  SONYに電話で相談することだった。購入時、梱包の中に入っていた使用ガイドブックや説明書を調べた。お客様デスクの電話番号を見つけた。虫眼鏡で拡大して電話番号の下の文を読んだ。「お問い合わせにはユーザー登録番号が必要です」 私には登録番号はない。更にその下に「インターネットでのお問い合わせにも登録番号が必要です」とある。インターネットは使いたくても私のパソコンでは文字や数字を打ち込むことができない。道はふさがれた。

  購入した店にも行ってみたが、あの親切な店員に代わるような対応はなかった。私のパソコンの現状説明が下手なのか「パソコンをお持ちいただいてメーカーへ送っての修理になります」とも言われた。今日中に直して明日のブログに間に合わせたい。車に戻った。

  車をスタートさせると「そうだこの間見たパソコン119番へ電話してみよう」とひらめいた。家に戻って電話案内で番号を尋ねた。“パソコン119番”と言っただけで番号を教えてもらえた。電話すると「今日は忙しいので午後1時になりますがよろしいですか?」との返事。口ごもってどう説明しようかと迷っていると「お伺いして見せていただければ対処できます」との頼りがいのある答え。

  12時45分到着。髪の毛が薄い黒縁メガネの40歳くらいの男性がアタッシュケースとキーボードを脇に挟んで早速パソコンに向き合った。運動不足解消と腰痛防止に私はバランスボールを椅子代わりに使っている。119番の男性はボールをそっと動かして立ったまま仕事にかかった。10分後「直りました。接触が悪くて電波が同調できなかったようです」 パソコンは私にとって永遠にブラックボックスである。いとも簡単に修理して私のパソコンを復活させて使えるようにしてくれた。4000円が安く感じた。

  今日は良いことがあるかもしれないと有頂天になった。しかしすでにこの時点でとんでもない老化による震撼する出来事に気が付いていなかった。続く。

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