ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

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流線型

2020-03-20 |  Rail
久々の鉄ネタ。
流線型80と言えばユーミンの名アルバムですが、流線型車両のそっくりさんがこちら。

まず左側の旧型国電の名車52系です。
昭和11年に製造され京阪神の急行として当時の阪神、阪急と競争し活躍した国鉄の新型車両でした。
最初は4両固定編成でスカート付きのクリームと葡萄色の2トーンでしたが、後に格下げとなり
スカートは外され阪和線特急となりました。
その後旧型国電のメッカ飯田線の快速として転用されて、最後はヨコスカ色になって
長年活躍しました。

私も子供の頃郷里に帰る時に何度もこれには乗りましたが、旧型国電やED16,17,18といった
外国製ベースの電気機関車が走っていた頃の飯田線はとても絵になりました。

いまやほとんど無人駅で、廃止になりそうでならない(出来ない)飯田線ですが
長距離路線なので無くす訳にはいかないんだろうけど、この先判りませんからねえ。
私も最後に乗ったのが40年前で、以後一度も乗っていません。
この52系は名古屋のリニア鉄道館に展示されています。

そしてよく似た顔のもう一つが京阪電車の1000型です。
これは国鉄より一足早く大正13年に京阪電気鉄道が導入した車両で、最初は京阪本線に
後に宇治線、交野線で活躍しました。これも良く乗った記憶があります。

どちらもデザインは当時のアメリカのストリームライナーの影響を受けています。
丸い先頭車両はあの30年代のパイオニア・ゼファー(Pioneer Zephyr)やニューヨークセントラルの
マーキュリー( Mercury)といった車両に似ていますね。

流線型という言葉自体すでに死語になりつつあり、近年の気持ち悪い(笑)スタイリングの
列車や車や電車を見る度に、乗り物のデザインに夢が無くなった時代を悲しく思うのであります。



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