ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

Man with no name

2012-03-31 | 模型いろいろ
世は断捨離ブームとかで震災以前から私もどんどん不要物を処分して、いまや趣味関係は20年前の半分以下。
しかし未組み立ての模型はなかなか捨てられませんね。
本日紹介するのはこれまた作る機会を何年も待っているガレージキット。クルマじゃないですが。

アメリカのMONSTERS IN MOTION 製レジンキット。
Man with no nameです。

オッサンには見れば判るマカロニの大スター、クリント・イーストウッド。
あ、マカロニ・ウェスタンをご存じ無い若い皆さんはWikiで調べてチョンマゲ。
60年代半ばから作られたイタリア製西部劇は巨匠セルジオ・レオーネ監督によれば
おそらく500作くらいになるとのこと。そんなに作られたとは知らなかった…。
私が見たのはせいぜい15~20本程度だろうな。

そんでもってクエンティン・タランティーノも愛してやまないマカロニの、ドル箱三部作と言われる
“荒野の用心棒”、“夕陽のガンマン”、“続:夕陽のガンマン”に主演したのがイーストウッドです。
葉巻をくわえポンチョを纏って登場する彼はこれで一躍有名になり、後のダーティーハリーシリーズで
スターダムにのし上がったわけですが、この3作は同じ格好でもそれぞれ別々の役名で出ていました。
作品間にシリーズというか関連性はなく本名も明かされていないため、俗に“man with no name”
3部作と言われDVDなどにもそのタイトルが付いているものがあります。

このガレキは1/6スケールと結構大きいのですが、レジンの質がイマイチ良くないので
かなり荒れています。
ベースのずっしり重い台もレジンなので経年で反ってきそうな気がしますね。
出来上がりはどんなのかというと…ネットで拾ったメーカーの製品画像があるので貼っておきますね。



顔はあまり似ていないけれどこれは着色でごまかせそう。
イーストウッドもいいけれど、どちらかというとLee Van Cleefが好きなので
彼のモデルも欲しいなあ。

※7日に予定していたRacing boys同走会、都合で行けなくなってしまいました、残念。


タミヤ キングコブラ(De Tomaso P70) :3

2012-03-29 | その他のクルマ模型 : Other Car Models
キングコブラはこんな感じです。

ライトハウジングを彫り込んでパテで成型しています。
形としてはいいけれどやはりノーズの長さがちょっと気になります。
実車はもっとずっと短いのですがエアアウトレットの位置が元々ウインド寄りなので
ここを直すとなるとフェンダーの盛り上がりから全部作りかえないといけない。
あとはノーズ下のインテークを彫り込んで、ダッシュボードを成型すればボディーは完成です。
コクピットもつや消しとセミグロスブラックで塗り分けて、適当にできあがり。



問題のホイールとタイヤはフジミのGT40のものを使うことにしました。
リムだけ残して切り飛ばして、タミヤのパーツを組んでみましたがどうにもイメージが違う。
この8本スポークに似合うものが見つからなかったので、ここはGT40の6本のホイールを
そのままベースに使うことにします。
ざっとタイヤをはめてボディーと組んでみました。
まあまあ良い感じではないかと…。

タミヤのキットはタイヤも全然小さいので、凄く大柄なクルマに見えますが
実車はとてもコンパクト。
このくらい大きなホイール・タイヤで丁度良いくらいでしょう。

※ブラバムも進めないといけないのですが…こっちのほうが面白くなってきました(笑)
エブロの72Cの次はロータス49だとか?
どんなバリエーション展開なのか今から楽しみです。





DELTAWING

2012-03-22 | Motorsport
今週末、フロリダ州セント・ピーターズバーグにて今年のIZODインディーカー・シリーズが開幕します。
(今はIRLとは言いません、念のため…笑)

今年からダラーラが製作した新しいマシンが走り出しますが、安全性と空力を重視して
イマイチカッコイイとは言えないちょっと微妙な格好です(笑)
でもってこの2012年仕様のマシンのデザイン案が3年前、レースカーコンストラクターに公募されたのですが
ダラーラやスウィフトの他にもうひとつ、非常に注目を集めたのがデルタウイングのデザインでした。
1年後のインディー500ではモックアップが展示され、大きな注目を集めました。



まるで戦闘機のようなそのボディースタイルは、結局インディーカーとしては採用されなかったのですが
その後、あのAAR(オールアメリカンレーサーズ)やパノスらが手を差し伸べて新しいプロジェクトとして再始動。
次世代ルマン用のレースカーとしてそっくりそのまま生まれ変わり、試走した動画がネット上にいろいろアップされています。

Nissan DeltaWing New Race Car 13th March 2012 - YouTube

Nissan DeltaWing In-Car Video - YouTube

2シーター化し、ライトやリヤタイヤカバーが付くなどして、インディー仕様の格好良さは若干スポイルされたものの
半分ジョークとさえ思えたあのスタイリングのまま、日産の1.6Lエンジンを搭載、500kgを切る重量で登場です。

走っている動画を見るとなんとも異様な光景ですが、これがユーノディエールをすっ飛んで行く光景を想像するだけで楽しい。
Fタイヤの幅は20cmほどだし、一見この狭いトレッドで曲がれるのか?と思いますが問題ないらしい。
今年のルマンはキミちゃんの旦那、ミハエル・クルムがダリオ・フランキッティーの弟と組んで参加するとか。
賞典外でのエントリーだそうですが今から非常に楽しみです。

BRABHAM BT42/44 スタジオ27 : 5

2012-03-18 | F1 Models
今年もF1が開幕したらしいですね。

地上波放送が無くなったので今年は全くTV見られません。
うわずった甲高い声で絶叫する地上波はいい加減に辟易としていたし、昨年は
モナコとイタリアと鈴鹿と3つくらいしかちゃんと見てなかったので今更なんだけど
全然見られないというのもちょっとつまんないかな(笑)
かといってBS契約するほどでもないし…。

で、BT42です。
エンジン周りは一段落したのでボディーに進みます。
ノーズカウルの両サイドはメタルパーツなので、ざっと磨いてセンターに接着。
アンダートレイのパーツは分厚いのでペーパーで薄々に削りましてこんな感じ。



エンジンのインダクションポットはBT44のパーツのまんま。
42とは似ているようで全く形と大きさが違います。黒いラインがパーツのアウトライン。
こちらはAS誌の表紙の写真で見比べてみます。吸気口も正面から見ると長方形です。
面倒くさいけど仕方ない、パテハンダをてんこ盛りに盛っておきました。
思いきり横に流れちゃった…、下手クソですいません…。
あとはヤスリでまたゴリゴリと削り出していかなくちゃ、ああ…。(T_T)






タミヤ キングコブラ(De Tomaso P70) :2

2012-03-17 | その他のクルマ模型 : Other Car Models
足踏み状態のブラバムを横に置いておいて…
思い出したようにキングコブラを。
前回更新が去年の夏だから8ヶ月ぶり、ちょっとサボりすぎだな…。

ボディーのパテもすっかり硬くなってカチンカチンです。
だいたい形は出来ているので、次はシャーシーを作りますね。
流用するつもりだったユニオンのローラのパーツがイマイチなので、プラ板で組んでいきます。

ライトの部分ですがハウジングを掘る前に、ライトカバーを塩ビで絞るための型をあらかじめ取っておきます。
まあ直接このボディーで絞ってもいいんだけど、大きくて“桃象”さんに乗らないし失敗しそう。
塩ビ板ももったいないので、とりあえずライト部だけの型を取りましょう。
“おゆまる”を両方の角っこに押し当てて、冷めたらポコンと外してシリコンスプレーを吹き
中にエポパテを押しつけます。



シートは適当なジャンクが見つからなかったので、タミヤの956のシート部をポリパテで複製して
背もたれを短く切って成型しました。
ちょっと形は違いますがこのあたりは結構適当に。
高く盛り上がったセンタートンネルとサイドシルもプラ板でアバウトに造形。
ダッシュパネルも独特な形をしているので、深くカットしておきました。
どうやって作るか考えないと…。



資料画像を色々探すとかなり違った画像が出てきます。
いったいこのクルマ、何台製作されたんでしょう?
1台だけってことは無いと思うのですが…。



Racing Boys  同走会

2012-03-16 | Motorsport
3月も半ばだというのにさっぱり暖かくなりません。
今朝は明け方に地震があったというのに、全く気づかず熟睡。
やることが多いと夜もグッスリ眠れます…。

さて、すでにご存じの方もいると思いますが今度の4月7日(クラークや萩原 光の命日ですね。)に
“Racing Boys 同走会~1972年 富士グランチャンの記憶”と銘打って
当時のあんなこと、こんなことをレースファンとともに楽しむミーティングが開かれます。

昨年は東日本大震災のチャリティーイベントとして春に開催されたのですが、知ったのが終わった後でした。
今回ゲストに原 富治雄氏、鮒子田寛氏、柳田春人氏をお迎えして富士GCレースをテーマにした
トークショーが開催されます。
司会にはF1 解説の今宮純さん。

ファンやドライバー、主催者、メディアとそれぞれの立場は異なるものの、モータースポーツが大好きな人達が
集まって楽しく過ごそうというイベントです。
昨年同様にチャリティーオークションも開催されます。

中野サンプラザにて、定員75名です、まだ間に合うかもしれません!
詳しいことは以下のリンクをどうぞ。

RacingBoys

関西の大学生だったこの頃の4年間は、私はレースや模型からすっかり離れていた時代なので
当時の出来事にはあまり詳しくないため、このイベントは今からとても楽しみにしています。


BRABHAM BT42/44 スタジオ27 : 4

2012-03-07 | F1 Models
ブラバムは全く進んでおりません。

細々した作業をちょっとしただけであっという間に10日…。
この間にレースの絵も描いたりしているうち、また忙しくなってきたので
ありがたいことなんですけどね。

ヒロのBRMに備えて20年ぶりに買い換えたハンダごては、バルケッタのサイトで見たガス式のコテライザー。
なかなか便利ですね、これ。
低温ハンダも買って準備だけはOK。



前回のトップ画像にもちょっと写っていますが、形が違って使えないミッションエンドの
スタビライザーまわりのフレームを造り直したのみ。
キットのパーツを切り刻んで洋白線で資料を見ながらアバウトに組んでみました。
これまたエイリアンのフェイスハガーみたいに?なっちゃってる一体成型のエキゾスト。
(こうゆう所を1/20で一体にするかなあ??)は仕方なくタミヤから。
マフラーはストレートに延びているのでここはプラパイプ。



良く知りませんがこのメーカーの別ブランドらしき??MONOPOSTっつーところからラルースLC92が出るみたいで
HPに画像が出ているんだけど、キャリパーとかキッチリ作っているんですよねえ。
他のキットもそれなりに出来ているみたいだし、なんでこのキットはこんなに適当なのかサッパリわかりません。
製品間のバラツキが大きすぎるような?これがスタンダードじゃないんでしょうね。
まあ、作ったのが今回初めてなのであまり言えませんが、たぶん2度と作らないだろうな。
製作途中でこれじゃマズイですけど(笑)



次はリヤウイングのステー。これも44Bのものなので作り直し。
あまり資料がないので適当にやります。
あ、そんでもって描いている途中の絵ですがテーマはこれ!!
(見たとおりのオヤジギャグ…笑)



アルファロメオ・ディスコヴォランテ 2012

2012-03-03 | ALFAROMEO
6日に開幕するジュネーヴ・モーターショーに、予てから出品が予定されているディスコ・ヴォランテ2012。
イメージフォトが公開されクアトロルオーテのサイトに出てきました。

Touring Superleggera Disco Volante 2012 - Le prime immagini ufficiali - Quattroruote

いや~、カッコイイなあ。
イタリアのトゥーリング・スーパーレッジェーラ社がC52ディスコヴォランテへのオマージュとして発表した
コンセプトカーです。
52年のすばらしいデザインをしっかり継承しつつ新しさも発見できます。
こんなアルファなら買いたいですねえ。
といっても実際販売されたって模型くらしか買えないけどね。
6億当たったら買えるかな~(笑)







バンクのお話

2012-03-03 | Motorsport
アメリカのオーバルレーシングの魅力のひとつといえば
やはりバンクの付いたカーブを全開で駆け抜ける迫力でしょう。

現在のような舗装されたオーバルコースになるずっと昔、1920年代にはいわゆるボードトラックという板張りのバンクのコースが沢山建設されて、オートバイのレースなど盛んに開催されました。
今と全く変わらないような大きなバンク付きトラックを、フルスピードですっ飛んでいくインディアン!の動画がYou tubeでも見られます。
ほとんどサーカスと言ってもいい命知らずな大スペクタクルですねえ。

1920's Indian Board Track racing Part 2 See more at http://akronmchistory.yolasite.com/ - YouTube

戦後は未舗装のダートオーバルが中心となってアメリカのレースは発展していくわけですが、バンクのあるコースというのはやはり独特な雰囲気があって見ていて楽しい。
対してヨーロッパはどうだったのかと真っ先に思い浮かぶのが有名なブルックランズやリナ・モンレリー、モンツァ、アブスなどでしょう。



世界最古のパーマネント・サーキットと言われ1907年に完成したブルックランズは、南のバイフリート・バンクと北のメンバーズ・バンクの高さが異なる変形オーバル。
1935年に235Kmの速度記録を立て、まさに飛ぶように走るあまりに有名なジョン・コブのネイピア・レイルトン。実車を見てみたい1台です。
そういえば例のペーパークラフトもまだ作っていなかった…。



同じような形のモンレリーとモンツァ、モンツァの南側バンクはちょっとだけRが小さい。
モンツァは最初に出来た当時のオーバルはバンクのずっと低いスピードトラックでした。
1933年モンツァ・グランプリでカンパーリ、ボルザッキーニ、チャイコフスキー伯爵の3人が亡くなった事故のあと安全性が問われ、しばらく使用されませんでしたが、大戦後に戦車のパレードでガタガタになったコースを造り直した時に、今残っているあのバンクが建設されました。



映画“グランプリ”でもその魅力を充分味わうことが出来ますね。
これは大昔に買ったモンツァの歴史を紹介した本です。
開催された各種のレースと使用されたレイアウトなどが詳しく書かれています。



ベルリンのアウトバーンを閉鎖したアヴスの北カーブ、通称“死の壁”とも呼ばれたレンガ敷きの巨大なバンクもいまは取り壊されて跡形もありませんが、ここも凄いコースでした。
ジャン・ベーラがバンク上部から飛び出した事故などもありましたが、当時は160Km以上のスピードでこの43°のバンクを走ったといいます。

その他にドイツのラウジッツ、イギリスにロッキンガムといったアメリカ型オーバルコースが近年建設されましたが他にもあまり知られていないサーキットがあります。

まずはフランス、マルセイユにあるミラマス(MIRAMAS)。
1周5Kmの楕円形で1924年に完成、1926年のフランスGP(ACF・GP)が開催されました。
現在は内側外側に各種のトラックが建設され、BMWのテストコースになっています。

そして何と言ってもお勧め!(笑)はスペイン・バルセロナの西、観光地でもあるシッチェスにあるSitges-terramar(シッチェス・テラマール)。
Broocklandsと同じようなそら豆形のトラックで、現在も残っていますが全長は2kmと短いもののここのバンクは凄い急傾斜です。
1923年オープンでバンク角は最大60°。
ググってみるといくつも画像が出てきますが、ほかのコースは目じゃないくらい巨大な壁のようです。



またカナダやアルゼンチンにもアメリカ型のオーバルコースがいくつかあります。
まあテストコースにはメルセデスの90°バンクなんてのもありますが、あれは全然小さいしやっぱりアヴスみたいな巨大なバンクを走る現代のレーシングマシンというのを無理は承知ですが是非見てみたいものです。