ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

ココリコ田中×長沼毅 Presents : 図解 生き物が見ている世界  

2015-07-30 | Illustration
発売になったばかりの本のご紹介です。

ココリコの田中直樹さんといえば動物大好きで知られていますが、生物学者の広島大学准教授
長沼毅氏とタッグを組んで企画されたのがこの本。

“ココリコ田中×長沼毅 presents : 図解 生き物が見ている世界 ”です。

色々な生き物たちには周りの世界がどう見えているのか?という疑問に
人間の見た世界とイラストで見くらべるという画期的!(笑)な図鑑です。
この中に私も数点だけイラストを描かせていただきました。

哺乳類、鳥類、昆虫、魚類などいろいろな生き物たちの目には、どうゆう光景が
広がっているんだろう?
誰しも一度は考えたことがある、その世界をとても判りやすく解説しています。

『ココリコ田中×長沼毅presents 図解 生き物が見ている世界』 | 学研出版サイト

動物の視野をイラスト化するというヒジョーに難しい?内容でしたが
かなり面白い仕事でした。
残念ながらスケジュールの関係で私が担当したのは4点のみ。
でも全部で30種以上の生き物の見た世界をご覧頂けますので、是非書店で手に取って
見ていただければと思います。

ちょっとだけご紹介しますね。

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ハムスターはド近眼です。30cm先はボケボケ。おまけにモノトーン世界。でも視野は270°と広い。







アキアカネは視野の上下が異なって見えます。下半分の青いところは紫外線。
蝶など昆虫は紫外線が見えます。花粉は紫外線を吸収するので中心部が濃くなります。






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ペットを飼っている方もそうでない方も楽しんでいただけるとともに、生き物への理解が一層深まると思います。

以上、本の宣伝でした。

新シリーズか?!

2015-07-25 | Miscellaneous
先日、いつもお世話になっている出版社から大きな郵便物が届きました。

ズッシリ重い袋を開けてみると…。
なんだこれは??
四角い豆腐のような石膏らしき塊が…。





新聞紙を広げて付属のハンマーとタガネでトンテンカンと塊を砕いていくと…。





なにやら赤いモノが見えてきました…。

さらに壊していくと見えてきたのは赤いクルマ!!!





何だこれは!



おお、アバルトOT1300です




そう、これは新しく発売になる“ビンテージミニカー発掘キット”だったのです!!!…凄いでしょ。
何が出て来るかは掘ってみてはじめて判るというもの。
ミニカーコレクションの新しい展開です!





















……というのは…真っ赤なウソでありまして…。(^^ゞ

ホントに出て来たのは…アノマロカリス(笑)
小学館のドラえもん、ふしぎのサイエンスの最新号。
アノマロカリス発掘キットでした。
サソリじゃないけれどまあ似たような?ものなので…。
先日ご紹介した生命大躍進に関連した企画のひとつでした。



もっと!第7号 内容紹介|ドラえもん ふしぎのサイエンス|小学館

近年どんどん値上がりしてしまって、43でもそうそう気軽に手に入れられなくなってしまったミニカー。
凄い作り込みでなくていいからこんなシリーズがあったら買ってみたいと思いませんか?
私はちょっと欲しいかも…。


クリストファー・クロス&グレン・フライ :1986 8/2 KIRIN SOUND TOGETHER

2015-07-15 | Music
まだ梅雨も明けていないのに連日猛暑で、すでにグッタリしていますが
皆様いかがお過ごしでしょうか(笑)

模型もね、大物はあるんだけど…製作に取りかかるにはそれなりの覚悟が必要で(笑)
今しばらく開始まで時間がかかりそうだし記事アップするにはまだ早いかなと…。

ま、暑い暑いと言ってばかりじゃ何にもはかどらないので、すこしでも涼しく
スッキリ爽やかな気分になれるような音楽を聴きながら仕事中。

この時期になると夏に聴きたい曲ベストなんとか、てな特集があちこちで見られますが
今時の音楽は洋楽はともかくさっぱりわからないので、ちょっと前のことは忘れても
昔のことは覚えているジジイならではのネタで今日も埋めます。

1986年つーから今から何年前??29年前か…。
東京によみうりランドってゆー遊園地がありましたとさ。(今もあるけど)
そこでこの年の8月2日に開かれた“KIRIN SOUND TOGETHER ”

元イーグルスの伊達男グレン・フライと美しい歌声とルックスのギャップに
みんなが驚いた(笑)クリストファー・クロスのジョイントLiveを見たお話。

当時は世田谷に住んでいた頃ですが、友だちのデザイナーやその仲間ら7~8人と
クルマに分乗して一路会場を目指し甲州街道を西へ…。
野外ステージの読売ランドEAST(一昨年閉鎖になった)の一番上の芝生席に陣取って
キリンビール飲みながら開演を待ちました。

“南から来た男”でデビューしたクリストファー・クロス。
今年の春にも来日しましたが、ポール・デイヴィスとかと並んで80年代の
夏に聴きたいアーチストの代表選手でしたね。

1枚目アルバムからは“Ride Like the Wind”や“Sailing”がヒット。
バックにはドン・ヘンリーやJ・Dサウザー、M・マクドナルド、二コレット・ラーソン
エアプレイのジェイ・グレイドンなど錚々たるメンバーが顔を揃えていました。

フラミンゴがアップになった2枚目の“Another Page”は大好きな1枚。
そして映画のテーマ曲、Authur's Theme”(ニューヨークシティー・セレナーデ)も大ヒット。
3枚目から雰囲気が変わって、結局最初の2枚で才能出し切っちゃった感がありますが…。
ステージでもクリアで美しいハイトーン・ヴォイスが一際冴えわたっていたのが非常に印象的でした。



3枚目の"Every Turn of the World"は失敗作でしたが、ジャケットにあるように
彼はこの頃、下位カテゴリーではあるもののRaltでフォーミュラのレースに入れ込んでおり
来日した時もフジSWで星野選手らと対談しているTVを見たことがあります。

Christopher Cross - Every Turn Of The World (Video)



多摩丘陵に夕陽が落ち観覧車のシルエットが浮かぶ頃、いよいよ白いスーツのグレン・フライが登場。

“I found somebody”、“Sexy Girl”…と続き、すっかり暗くなった頃に“You Belong To The City”の
サックスのイントロが流れて来た時はさすがに鳥肌が立ちました。
ちなみにこの曲、マイアミバイスのテーマ曲ですが、グレン・フライとジャック・テンプチンの共作。
Eaglesのデビューアルバムの中でもメチャクチャ好きな、“Peaceful Easy Feeling”の作者でもある
テンプチンはフライのソロアルバムのほとんどに手を貸しています。



ラストはクリストファー・クロスと一緒に“Slow Down”を唄ってお開きに。

この時一緒に見た、仕事でも遊びでもお世話になったデザイナーの方お2人は
若くしてすでに鬼籍に入られています。
この季節、ときどきアルバムをターンテーブルに載るたびに
30年前の夏の1日とあれやこれやが、ついこの間の出来事のように思い出されます。
この時の映像はDVDなどでも発売されており、動画サイトでも一部を見ることが出来ます。

Christopher Cross Live in Japan 86.


GLENN FREY- LIVE IN JAPAN 1986 AUG, Yomiuri Land East




生命大躍進:ピカイア!

2015-07-06 | Illustration
作れますぅ…のタイトルながら、何も作らないまま2ヶ月が過ぎました(汗)
気にしない、気にしない、ということで今日ご紹介するのは…。

NHKの放送90年記念番組、NHKスペシャル“生命大躍進”。
人類誕生に至る40億年の地球の歴史を紐解く番組ですが、これに関連し
春からEテレで放送されている子ども向け科学アニメ番組の“ピカイア!”をご存じでしょうか。
この番組のガイドブックが発売になりましたが、ちょっとだけ私もイラストを描かせていただいたので
短くご紹介…。

近未来、人類は住めなくなった地球を出て、宇宙コロニーから恒星間移民を始めていました。
主人公の子供と科学者は地球再生の鍵:ロストコードを探しに5億年前のカンブリア紀を訪れ
生物進化の謎を探っていく、というのがピカイア!のザックリした内容です。
ちなみにピカイアとはカンブリア紀の代表的な脊索動物(せきさくどうぶつ)の名前。

私が描いたのはカンブリア紀ではなく後半の地球の歴史の部分ですが(^^ゞ
最新の研究に基づくカンブリア紀の不思議な生き物を子供と一緒に楽しんでいただける内容です。

Amazon.co.jp: NHK科学アニメ・ガイド ピカイア!―カンブリア紀の不思議な生き物たち (教養・文化シリーズ): NHK出版





温暖ですべてが海で覆われていた5億3千年前のカンブリア紀の地球。
46億年の地球の歴史の中で、たった100万年くらいのあいだのこの時代に、
それまでの三葉虫やサンゴなど30くらいしかなかった生物が、いきなり1万を超える
爆発的な進化を遂げたました。これがカンブリア大爆発…メチャクチャ簡単な説明ですが。

カナダのバージェス頁岩(世界遺産になってる)のなかから化石で発見された
5億年前の生物たちの、その訳のわからない特異な姿はすでによく知られているところ。

タイトルのピカイアはじめ、アノマロカリスにハルキゲニア
オパビニアにウィワクシアなどなど代表的な生き物が載っています。

ニュースなどでご存じかもしれませんが、つい先頃ハルキゲニアの復元が
それまでと前後が逆であるという結論が出ました。

週末サイエンス:カンブリア紀の珍生物「ハルキゲニア」、また復元図が書き換えられる 実は前後も逆だった - ITmedia ニュース

化石から判断された今まで頭だと思われていた端っこの丸く膨らんだ部分が
実は肛門から押し出されたウ●コのシミのようなもので、尾っぽと思われていた部分には歯があることが判明。
最初の復元では上下が逆で、今度は前後が逆とハルキゲニアも大変です。

恐竜以前の古代生物は非常に興味深いものばかり。
今月7日から上野の科学博物館で生命大躍進の展覧会が始まりました。
この時代は古生物に関心のある人にとって恐竜時代以上に面白い。
是非行ってみてはいかがでしょうか。

生命大躍進展 人類誕生に至る40億年の壮大な生命進化の展覧会

でもって、すでに科博では先行発売されてる、こちらは生命大躍進のA5版のビジュアル図鑑。
こちらにもいくつか描かせていただきました。
より一層詳しく知りたい方はぜひ書店で手に取ってご覧になってください。

Amazon.co.jp: NHKスペシャル 生命大躍進 (教養・文化シリーズ): NHKスペシャル「生命大躍進」







27年前と8年目。

2015-07-04 | Miscellaneous
先日お友達のミゾロギさんのブログ記事に、彼が昔オートスポーツ誌に投稿したイラストの原画が
30年ぶりに返却されてきた、とありました。

なんかどこかで見たことがあるな…と思ったら、これ88年のイラストグランプリで
私がセレクトした絵だった…。
恐れ多くも現自動車イラストレーターのミゾロギさんの絵を、エラソーに選評していましたと…(大汗)

82年ルマンが縁でAS誌のイラストの仕事を時々いただくようになり、87年以降中村安弘さんの後をひきついで
グランドスタンドの中のイラストグランプリの選評もさせていただきました。
他にちゃんとしたカーイラストの諸先生方が沢山いたのに、なぜ私に声がかかったのかは未だ不明。





当時隔週発行だったので月に2回、編集部から送られてきたイラストをテーブルに並べて
1位から5位まで、中学生以下はジュニア賞に選ぶんですが、常連のウマイ人たちばかりにならないよう
達者でなくても面白い絵を選ぶように心がけていましたが、今思うとこれがなかなか難しかった。

ミゾロギさんのこの水彩タッチのイラスト、すでにこの頃から
現在の彼の作風が出来上がっていたことが判りますね。
ページの中では色々と注文付けて結構恥ずかしいものですが、投稿したのに
全然採用されなかったぞ!という方がもしいらっしゃったら許してね…。(^^ゞ

世の中どこでどう巡り合わせがやってくるか判りませんね。
幾つになっても日々精進あるのみです…。

この頃は“男達のルマン”や“87年鈴鹿F1特集”などにいくつか描かせていただいたので
覚えている方もいらっしゃるかもしれません。





さて今日でこのブログも8年目を迎えました。
最初は5年でやめるつもりがこんなに続くとは思わなかった。
これも見て下さる皆様のおかげと、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。

この7年間での記事数が750くらい。年に100数回、3.4日おきの更新ということになるけれど
最初の頃にくらべてこの2年くらいは週イチ更新がいいところ。
製作スピードがだんだん遅くなるのはともかく、もうちょっとなんとかしないと。
とりあえず模型もまだまだやる気あります!というのを見せないとイカンなと言いながら
今日からツールも開幕。どうしたものか…。

これは先日フランスから帰ったお友達のミーヤンさんのプレゼント。
94年ミゲール・インドゥラインのあまりに有名なカーボンモノコックのTTバイク。
ピナレロ・エスパーダです。カッコいい!!!