ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

MATRA AND LOTUS 1968

2011-03-23 |  MATRA MS11 1/12 : IMAI/Bandai

お休みとはいえ、何もしないのでは来てくれた方に申しわけないので…
画像だけですがアップします。

Oさんからリクエストのあったこの2台、ちょっと並べてみました。
V8とV12、実際にこの2台が顔を合わせたことは無かったのですが。
葉巻型のフォーミュラは本当に美しい…。













ジャン・ピエール・ベルトワーズ

2009-10-27 |  MATRA MS11 1/12 : IMAI/Bandai
昨日載せられなかった画像を追加しました。

どちらも小改造してはいますが、並べてみるとメーカーの個性が良く判りますね。



ジャン・ピエール・ベルトワーズは今年72歳。
ルネ・ボネのスポーツカーでレースを始め、64年のランス12時間の大クラッシュで
足と腕に大きなハンデを負ってしまいますが、65年にはフランスF3チャンピオン獲得。
以後マトラと深い繋がりでスポーツカーレースでも活躍しました。

71年のマニュファクチャラーズ選手権の開幕戦、ブエノスアイレス1000kmでの
イグナチオ・ギュンティの事故死のきっかけを作ってしまったことは、彼にとって本当に
不幸な出来事でした。

YouTube - ACIDENTE FATAL DE IGNACIO GIUNTI

余談ですが82年ルマンの観戦ツアーで一緒になった“ポルシェの神様”と
言われたある方が、ホテルで酒を酌み交わしながら当時話してくれました。
たまたま仕事でヨーロッパに行っていて、事故の後のイタリアGPをモンツァに
見に行ったそうです。
そこでギュンティの仇、とばかりに観客らからボコボコにされているベルトワーズを
見たそうです。側にいたポリスも誰一人止める訳でなく笑って見ていただけだった…と。

そんな不運を吹き飛ばすように、72年大雨のモナコでマルボロBRMで独走し
初勝利に導いたあとは成績も下降して翌年引退。
彼にとっては68~70年あたりがF1で最も輝いていた時期でした。

マトラ・エンスーのミゾロギさんがレトロモビルでスケッチをしていて
ベルトワーズにサインをもらったそうです。
ここに紹介させていただきますね。(ミゾロギさん、ありがとうございます!)

鮮やかなフレンチブルーのマトラのレースカーとベルトワーズ。
私にとっても特別なヒストリーの一つです。





MATRA MS-11 : 完成しました

2009-10-26 |  MATRA MS11 1/12 : IMAI/Bandai
マトラMS-11、ようやく完成です。

まずミラーをヒートプレスしたウインドに内側からインセクトピンで固定。
続いてウインドをカウルにピン止めし、裏側から瞬間とエポキシのちょい付けで固定しました。
リヤホイールにディスクを挟み込んで、ドライブシャフトに接着。
フロントタイヤのアップライトは、相変わらず6角ボルト風のパーツでアームに固定するのが
ちょっとリアリティーに欠けるところ。
イマイはタミヤよりまだモーターライズ走行を意識していたからでしょう。
キットの味を残すために、ここはいじらずそのまま組んでいます。

実は片方のアップライトのピンを誤って折ってしまいました。
穴を開けてから余り物の黒いサスアームを切断して埋めて修理しています。




またタミヤからダンパーと硬いスプリングを流用したせいか、ちょっとリヤの車高が
高くなってしまった気がします。
まあドライバーが乗っていないし~…(と苦しい言い逃れ)

昔の完成品もウインドと折れたサスアームを交換しました。
外れかかったマフラーも付け直して、2台並べてみました。
68年モナコの予選と決勝仕様が出来ました。




タミヤに比べて一段と戦闘的な予選仕様。
竹やりマフラーがカッコイイですね。
微妙に径が大きい気がするタイヤも、こうしてみると違和感ありません。
ただ組んでみて、全体のバランスのとりかたと各部がカッチリ組み上がる正確さは
タミヤにまだ一歩及ばないようです。
最終的に補強も兼ねてベース台にしっかり固定するつもりなので、とりあえず
良しとしておきます。
土壇場でロゴの間違いに気づいたのはちょっと悔しいですが、まあ今の私のレベルでは
これでも充分な出来です。

決勝仕様も実際はあと5mmほどノーズが短いのですが、40年前はそこまでキッチリ
リサーチしていないし、今回は下手にいじらずに昔のままにしておきました。

40年ぶりに作ったMS11、オリジナルはイマイ製。まずは満足のいく仕上がりになりました。
いつかホンマモンの音が聞きたいですね…。
※そういえば昔のコンテストにはタミヤを改造したDFVのMS10!がありました。
ジョニー・セルボ・ギャバンのあのマシン。作った方はまだ持っているんだろうか…。

モデル&イラスト

2009-10-22 |  MATRA MS11 1/12 : IMAI/Bandai
マトラもいよいよ完成間近です。
あとはミラーとタイヤを付けるだけ。
かなりカッコイイ仕上がりで非常に満足しています。

ところが先日、ピットに4台のマトラが並んでいる画像を発見。
ひとつ間違いに気がつきました。遅すぎるって!
この塗り分けの違うタイプだけ、ノーズサイドのMATRAのロゴは
ゴールドの斜体だったんです。
よく見るとノーズの厚みも違いますね。
予選仕様の写真ってなかなか見つからなかったので、判る範囲で進めたんですが…。
まあ今更直せないし細かいことを言ってもしかたないので、あまり気にせず
このまま完成させることにします。

でP68に続き、こちらもイラストを描き始めました。
ステーション・ヘアピンを回るベルトワーズです。
ざっとラフスケッチを描いてみました。
後ろのマシンなど最終的に構図がどうなるか未定ですが
こちらも仕事の合間をみてどんどん進めたいと思います。





MATRA MS11 :21

2009-10-18 |  MATRA MS11 1/12 : IMAI/Bandai
いろいろやることが多くて相変わらずノロノロです。
友人から借りっぱなしのバキュームプレッサー“桃象”を引っ張り出して
0.5mmの塩ビ板でヒートプレスしました。

木型が大きいので、パンチングメタルの余分な所のエアが逃げるのを防ぐため
厚紙で覆いをします。

形状確認のため、まずホワイト塩ビを試しにプレス。
失敗した予備とアストンマーチンのライトカバーもついでに作りました。
とりあえず納得にいく形に絞れたので、今日はここまで…。




MATRA MS11 :20

2009-10-12 |  MATRA MS11 1/12 : IMAI/Bandai
マトラは左右の冷却パイプを取り付けました。
太いのは3mmプラ棒、その下の細いのは1.8mm金属棒です。
ウインドのプレス用木型もサフを吹いてペーパーがけして大体出来ました。
ミラーは形状が異なるのでパテを盛ってから成形しています。

ノーズカウルは上部のツメを差し込んで止めるだけで、ちょっと頼りない
感じなので、シャーシー裏側にタミヤのカウル止め金具を使って、ネジ止め式に
してみました。これでガッチリと止められます。



今回の製作にあたってタミヤの再販キットをドナーにしたので、ついでに40年前の
完成品の変形したタイヤも交換しました。
アーマオールに一晩浸けて、ロゴを金で塗って取り付けました。
折れたサスアームやヒビの入ったウインドなど、壊れた部分はついでに交換しておこうと
思います。

これでまた40年は大丈夫?…ってその頃生きていないでしょうけどね。(笑)




MATRA MS11 :19

2009-09-29 |  MATRA MS11 1/12 : IMAI/Bandai
完成まであと少し、と言いながら全然進んでいません(笑)
クーラーパイプの自作の前にウインドスクリーンを取り付けようと思ったら
サイズが微妙に短くて前の部分がカウルとツライチにならずイマイチ気に入りません。
パーツも少し厚みがあるので、ここは思い切ってヒートプレスで自作することにします。
でもって原型の木型を作るために、まずバルサ材の切れ端を探してきました。
このあとカッターとノミでガシガシ削ってパテ塗りペーパーがけ。

アストンもウインドが使い物にならないので、ついでに作ってしまおうかと思います。

そんなわけでちょっと足踏み状態です…。

MATRA MS11 :18

2009-09-24 |  MATRA MS11 1/12 : IMAI/Bandai
マトラも着々と進んでいます。

フロントのラジエーターまわりも完成しました。
リヤサスも組み上がってコクピットにシートも取り付けました。
68年のモナコではシートベルトはおそらく腰だけの2点式だと思うのですが
はっきり確認できなかったので、今回は取り付けはパス。

ちなみにこの年、各マシンが4点式を付け始めたのはルーアンのフランスGPで
ジャッキー・オリバーのロータス49が大クラッシュしたのがきっかけ。

これ以前のマシンに4点式ベルトを付けた作例をよく見ますが、私の知る限りでは前年67年のイギリスGP以降のレースで、スチュアートのBRM P83やP115に付いていただけではないかと。(下の画像)
詳しい方がいらっしゃったらまたご教示ください。







コクピットカウルもここでアンダーシャーシーにガッチリ接着しておきます。
旧いキットでずっと箱に重みがかかっていたらしく、入手時ボディーカウルに
いくらか歪みがあったので、ある程度修正したのですが、どうしても直せなかった
コクピットカウルは、正面から向かって左サイドが少し内側にねじれています。
ここはエポキシで強引に接着しておきます。
ちょっとナンバーがずれてしまいました…。



画像にはありませんが、このあとタイヤを仮止めしてウインドをのせてみたら
カッコイイのなんの!!!
タミヤのノーズが短い(イマイが長い?)せいもあるけれど、タイヤもちょっと太すぎの
タミヤにくらべて全体のバランスがとれて、改めてイマイ最後の1/12の素晴らしさが
確認出来ました。(エンジンのマウント位置を下げたので、キットのままだとちょっと
違うかもしれませんね)
次はサイドを走るクーラーパイプをプラ棒から自作します。

完成まであと少しです。


MATRA MS11:17

2009-09-12 |  MATRA MS11 1/12 : IMAI/Bandai
マトラはエンジンをシャーシーに載せました。
リヤサスを組んでダンパーはタミヤからの流用です。

手前がキットのパーツを組んだものですが、むき出しになるパーツなのに
あまりに素っ気ないというかリアルさに欠けます。
おまけになぜか説明書ではスプリングの中に見える細いピストンロッドが
下にくるような組み立て方になっています。



フロント側はモノコックの中に隠れますが、こちらもタミヤから流用しました。
各部のサイズはタミヤとほぼ同じなので、そのままストレートに組んでから
強度的に不安なところだけエポキシで補強しています。
ボディーを押してキコキコとサスが効くのを楽しんでもいいんですが
パーツの破損などの不安もあるので、出来るだけガッチリ固定すべき所は固定して
組み立てていきます。
ブレーキのキャリパーはかなり怪しい形をしています。
いろいろ資料を調べましたが、なぜこんな形なのかいまひとつ判りません。

メーターパネルはウインドから覗く部分なので、軽くディテールアップしています。
裏側にプラ板で細工をしてケーブルを適当に接続しました。
ちょっとづつ形になってきました。


MATRA MS11 :16

2009-09-05 |  MATRA MS11 1/12 : IMAI/Bandai
マトラの方もクリア吹きが完了です。
精密屋ウレタンクリアを軽く2回吹き。

このマシンはモノコックのボディーパネルがリベットがだらけ。
いつものような研ぎ出しをすると、みんな削れてしまいます。
根性のあるモデラーは、後からピンを1本1本埋め込む!!らしいけど
とてもそんな事は出来ないので、ある程度吹きっぱなしでいけるように
仕上げる予定です…。

つーことで、相変わらず変わり映えのしない画像ですいません…。
ちょっとづつですが進んでおります。


MATRA MS11 : 15

2009-08-29 |  MATRA MS11 1/12 : IMAI/Bandai
やっとデカールを貼り終えました。

ダンロップとニワトリ?マークはタミヤから流用し、あとは全部作ります。
赤いピンストはボディーにマスキングテープを貼って、上からラインをトレース。
パソコンに取り込んでイラストレーターでデータを作り、アルプスプリンタの
特色イエローとマゼンタの重ねでプリントしました。

ノーズのイエローのMATRAの文字はホワイトベースをアルプスで出力、
インクジェットデカルの薄いイエローを重ね貼りしています。
ボディー色のMATRAのロゴは発色の難しい色で、インクジェットでいろいろ試したけれど
どれもいまひとつ。
文字2枚にわざわざ何千円のクロマテックを頼むのも大層なので、アルプスの特色シアンの
ベタ2回合成で済ませました。ちょっと濃いけれどそれほど違和感はないので良しとします。
ベルトワーズの文字もタミヤと大きさが違うので作り直し。

このあと数日乾燥させてクリア吹きに入ります。

MATRA MS11 : 14

2009-08-22 |  MATRA MS11 1/12 : IMAI/Bandai
前回からちょっと時間が経ってしまいました。
相変わらずナメクジの歩みですが、塗装も終了。

工程は前後しますがエンジンのマウントのところはこんな感じです。
初めのほうのエントリーでも書きましたが、エンジンはシャーシの底に載るのと
同時に、後端のU字型のサブフレームに出ているピンに引っかけて止めます。



タミヤに比べて1cm~も高いマウント位置を下げるため、まずシャーシーの
底の部分をエンジンに合わせて適当に切断。
ついでサブフレームのピンも、アームとダンパーの固定ピンだけ残して切断。
フレーム全体も上部を3mm下げました。
エンジンから張り出したマウント部が下のシャーシーに当たるので
この部分に四角い穴をくりぬいて、そこに収まるようにしました。
いささか強引な方法で実車とは違いますが、載せるとエキゾストの陰になるので
ほとんど目立ちません。

で、以前の画像と比べてみました。




ほぼタミヤと同じ位置までエンジンが下がりました。
サブフレームを切って下げたので、ここに付くスタビライザーもマフラーに
当たらず、サスのアッパーアームとエキゾストもギリギリ干渉せずにクリア。



画像にはありませんが、ダンパースプリングはちょっとお粗末なので、タミヤから
流用します。
タイヤのロゴをイエローに塗って、フロントだけアップライトを組みました。
ここから先はボディーにデカールを作って貼って、クリア仕上げが出来てからの作業です。
またちょっと先になりますが、しばしお待ちを…。
そのあいだに別の製作にも入る予定です…。


MATRA MS11 :13

2009-08-12 |  MATRA MS11 1/12 : IMAI/Bandai
今日は本当に久しぶりに晴れ間が出て、夏らしい天気になりました。
ここぞとばかり仕事の合間にマトラもちょっと塗装です。

下地塗装のあとホワイトを吹いたところまで済んでいましたので
ナンバーのサークルとストライプをマスキングテープで切り出して貼ります。
マトラのブルーはタミヤのフレンチブルーを吹こうかと思いましたが
クレオスのスカイブルーとキャラクターブルーにフィニッシャーズの
フォーミュラ・フレンチブルーを少し混ぜてブラシで吹きました。
コクピットの中もブルーなのでバルクヘッドと共に、ここも塗装。
メーターパネルはあまりにショボく、穴しか空いていないので
ここはタミヤのパネルを使うことにします。

タミヤカラーを吹いた昔の完成品と比べると微妙に赤身が強めです。
エンジンを載せて比べてみるとなかなか見栄えがしますね。

このあと再びマスキングして、ノーズにダークブルーを吹きます。
デカールはタミヤのキットから一部を流用し、赤いピンストライプや 
MATRA ELFなどのロゴはすべてイラストレーターで作る予定です。



MATRA MS11 :12

2009-08-04 |  MATRA MS11 1/12 : IMAI/Bandai
マトラのエンジンがやっと完成です。

こうしてみると長いクロームメッキのマフラーが凄い。
ひょっとしてタミヤよりカッコイイのではないでしょうか?

今のF1はエンジンやミッションがどんどんコンパクトになって
おまけに空力付加物ばかりが目立ちますが、この時代はメカメカな
美しさやボリュームが目一杯感じられて、いかにもレースカーという
感じが伝わってきます。

ギヤボックスの上に0.5mmのアルミ板を追加して、タミヤの補機類を流用。
モナコ、ベルギーの2戦で、パイプの取り回しや位置があちこち変わっているので
このあたりは適当です。
素組みなのでマフラー同士の間隔が空いているのは気になりますが、それでも
ニョキっと延びた6本の迫力ある雰囲気は満点です。

まだ先は長いですがちょっと楽しみになってきました。


MATRA MS11 : 11

2009-07-29 |  MATRA MS11 1/12 : IMAI/Bandai
今日はマトラもちょっとだけ進行
エキゾスト&マフラーとホイールの塗装をしました。

マフラーは径4.8mmのプラパイプを使用します。
キットのパーツより2cmほど長く切って、エキゾスト集合部とすべて一体に接着して成形。
サフェーサーを吹き2000番のペーパーを当ててから、タミヤの缶スプレーのブラックを
吹きコンパウンドで磨きました。
集合部より前はクレオスのスーパーシルバーのエアブラシ吹き。
マスキングしてマフラーにスパッツスティックスを吹いて、トーンの違いを表現しました。

ホイールは最初からグレーメタリック塗装されているので、全部落としてから同じように
ブラック~スパッツを吹いています。