ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

イマイ ロータス49 : 1/12 IMAI LOTUS 49 : 2

2018-07-31 |  Lotus 49 1/12 IMAI

さて、動力となるRE14モーターですが、キット付属のものは通電しても回らないので
手持ちのジャンクを使用。
樹脂製ピニオンギヤは経年で割れる恐れがあるので、真鍮のギヤを打ち込んで動かしているうちに
変な音がし始めたので、これはモーターも変えなきゃダメだと後継モデルでもあるRE-140 をネットで注文。
ついでにギヤも耐久性のあるやつを、とミニ四駆用カーボン強化ギヤに。

まあちょっと動かすだけなので本当は何でも良いんですけどね。

ドライブシャフトはコグレの1/12のように、コの字型のパーツのユニバーサルジョイントを
組み合わせる簡易型のやつ。

シャフトの出る穴もメチャデカくてここに付くカバーの部分も無骨で大きい。
まずはバッサリ切り落としてからWAVEのタンクパーツの直径がピッタリだったので、これを輪切りにしてミッションに接着しました。








ドライブシャフトも実車通りのタミヤに置き換えようかと思いましたが、あのホンダやロータスを
走らせると結構ここんとこは華奢な作りでグラグラして壊れそうな雰囲気ですよね。
オモチャっぽいのをどうにかしたいけれど今回はキッチリ走らせたいので、ここは丈夫なイマイをそのまま使い
ちょっとだけそれっぽくしておこうとメーターリング同様、丸めた0.7mmのフレキシブルワイヤを押しつぶしジョイントパーツに接着しました。








こんな感じでミッチャクロン、サフ、ブラックを吹いて、あとでスパッツスティクスでクロームに仕上げ組んでみました。







上に見えるスロットルプレートはなぜか2段重ねになる構成です………..?
赤で示した隙間からフューエルパイプが出てくるんですが、資料を見ても実車はこんな風になっていないので
ここは削って接着してしまいます。
エアファンネルですがタミヤと比べると間隔も広く長くてスカスカに見えるので、ここはタミヤに置き換えます。
エンジン下部に付くウォーターポンプは5〜7つのパーツで構成されるんですが、タミヤと形も全く違います(笑)

スロットルプレートも細部をパテで修正してサフを吹いて大体出来ました。


大塚康生16歳の車の画帖―終戦直後の日本の路上にて

2018-07-21 | Illustration


最近手に入れたクルマ関係の本をご紹介。

日本のアニメーション創世記から活躍し、ルパン三世や未来少年コナンはじめ数々の作品を手がけてきた大塚 康生氏が少年時代を過ごした山口の街中でスケッチした、進駐軍のトラックやジープなどの作品集『大塚康生16歳の車の画帖―終戦直後の日本の路上にて』

先日の航空祭の記事でコメントしてくださった、ブックマークでリンクしているPAPAYOYOさんに紹介していただいた本です。
これは現在『ジープが町にやってきた―終戦時14歳の画帖から』というタイトルで改題、改訂された文庫本が発売されています。
オリジナルは1987年に発売されすでに絶版になっていて入手は困難と思いましたが、とあるネットショップで幸運にもビックリ価格で売ってるのを発見して購入しました。



大戦が終わって進駐軍が日本各地にやってきた昭和20年。これまで日本人が見たこともない自動車の大軍が、中国地方の小さな街にもどっと押し寄せ、大塚少年は毎日片っ端からスケッチをして描き続けました。

あまりに細部まで正確に描写したため、怪しまれて進駐軍にスケッチブックを没収されたことも。
鉛筆でスケッチしたあとで万年筆で作画し、薄めたインクや色鉛筆で仕上げていますが、今更ながらに14歳〜16歳の大塚氏の画力の凄さに圧倒されます。










写真を撮ってそれを見て描いているわけではなく、土埃舞う山口市内のあちこちに止まっている軍用車両をひたすらスケッチし、帰宅後に1点1点記憶を呼び起こしながら描いていたのを想像すると、この観察力、記憶力、表現力の素晴らしさに感動します。

文庫本も先日見ましたが、やはりオリジナルは20cm×21cmの大きさなので全然違います。
もし見つけられたら是非おすすめです!

大塚氏に関する書籍はいろいろ発売されていますが、この本はその中でも天才のルーツの一コマを知ることが出来るかなり貴重な一冊です。

イマイ ロータス49 : 1/12 IMAI LOTUS 49 : 1

2018-07-11 |  Lotus 49 1/12 IMAI

さてさて、そろそろ始めなければということで
イマイの49です。

まずはグリーンメタリックに塗られたこの塗装を剥がさねば、ということで
水抜き剤をドボドボと100均のタッパウェアに注ぎ、ボディーパーツを漬けてしばらくおきます。
1時間ほど経つと塗膜がシワシワになってくるので、つまんで剥がすとペロペロと面白いように剥がれてきます。




左下の〝ふえるワカメ〟みたいなのが剥がした塗膜です。
モールドの中や入り組んだところも流水に当てながら歯ブラシでこすれば取れてきます。




剥がした後のキットのパーツはなぜかシルバーでした。
水洗いして乾かしてから、改めてモナカ割りのボディーを仮組みして確認。

左がイマイ、右がドナーにするタミヤの49Bです。いかにイマイのボディーが薄っぺらいか判ります。
前後バルクヘッドの形状も全然違います(笑)
原寸で5mmくらいは厚みが違いますね。(ということは実車で6cm 、大したことないじゃん、と思いますが)
タミヤのノーズカウルを当ててみたらカーブがピッタリ!
あれ?なんかカッコ良いんじゃない?(笑)






次にDFVエンジンを組んでみました。

左がタミヤです。

最初タミヤより大きく感じましたがそうでもないですね。
ディテールが無骨なので大きく感じたのかも...........。
タミヤもギヤボックスを中に入れるためにだいぶ実際より大きくなってますが
イマイのこのカムカバーは何とも...........。
他のエンジンみたいに見えますが、ここはどうしたものか...........。

タミヤの上に実車画像を薄く重ねてみました。(赤枠)
タミヤもちょっと上下が厚いですね。
イマイとタミヤの中間くらいの厚さがちょうどかも。

とりあえず新しいモーターも入手したし、走らせる前提なので、このまま組むしかないですね。
部分的にスルーできないところだけ流用、自作することにします。