ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

D・ガーニーのイーグル

2008-08-27 | Motorsport

ついでにポスターをもう一枚。

お~!ダン・ガーニーじゃん!!
と、オジサンが泣いて喜ぶイーグル・ウェスレイクV12です。
67年モナコGPですね。

葉巻型F1の魅力の一つはなんと言ってもむき出しのエンジンや
エキゾストパイプなどののメカです。
70年代になって空力を追い始めたF1は、だんだんカウルでエンジン周りを覆ってしまい
挙げ句にニョキニョキいろいろ生えてきて、今や何だか訳わからん格好(笑)になってし
まいましたが、この時代はシンプルでホント判りやすい。

クロームメッキのエキゾストやサスアームがキラッと光って
60年代!という感じですね。
このマシンと、68年のマトラMS11のモナコタイプ(6本マフラー)は
クロームの長いマフラーが魅力です。
イマイの1/12マトラのボックスアートなども忘れられませんネ。
もちろんホンダRA273やフェラーリ312のように、Vバンクの真ん中で
テンコ盛りスパゲッティーみたいにうねる、耐熱塗装された白いエキパイもいい!

ん~、またタミヤのホンダでも作ろうかなあ!。
…ってその前に作りかけが一杯あるんですが…。


チョイ・ヤバなポスター

2008-08-26 | Motorsport
以前入手したポスターのひとつです。

ちょっとショッキングな絵柄ですが、これが結構マニアックな内容なのでご紹介。

元はLa DOMENICA del CORRIERE(ドメニカ・デル・コリエーレ)という1899年から1989年まで発行されていた古いイタリアの絵入り新聞の表紙です。
事件、事故、世相などゴシップ記事中心の大衆向け新聞と言っていいかもしれません。
カラーの表紙絵が有名で毎週日曜日に無料で発行されていたとか。

このイラストはWalter Molinoというイタリアのイラストレーターが描いているんですが、1959年のモンツァでのFJレース「グラン・プリミオ・デラ・ロッテリア・ディ・モンツァ」でトップドライバーの2人、アントニオ・クリヴェラーリとアルフレッド・ティナッツォがアスカリ・カーブ(現クルヴァ・ヴィアローネ)で衝突した有名?な事故シーンです。

実はかなり昔にレース関係の洋書でこの絵を見た記憶があり、一体描かれたレースは何だったのかとずっと記憶に引っかかっていたものです。

ご覧になって判ると思いますが進行方向に対してアスカリカーブが逆です。
ひょっとしてレースは逆回りだったのか?と思い調べてみましたがどうもそうではなく、明らかに構図的にこのほうがバランスが良いと考えて変えただけみたいですね。

実際は接触して2台ともコース外に飛ばされドライバーも投げ出されたんですが、かなり誇張されて大袈裟な表現で描かれています。

興味本位で趣味の悪い絵と言ってしまばそれまでですが、想像力をフルに働かせて描き上げたモリーニの筆の動きが伝わってきそうで結構気に入っています。

他にもこの新聞は面白い作品がいっぱいあって、たとえばUFOや人魚にはじまり蛇のような体のネコを見た話とか、着物姿でフラフープに興じる日本人などなど…。

いかにも大衆の興味を引くような可笑しくも怪しい題材の作品もありますが単に絵画として見れば、どれも昔の少年雑誌の挿絵的迫力と不思議な説得力があります。
イタリア語が分からなくても、あれこれ想像を巡らして見てみると楽しいかもしれません。



67 STP Turbine Car : Bandai

2008-08-20 | お宝もの
先日のバットモービルのところでも書いた
いわゆる“子持ちシシャモ”のグラナテリ・タービンカーです。

バンダイの1/12スケール。
20年以上前に組み立てたものですが、今のオークション取引価格を知っていたら
絶対作らなかったんですが…。(笑)
模型雑誌の売買欄で購入し、たしか15000円ほどだったと思います。

上下分割のボディーは一体で成型し直し、リベットはすべて虫ピンを埋め込みました。
また4駆のはずなのにギヤボックスから前輪への駆動パーツが一切無いので自作しています。
タミヤのMP4/6からシートベルトを流用、ステアリングにはテープを巻いて
ウインドは塩ビのバキュームです。
シートには皮シールを貼っています。
リヤの40番のところにはブレーキングで立ち上がるエアスポイラーがあります。
切り離して作りたかったけれど構造が判らなかったので諦めました。

蛍光オレンジ塗装後に実車用ウレタンクリアを吹きました。
実車用なので塗膜が硬く研ぎ出しは簡単に済ませています。

7年ほど前のモデルカーズ誌に秋山 宗氏の凄い作品が載ったので
一瞬レストアしようかと思いましたが、万が一の場合にドナーになるキットが
いまや入手不可なので諦めました。
リヤエンドの2つの給油口をエキゾストパイプと取り説には書いてあります。
実車についてメーカーも良く判っていないんだけど(笑)この時代にこのマシンを
1/12で再現した熱意は素晴らしいと思います。

パーネリー・ジョーンズがドライブし、あと一歩のところで勝利を逃してしまいましたが
インディーカーの中ではダントツトップで好きなマシンです。
プラット&ホイットニー製のヘリコプター用ガスタービンエンジンを搭載しています。

この実車は1970年の大阪万国博のアメリカ館で、もう1台のインディーカーと
トップフューエルのドラッグスターとともに展示されました。
展示されるとは全く知らなかったので、これを実際に目の当たりにした時は
あまりの感動!にその場でフリーズした(涙)覚えがあります。

68年のロータス56も大好きで、特にノーズとタイヤを蛍光イエローに塗ったジョー・レオナード車の
派手な出で立ちは、いかにもインディーカーという感じで良いですねえ。

毎年春のインディージャパンには、本国ミュージアムから歴代の名車を何台か持ってきて
展示してくれます。(来年は9月)
ロータス56も数年前にはアル・アンサー(シニアのほう)がデモ走行してくれましたが
模型や写真ではなく、本物のインパクトは凄かった。

是非今度は67年のグラナテリのほうも持ってきて欲しいと思うのですが。
茂木の担当者様、是非お願いします!!<m(__)m>




















69: John Woolfe PORSCHE 917LH(3)

2008-08-10 | PORSCHE
暑くて模型作りどころではなく遅々として進みませんが
何とかドライバーまで完成です。
キットと同じ1/20のタミヤ製ドライバーを乗せようとしたところ
大きすぎて全くコクピットに収まりません。

仕方なく1/24のタミヤ936から流用しましたが、今度はちょっと小さいです。
でもなぜか頭がつかえて、ボディーカウルが浮いてしまいます。
まあそんなにシビアなものではないので、適当に削って合わせて完成です。

車高が高すぎて格好悪いのでフロントを3mmほど下げたところ
かなり良い雰囲気になりました。
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ウルフェは良いスタートを切ったものの、周りを超一流ドライバーに囲まれ
明らかにオーバーペースでメゾン・ブランシュに進入。
S字の立ち上がりアウト側の草地に足を取られてコントロールを失い、反対側の土塁にクラッシュして真っ二つになったマシンから投げ出されてしまいました。
なんでもスタート時にちゃんとシートベルトをロックしていなかったとの噂も…。

アマチュアでもそれなりに経験はあったものの
ジャジャ馬917は彼の手には重すぎたのかもしれません。

ということで今日はここまで~。






1935 German Grand Prix  ニュルブルクリンク第1作

2008-08-08 | Illustration
ということで1935年7月28日のドイツGPです。
あまりに古いテーマですが大好きな時代で、1年ほど前に描き上げた作品です。
10号キャンバスボードにリキテックス&ガッシュ。

第三帝国の威信をかけてメルセデスとアウトウニオンの一騎打ち、と思いきや
時代遅れのアルファロメオP3を駆るタツィオ・ヌヴォラーリが勝った
モータースポーツの歴史上でも非常に有名なレースのひとつです。

25万を超す大観衆が詰めかけたこのレース、雨で濡れたコースに一番で飛び出したのは
雨の名手、カラツィオラのメルセデスベンツW25でした。
2位で追いかけるローゼマイヤーのアウトウニオンは数周後にトラブル。
ここで3位に上がったのが何とヌヴォラーリ。
曲がりくねったコースをどんどん追い詰めてついにトップに!

しかしその後のピットインの燃料補給で、補給装置のトラブルのため
2分もかかってしまい6位に転落。
トップはマンフレッド・フォン・ブラウヒッチュのW25.

その後のヌヴォラーリの追い上げは伝説になるほどもの凄く、その差はどんどん縮まり
みるみるうちに30秒差。
トップを死守するためにタイヤに無理をかけたブラウヒッチュは、最終ラップの
カルーセル1の入口で左後輪がバースト!
なんとかゴールまで持って行こうとする中、もう1輪もバースト…。
その横を追い越していったヌヴォラーリの逆転優勝となりました。

観戦していたヒトラーは怒り、大観衆は沈黙してしまったといいます。
表彰式で流すイタリア国歌を、はなから用意していなかったため
ヌヴォラーリが自らトランクの中から国歌のテープを取り出したといいます。

ところでリザルトを見ると、この頃のレースは悠に4時間を超えています。
プアなタイヤにモンスター級エンジンのマシン。
危険極まりないノルドシュライフェを体力の限り突っ走った
当時のドライバーのもの凄さは今から想像出来ません。

と、長々描きましたがイラストは敗者ブラウヒッチュのメルセデスです。
市販のドイツ車は興味ないけど(笑)シルバー・アローのグランプリカーは
本当にカッコイんだなあ!!



68 : Nurburgring 1000km (1)

2008-08-02 | Illustration
現在進行中のイラスト、FORD P68です。
下書きも出来て、すでに下塗り、ベースまで完成。
10号のキャンバスボードにアクリルです。

名車GT40の栄光を引き継ぐはずだったのに結果、失敗作に
なってしまいましたが、その非常に美しいスタイルで
60年代スポーツプロトタイプの中でも、ファンの多いマシンですね。

テーマは68年のニュルブルクリンク1000Km。
カルーセルに飛び込むリチャード・アトウッドの7号車です。
ご存じのように8号車はクリス・アーウィンが野ウサギを撥ねて
とんぼ返りを打ってクラッシュし、ドライバー生命を絶たれてしまいました。

後ろに見えるのはポルシェ908ですが、あくまで想像上のシーンです。

あ、第1作目は後日ご紹介。


ジェイソン・ムラーズ東京公演

2008-08-01 | Music
29日は待ちに待ったJASON MRAZのライブに行ってきました。
2年前は恵比寿リキッドルームでしたが、今回は渋谷AXでの公演。

2F指定席の一番後ろという最悪の席だったけれど
気兼ねなく楽しめて逆に良かったかな。
見下ろす1Fフロアは立錐の余地もないほど満員。

最新作から“make it mine”で始まったライブは、ホーンセクションも加えて
ROCK、ファンク、JAZZ、ヒップホップとあらゆるエッセンスが一杯の
いつものムラーズ節が炸裂しました。
途中2階席にホーンの3人が上がって来て、なんと客席からも演奏。

最後はメンバーをポラロイドで撮って客席に飛ばしてプレゼント。
あっという間の90分でした~。
いや~良かったなあ。!また次回も絶対見に行きます。