ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

アルファロメオ・ミート

2008-08-29 | ミニカーとスロットカー
アルファ久々のニューモデル、アルファロメオ・Mitoのミニカーです。
Norevの1/43。

世の中のクルマがみんなつり目で、キャラクターラインを目立たせた
厳つい格好になっていくのに反して、なんともノホホンと言うかズングリした
印象のクルマですが、果たして来年の発売、売れるでしょうか?

まあアルファのバヤイ156や147の時のように、たいていスクープ画像や
スケッチでガッカリさせられても、実車を見るとそうでもない(笑)ことが普通なので
これもちょっと楽しみです。
実際、見た人によれば結構エレガントで見た目ほど不細工ではないとのこと。
安心して待ちたいと思います。(と言っても買い換えの予定は無いけれど…)

ただライトの下のスペースにナンバープレートが付くんだろうけど
いつもの事ながら、日本のプレートの縦横比ではどうなんだろうなあ?

んなわけで愛車147のミニカーと並べてみました。
Mitoはちょっと車高が高すぎですね。
147はCararama製の珍しい5ドアモデルです。
どちらも出来はチープですがなかなか雰囲気は良く掴んでいると思います。



D・ガーニーのイーグル

2008-08-27 | Motorsport

ついでにポスターをもう一枚。

お~!ダン・ガーニーじゃん!!
と、オジサンが泣いて喜ぶイーグル・ウェスレイクV12です。
67年モナコGPですね。

葉巻型F1の魅力の一つはなんと言ってもむき出しのエンジンや
エキゾストパイプなどののメカです。
70年代になって空力を追い始めたF1は、だんだんカウルでエンジン周りを覆ってしまい
挙げ句にニョキニョキいろいろ生えてきて、今や何だか訳わからん格好(笑)になってし
まいましたが、この時代はシンプルでホント判りやすい。

クロームメッキのエキゾストやサスアームがキラッと光って
60年代!という感じですね。
このマシンと、68年のマトラMS11のモナコタイプ(6本マフラー)は
クロームの長いマフラーが魅力です。
イマイの1/12マトラのボックスアートなども忘れられませんネ。
もちろんホンダRA273やフェラーリ312のように、Vバンクの真ん中で
テンコ盛りスパゲッティーみたいにうねる、耐熱塗装された白いエキパイもいい!

ん~、またタミヤのホンダでも作ろうかなあ!。
…ってその前に作りかけが一杯あるんですが…。


チョイ・ヤバなポスター

2008-08-26 | Motorsport
以前入手したポスターのひとつです。

ちょっとショッキングな絵柄ですが、これが結構マニアックな内容なのでご紹介。

元はLa DOMENICA del CORRIERE(ドメニカ・デル・コリエーレ)という1899年から1989年まで発行されていた古いイタリアの絵入り新聞の表紙です。
事件、事故、世相などゴシップ記事中心の大衆向け新聞と言っていいかもしれません。
カラーの表紙絵が有名で毎週日曜日に無料で発行されていたとか。

このイラストはWalter Molinoというイタリアのイラストレーターが描いているんですが、1959年のモンツァでのFJレース「グラン・プリミオ・デラ・ロッテリア・ディ・モンツァ」でトップドライバーの2人、アントニオ・クリヴェラーリとアルフレッド・ティナッツォがアスカリ・カーブ(現クルヴァ・ヴィアローネ)で衝突した有名?な事故シーンです。

実はかなり昔にレース関係の洋書でこの絵を見た記憶があり、一体描かれたレースは何だったのかとずっと記憶に引っかかっていたものです。

ご覧になって判ると思いますが進行方向に対してアスカリカーブが逆です。
ひょっとしてレースは逆回りだったのか?と思い調べてみましたがどうもそうではなく、明らかに構図的にこのほうがバランスが良いと考えて変えただけみたいですね。

実際は接触して2台ともコース外に飛ばされドライバーも投げ出されたんですが、かなり誇張されて大袈裟な表現で描かれています。

興味本位で趣味の悪い絵と言ってしまばそれまでですが、想像力をフルに働かせて描き上げたモリーニの筆の動きが伝わってきそうで結構気に入っています。

他にもこの新聞は面白い作品がいっぱいあって、たとえばUFOや人魚にはじまり蛇のような体のネコを見た話とか、着物姿でフラフープに興じる日本人などなど…。

いかにも大衆の興味を引くような可笑しくも怪しい題材の作品もありますが単に絵画として見れば、どれも昔の少年雑誌の挿絵的迫力と不思議な説得力があります。
イタリア語が分からなくても、あれこれ想像を巡らして見てみると楽しいかもしれません。



ASTON MARTIN DB3S : 3

2008-08-24 | レストアもの
バラバラに解体しました。
たったこれだけのパーツです。
ホント必要最低限という感じで、いかにも昔のプラモキットですね。
タイヤもプラスチックです。

塗装工程上、前後アクスルは外さずシャーシーに固定したままです。
ボディーとシャーシを接着して接着面をきれいに整え、塗装します。
シートはあとから入れられるので、問題なし。
ライトはクリアのブロックなので、これをそのまま型にして
塩ビでヒートプレスすることにします。

ちょっと見にくいですが、このキットはスポークホイールが無く
クリアの円盤だけです。
おそらくスポークのデカールが貼ってあったものと思われますが
アルフェッタなど他の車種では、円盤にスポークのモールドが
入っています。
どちらが旧いのかはちょっと判りません。

ということで、ここはナンバーともどもイラストレーター製作の
自作デカルでいきます。


ASTON MARTIN DB3S : 2

2008-08-22 | レストアもの
アストンマーチンDBS3、とりあえず塗装を落としてパーツ解体です。

タッパウェアにガソリンタンクの水抜き剤を入れて、ポチャッと浸けました。
このまま一晩おいてから歯ブラシでゴシゴシこすって、塗装を落とします。
接着剤もポロリとはがれるので、無理矢理パーツを外すこともありません。

よくシンナー風呂に浸けますが、あれだと短時間ならともかく
当然の事ながらプラを犯すので、場合によっては溶けたり変形したりします。
リスクが大きいので、プラキットの場合たいていは水抜き剤のお世話になります。
カーショップでも1本200円くらいなので安いし、汚れたらティッシュで濾して
注ぎ足しながら使えばいいので経済的。

揮発するのできちんとフタをして、火の気には十分注意しないとヤバイです。
前回は赤い塗装を落としたので、鉄分の多い温泉みたいですネ…(笑)

67 STP Turbine Car : Bandai

2008-08-20 | お宝もの
先日のバットモービルのところでも書いた
いわゆる“子持ちシシャモ”のグラナテリ・タービンカーです。

バンダイの1/12スケール。
20年以上前に組み立てたものですが、今のオークション取引価格を知っていたら
絶対作らなかったんですが…。(笑)
模型雑誌の売買欄で購入し、たしか15000円ほどだったと思います。

上下分割のボディーは一体で成型し直し、リベットはすべて虫ピンを埋め込みました。
また4駆のはずなのにギヤボックスから前輪への駆動パーツが一切無いので自作しています。
タミヤのMP4/6からシートベルトを流用、ステアリングにはテープを巻いて
ウインドは塩ビのバキュームです。
シートには皮シールを貼っています。
リヤの40番のところにはブレーキングで立ち上がるエアスポイラーがあります。
切り離して作りたかったけれど構造が判らなかったので諦めました。

蛍光オレンジ塗装後に実車用ウレタンクリアを吹きました。
実車用なので塗膜が硬く研ぎ出しは簡単に済ませています。

7年ほど前のモデルカーズ誌に秋山 宗氏の凄い作品が載ったので
一瞬レストアしようかと思いましたが、万が一の場合にドナーになるキットが
いまや入手不可なので諦めました。
リヤエンドの2つの給油口をエキゾストパイプと取り説には書いてあります。
実車についてメーカーも良く判っていないんだけど(笑)この時代にこのマシンを
1/12で再現した熱意は素晴らしいと思います。

パーネリー・ジョーンズがドライブし、あと一歩のところで勝利を逃してしまいましたが
インディーカーの中ではダントツトップで好きなマシンです。
プラット&ホイットニー製のヘリコプター用ガスタービンエンジンを搭載しています。

この実車は1970年の大阪万国博のアメリカ館で、もう1台のインディーカーと
トップフューエルのドラッグスターとともに展示されました。
展示されるとは全く知らなかったので、これを実際に目の当たりにした時は
あまりの感動!にその場でフリーズした(涙)覚えがあります。

68年のロータス56も大好きで、特にノーズとタイヤを蛍光イエローに塗ったジョー・レオナード車の
派手な出で立ちは、いかにもインディーカーという感じで良いですねえ。

毎年春のインディージャパンには、本国ミュージアムから歴代の名車を何台か持ってきて
展示してくれます。(来年は9月)
ロータス56も数年前にはアル・アンサー(シニアのほう)がデモ走行してくれましたが
模型や写真ではなく、本物のインパクトは凄かった。

是非今度は67年のグラナテリのほうも持ってきて欲しいと思うのですが。
茂木の担当者様、是非お願いします!!<m(__)m>




















MERIT ASTON MARTIN DB3S : 1

2008-08-17 | レストアもの
先日、私の師匠でもある画家さんから珍しいプラモ完成品をいただきました。
あの50年代から60年代にかけてのイギリスの名キット、MERITの56年型アストンマーチンDB3Sです!
海外のコレクターの完成品で思い切り素人作なんですが、これは私的にも
ストライクど真ん中アイテムです。

MERITは日本で言うとプラモ創世記の頃のメーカーですが
当時の傑作マシンを10数種類もラインアップしていました。
上下割りのボディーなど技術的なレベルが低いのは仕方ないけれど
どの車種も本当に見事なプロポーションを最低限のパーツで
表現しています。

プラモデルの原点ともいうべきこのキット、このシリーズの
アルファロメオ158やタルボ・ラーゴGPはのちにチェコのSMERから
再販され、いまでもヤフオクなどで時々見かけますね。
そういえばモデルカーズの87年1月号にも記事がありました。

ジャガーDタイプやBRM-F1のキットを持っていますが
お宝なので未だに作れません。
このアストンは是非ドライバーフィギュアも乗せて、きれいにレストアしようと思います。
いつか全部完成させてイギリスのヒストリック3台並べてみたいですね。

カンチェラーラ金メダル!

2008-08-13 | Cycle Roadrace
今日の午後行われた北京オリンピック、男子ロード・個人タイムトライアルは
スイスのファビアン・カンチェラーラが念願の金メダル!
やりました、贔屓の選手なのでとっても嬉しい!!

先のツールでもステージ優勝は出来なかったものの
良い仕事してくれたしなあ。

で、これは今から3年前のファッサボルトロ時代のサインカードです。
この翌年CSCに移籍したあとは2年連続でタイムトライアルの世界チャンピオン。
今回のオリンピックも確実にメダル獲得候補でした。

しかし人気の無い種目ははなから放送もないのが悲しい。
どうにかならないものか…。

66  TV版バットモービル

2008-08-12 | ミニカーとスロットカー
最新作「ダークナイト」が公開になったばかりのバットマンですが
こちらは最新ダイキャストミニカーの66年のTV版バットモービルです。
バットモービルというよりバットマンカーという呼び名のほうが
オジサン達にはしっくり来ますね。

マテル/hotwheel製1/18スケール。
先に発売になったノーマル・バージョンに続きエリートバージョンが発売になりました。
コクピットの電話や小物などしっかり作り込まれてなかなか見応えのある完成度です。
原子力エンジンもなかなかの迫力。
このエンジン、67年インディー500に出た“子持ちシシャモ”のSTPタービンカーの
エンジンみたいですね。

しかし改めて見ても今から40年以上前とは思えない格好良さ!
もちろんこれはこのクルマのオリジナルであるリンカーン・フューチュラが
素晴らしいスタイリングであるからですが、やはり色々な劇中車の製作を手がけた
ジョージ・パリスのセンスが光ります。

さすがにこの上のスペシャルエリート・バージョンは40000円!と
おいそれと手が出ない価格ですが、その作り込みはちょっと気になります。



69: John Woolfe PORSCHE 917LH(3)

2008-08-10 | PORSCHE
暑くて模型作りどころではなく遅々として進みませんが
何とかドライバーまで完成です。
キットと同じ1/20のタミヤ製ドライバーを乗せようとしたところ
大きすぎて全くコクピットに収まりません。

仕方なく1/24のタミヤ936から流用しましたが、今度はちょっと小さいです。
でもなぜか頭がつかえて、ボディーカウルが浮いてしまいます。
まあそんなにシビアなものではないので、適当に削って合わせて完成です。

車高が高すぎて格好悪いのでフロントを3mmほど下げたところ
かなり良い雰囲気になりました。
-----------
ウルフェは良いスタートを切ったものの、周りを超一流ドライバーに囲まれ
明らかにオーバーペースでメゾン・ブランシュに進入。
S字の立ち上がりアウト側の草地に足を取られてコントロールを失い、反対側の土塁にクラッシュして真っ二つになったマシンから投げ出されてしまいました。
なんでもスタート時にちゃんとシートベルトをロックしていなかったとの噂も…。

アマチュアでもそれなりに経験はあったものの
ジャジャ馬917は彼の手には重すぎたのかもしれません。

ということで今日はここまで~。






1935 German Grand Prix  ニュルブルクリンク第1作

2008-08-08 | Illustration
ということで1935年7月28日のドイツGPです。
あまりに古いテーマですが大好きな時代で、1年ほど前に描き上げた作品です。
10号キャンバスボードにリキテックス&ガッシュ。

第三帝国の威信をかけてメルセデスとアウトウニオンの一騎打ち、と思いきや
時代遅れのアルファロメオP3を駆るタツィオ・ヌヴォラーリが勝った
モータースポーツの歴史上でも非常に有名なレースのひとつです。

25万を超す大観衆が詰めかけたこのレース、雨で濡れたコースに一番で飛び出したのは
雨の名手、カラツィオラのメルセデスベンツW25でした。
2位で追いかけるローゼマイヤーのアウトウニオンは数周後にトラブル。
ここで3位に上がったのが何とヌヴォラーリ。
曲がりくねったコースをどんどん追い詰めてついにトップに!

しかしその後のピットインの燃料補給で、補給装置のトラブルのため
2分もかかってしまい6位に転落。
トップはマンフレッド・フォン・ブラウヒッチュのW25.

その後のヌヴォラーリの追い上げは伝説になるほどもの凄く、その差はどんどん縮まり
みるみるうちに30秒差。
トップを死守するためにタイヤに無理をかけたブラウヒッチュは、最終ラップの
カルーセル1の入口で左後輪がバースト!
なんとかゴールまで持って行こうとする中、もう1輪もバースト…。
その横を追い越していったヌヴォラーリの逆転優勝となりました。

観戦していたヒトラーは怒り、大観衆は沈黙してしまったといいます。
表彰式で流すイタリア国歌を、はなから用意していなかったため
ヌヴォラーリが自らトランクの中から国歌のテープを取り出したといいます。

ところでリザルトを見ると、この頃のレースは悠に4時間を超えています。
プアなタイヤにモンスター級エンジンのマシン。
危険極まりないノルドシュライフェを体力の限り突っ走った
当時のドライバーのもの凄さは今から想像出来ません。

と、長々描きましたがイラストは敗者ブラウヒッチュのメルセデスです。
市販のドイツ車は興味ないけど(笑)シルバー・アローのグランプリカーは
本当にカッコイんだなあ!!



サワガニの唐揚げ

2008-08-03 | Miscellaneous
クルマと関係ありませんが…。

塗料とプラリペアが無くなったので、模型店のあるショッピングセンターに寄ったら
食料品売り場にサワガニがありました。

袋の中でカサカサと盛んに動いています。

ん~、今晩のオツマミはこれだな!と早速買って帰りタッパに移しました。
酒で酔わせてからゆっくりと素揚げにします。
さっと塩を振っていただきます!ビールが進みますねえ。

サワガニは寄生虫がいるので生で食べてはいけません。
(ま、食べる人もいないだろうけど)

居酒屋の定番メニューなので100%養殖だと思っていましたが
養殖はなかなか難しいとも聞きます。
でも全国の居酒屋で出されるサワガニの数は相当な数だろうし
養殖じゃないと無理だろうと思いますがどうなんでしょうね?

これには愛知県産と表示があります。

昔、夏休みに田舎に帰って親父と裏山の斜面を登ると
清水がチョロチョロ湧き出している所があって、大きな石を2~3個どけると
サワガニが何匹もはい出てきたのを思い出しました。

片っ端から捕まえてバケツに入れ、持って帰るとお婆ちゃんが
柔らかく佃煮にしてくれました。

近年は当然のことながら天然のサワガニは数が激減しているので
川で見つけても離してあげましょうね。

プラリペアも塗料もお目当てのものが欠品で、こちらは収穫なしでした。
ま、いいか。

68 : Nurburgring 1000km (1)

2008-08-02 | Illustration
現在進行中のイラスト、FORD P68です。
下書きも出来て、すでに下塗り、ベースまで完成。
10号のキャンバスボードにアクリルです。

名車GT40の栄光を引き継ぐはずだったのに結果、失敗作に
なってしまいましたが、その非常に美しいスタイルで
60年代スポーツプロトタイプの中でも、ファンの多いマシンですね。

テーマは68年のニュルブルクリンク1000Km。
カルーセルに飛び込むリチャード・アトウッドの7号車です。
ご存じのように8号車はクリス・アーウィンが野ウサギを撥ねて
とんぼ返りを打ってクラッシュし、ドライバー生命を絶たれてしまいました。

後ろに見えるのはポルシェ908ですが、あくまで想像上のシーンです。

あ、第1作目は後日ご紹介。