先日のバットモービルのところでも書いた
いわゆる“子持ちシシャモ”のグラナテリ・タービンカーです。
バンダイの1/12スケール。
20年以上前に組み立てたものですが、今のオークション取引価格を知っていたら
絶対作らなかったんですが…。(笑)
模型雑誌の売買欄で購入し、たしか15000円ほどだったと思います。
上下分割のボディーは一体で成型し直し、リベットはすべて虫ピンを埋め込みました。
また4駆のはずなのにギヤボックスから前輪への駆動パーツが一切無いので自作しています。
タミヤのMP4/6からシートベルトを流用、ステアリングにはテープを巻いて
ウインドは塩ビのバキュームです。
シートには皮シールを貼っています。
リヤの40番のところにはブレーキングで立ち上がるエアスポイラーがあります。
切り離して作りたかったけれど構造が判らなかったので諦めました。
蛍光オレンジ塗装後に実車用ウレタンクリアを吹きました。
実車用なので塗膜が硬く研ぎ出しは簡単に済ませています。
7年ほど前のモデルカーズ誌に秋山 宗氏の凄い作品が載ったので
一瞬レストアしようかと思いましたが、万が一の場合にドナーになるキットが
いまや入手不可なので諦めました。
リヤエンドの2つの給油口をエキゾストパイプと取り説には書いてあります。
実車についてメーカーも良く判っていないんだけど(笑)この時代にこのマシンを
1/12で再現した熱意は素晴らしいと思います。
パーネリー・ジョーンズがドライブし、あと一歩のところで勝利を逃してしまいましたが
インディーカーの中ではダントツトップで好きなマシンです。
プラット&ホイットニー製のヘリコプター用ガスタービンエンジンを搭載しています。
この実車は1970年の大阪万国博のアメリカ館で、もう1台のインディーカーと
トップフューエルのドラッグスターとともに展示されました。
展示されるとは全く知らなかったので、これを実際に目の当たりにした時は
あまりの感動!にその場でフリーズした(涙)覚えがあります。
68年のロータス56も大好きで、特にノーズとタイヤを蛍光イエローに塗ったジョー・レオナード車の
派手な出で立ちは、いかにもインディーカーという感じで良いですねえ。
毎年春のインディージャパンには、本国ミュージアムから歴代の名車を何台か持ってきて
展示してくれます。(来年は9月)
ロータス56も数年前にはアル・アンサー(シニアのほう)がデモ走行してくれましたが
模型や写真ではなく、本物のインパクトは凄かった。
是非今度は67年のグラナテリのほうも持ってきて欲しいと思うのですが。
茂木の担当者様、是非お願いします!!<m(__)m>