ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

MCG 1/18    Brabham BT20 : 1966  BritishGP

2024-04-10 | ミニカーとスロットカー


春真っ盛り、みなさまご機嫌いかがでしょうか?

先日のチョロQはおかげさまで大当たりで(笑)MFHの1/12を買おう!かと一瞬思いましたが止めてフレンチにしておきました。調子こいてまた何か作ろうかと考えています。
さて今回はほぼ2年に一度!の更新になりつつあるミニカーネタです。

MODEL CAR グループというドイツのブランドらしい1/18のブラバムBT20。
66年のイギリスGP2位のフルムのマシンです。

BT20はこの年のBT19 の後継車でエキゾストの取り回しとかが少し異なるくらい。
SparkからはBT19が出ていますが高過ぎるし何と言ってもこいつは安かった。
1/43がそのまんま1/18になったような出来ですが、値段も渋沢さん1枚より安い!43と同じくらいなので文句は言えません。




ブラバム・レプコの大きめモデルってのは何故かあまり見かけませんね。
この時代の葉巻型F1といえばやっぱりロータス49とかフェラーリ312、マトラやホンダが人気で、イーグル・ウェスレイク、マクラーレン、そしてBRMにクーパー・マセラティ...........。
あ、ローラやBRP、トレバー・テイラーのシャノンなんてのもあるけどほとんど無名か。

何故かブラバムは66年と67年のチャンピオンカーなのに、あんまし人気ないような気がします。
コスワースDFVがあまりに有名になってしまって、そもそもビュイックの2.5LがベースのRepcoのV8を積んでるブラバムは、F1が1.5Lから3Lになってドタバタしてる隙に勝ってしまったような雰囲気も。
とはいえ軽量なシャシーとパワーは無いけど壊れず振り回しやすいおかげで66年はJ・ブラバム、67年はD・フルムがワールドチャンピオンになりました。

パッと見た感じ、なかなか良い雰囲気ですが良く見りゃ安作りが目立ちます(笑)
ドライバーフィギュアはひとまわり小さいし変なゴーグルしてるし(笑)リヤタイヤも大きすぎる。
アウトボードのフロントサスのコイルダンパーやエキゾストなど一体成型の部分の甘さも目立ちます。
アーム類も太いしシルバー塗装なのでちょいと辛い。

ツッコミどころは満載ですが気兼ねなくバラして弄れそうだし、手の入れ甲斐はありそうです。
時間を見ていちど全部解体して塗れる所は塗り直し、作り直し手を加えるつもりです。



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さて先日のF1は初めて春の開催でお客さんも沢山入ってましたね。
その前のフォーミュラEは決勝日が土曜というのを忘れていて、気がついたら終わっていました。
あれこれ否定的な声はありましたが何と言ってもこの国で公道レースが実現出来たことは非常に大きく意義があると思います、政治的なチカラのおかげと言えばそうなんですが。

またすべて電気に置き換わるというのではなく、こうゆうレースも一つのカテゴリーとしてあって良いのではないでしょうか。フツーの人々にとって身近では無いモータースポーツをご近所まで一歩引き寄せたことは確かだと感じました。

1/18 アルファロメオ155 V6 2.5

2022-12-11 | ミニカーとスロットカー
なんと2年半ぶりのミニカーネタです。
コレクション整理でどんどん売ってばかりでホント買わなくなったからなあ。

こちらMITICA 1/18 アルファロメオ155 V62.5です。
ミチカ?って言うのかな今まで聞いたことの無かったメーカーです。

DTMのV6Tiはミニチャンプスやオートアート、hpi などから色々出ていましたが、市販車の155はミニチャンプスの1/43くらいしか見たことがありません。
市販車はイタリアでは棺桶みたいなどと揶揄されたけれど、日本ではDTMのおかげでそこそこ売れました。
ただDTMのイメージがあまりに強すぎてなかなか市販車はモデル化されませんでしたね。

1992年に日本で発売された当時のツインスパーク8Vはタイミングチェーンでエンジンは丈夫だったけれど、グリルがおっさん臭い地味なセダンでした。
これは当時CGの記事で読んでマジで欲しかったけれど結局買えず。
後にスポルティーバが発売になってグッと人気が出たけれど、なぜかナローボディの初期の155が好きです(笑)

でもって以前ブログでも取り上げたタミヤのキットの市販車戻しの改造放置品ですが………..。
実はだいぶ前に処分してしまいました。
内装とバンパーを残して10数年放置したあげく、すっかり作るのが面倒臭くなってしまいました。
ヤフオクに出して処分価格でマニアの方に売れたので良かったです。
あそこまで作るのに結構大変だったけれど心残りはなぜか全く無し(^^ゞ。

教訓 ♪♪〝放置品、結局最後は処分品〟、チャンチャン ♬

でもってこれ、おそらくディーラー向けらしいプロポーションモデルなのでドアやボンネットは開きません、残念。
ボルドーメタリックの美しい塗装、レジンキャスト製です。
ちょいと経年変化が心配ですが、その頃は生きているかどうかもわかんないので(笑)心配しても仕方ない。

造りは全く大したことありませんが、このブリスターフェンダーじゃない素の155のイメージはしっかり再現されているので問題なし.
ナンバープレートはちょっと作り変えたい気がします。
電気や自動運転には全く興味ありませんが、もしこのままの形でEVで再登場したら借金しても(笑)買ってしまいそうだなあ。

イタリア最大のモデルカー販売代理店のブランド(京商みたいなものか?)の製品でメイドイン中国です。
だいぶ前に1/18スケールのアルファ145をどこかで見た記憶があって、おそらくここの商品でしょう
他に155Q4や164Super、ジュリア1750やGT1300などもあるみたいです。

1/18にいろんなメーカーが参入するのはいいけれど、もうちょっと価格は何とかならないものかと思いますね。









PORSCHE 956 AMERICAN100's : MINICHAMPS 1/18

2020-07-23 | ミニカーとスロットカー
なかなか梅雨が明けませんねえ。

コロナはどんどんマズいことになりつつあり、連休もどこヘも出ず
家で篭もっております。

先日F1サイトを見ていて、シュタイアーマルクGP?って何よ?と思ったら
史上初めてF1が2連戦行われたと知りました。
あそこのオステルライヒリンク、じゃなかった……………..えーと……(汗)
ジジイは知りませんが今はレッドブルリンクつーんですか?あそこ(笑)
あそこの州の名前からとったんだそうですが。

このあとのシルバーストーンのイギリスも2連戦だそうで、そちらのほうが
F1 70周年アニバーサリーGP。
なんかつまんねー名前だな(笑)
せっかくなんだからもうちょっと気の利いたネーミング付けたら良いのに。

1950年最初のF1GPが開催されたここの優勝者がジュゼッペ・ファリーナ。
2位がルイジ・ファジオリ。
ファンジオがリタイヤせず3位に入っていれば、めでたし!!
〝アルファのスリーF〟だったのにねえ。

今年のアルファロメオはダメダメですねえ、ライコネンもいるのになんで?
見ていないので全然判りませんが、似たような名前のアルファタウリにも
ポイントで負けてるし、せめてイギリスは良いとこ見せてほしいものですが
あまり期待は出来そうも無いか……………..(笑)
本戦よりサポートイベントで何が、誰が走るかのほうが楽しみです。

そのほかニュルブルクリンク、イモラに加えポルトガルのポルティマオ(アルガルヴェ)が
初開催決定になりましたね。
〝アンチ・ティルケ〟の私としてはポルティマオのレースはちょっと見てみたい。
アップダウンが大きくクリッピングも坂の上で見えないこのコース、設計は地元の建築家だそうですが
比較的短いコースながらトリッキーで面白そうです。

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で今日のネタは久々のミニカー。またしても前回から1年以上。

チョロQの956を作ったからではありませんが、こちら今年初めに購入した
ミニチャンプスの1/18の956です。
85年のフィッツパトリックレーシングAmerican100’s。
以前タミヤのプラモでもアップしたタバコカラーです。
この年の大雨のWEC JAPANにも来ましたね。
ツアーで行ったけど寒いし外国勢はみんな棄権するし、星野が1人で走っていて
途中で飽きたので(笑)スタンド裏でラーメン食っているうちに終わったな。

リヤカウルはブラウンと言って良い色ですが、当時見た実車も決して赤では無かった
記憶があります。
ドアは開閉しますが上まで開かず中途半端な止まり方。

レジンじゃ無くてダイキャストなので仕方ないけれど、以前のミニチャンプスの
例えば906とかに比べると、いささか精密感というか作り込みが無くなってきた感じ。
エンジン回りのディテールなど一体成形塗り分けが多く、コストダウンが顕著になっている気がします。

今や1/43が10000円を超える時代なので、それ考えたらお安いし好きな仕様なのでいいかな、というところ。
問題は置き場所だけですね。








1/18 FERRARI 512S : 1970 Le Mans #8

2019-01-13 | ミニカーとスロットカー
一昨年の夏以来の久々のミニカーネタです。

ミニカーってホントに買わなくなったのですが、昨年ネットで発見した大きな512S。
917のライバルと期待されたのに駄馬だロバだと散々言われたこのマシン。
スパイダーもいいけれど、私はこのロングテールの512Sが917Kより断然好きです。

模型はABCのでかい1/12もありますが高くて手が出なかったし、24キットはエレールのキットがあるけどスパイダーだし。

このCMR ( Classic Model Replicars )というメーカーは知りませんでした。
マカオに本拠地があるようですが、最近は1/18が流行なのか振興メーカーからいろいろ出ているようですね。
ヤフオクには別のメーカーの312Pが先日出ていました。

このモデルもワークスの他にNARTやフィリピネッティ他70年ルマンの別仕様がいくつか出ています。
比較的安価なので出来はそれなりです(笑)
512Sってもう少しベタッと低く長い感じがします。
それとリヤのオーバーハング部分のボリュームが不足しているのがちょっと残念。
向かって左のフェンダーのエンブレムが無いのでネットで画像を検索すると
貼ってあるのも無いのも見つかります。
どうもパートのおばちゃんが貼り忘れたみたいですが
検品はきちんとやってほしいなあ(笑)

でも全体としてはなかなか実車のイメージを良くつかんでいて、この画像でもパッと見ると
本物に見えるような雰囲気があります。
8番はメルツァリオとレガツォーニのマシン。
ちなみにカウルやドアは開きません。

オートアートの917と並べて栄光のルマンの再現が出来そうです。












Eifelland E21 : Spark 1:43

2017-08-10 | ミニカーとスロットカー
半年ぶりのミニカーネタです。

もう年に1個買うかどうかというくらいのミニカーですが、今年の1月に注文して
待てど暮らせど発売にならず、すっかり忘れていた先日やっと届きました。

ご存じロルフ・シュトムレンのアイフェランド・マーチ721(E21)。72年ドイツGP仕様です。

みんな大好き?(笑)お盆ウイングのマーチ711を発展させた721は、デビュー当時の
ラウダもクソ呼ばわりした大失敗作で、こいつをルイジ・コラーニが適当に弄って(笑)
エアスクープみたいなカウルくっつけたのがアイフェランドType21。



SPARKからはテーブルウイングの白いE21も発売になっていますが、どうも実車より
ずんぐりしたイメージでカッコ良くないのでこちらにしました。
ブルーとイエローのカラーは変な格好だけど模型映えがしますね。

はんぺんみたいなフルカウルの最初の試作モデルも出るのかなあ?
そういえばヒロからも白いのと青いの両方作れるキットが出てますね。





ミラーが傾いていて直そうと思いましたが無理でした。
これじゃあ自分の顔しか見えないじゃん?

まあスパークも出来の良いのもあれば悪いのもあるしなあ。

それよりちょっと前に発売になった Replicarz の1/18のグラナテリ・タービンカー。
凄いですねえ、これ。
超精密という訳ではないけれど、この雰囲気のつかみ方は見事です!
欲しいけれど何と言っても40000円近くしますしねえ。
一瞬バンダイの完成品売って買おうかと思いました(笑)



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spark models / MATRA MS 11 : MONACO 1968

2016-12-18 | ミニカーとスロットカー
久々の...........今日の1台。

スパークからついに登場、JPベルトワーズのマトラMS11:1968モナコGP

少し前に発売になっていたのを全く知りませんでした。
ネット上ではどこも完売でしたが某所で定価よりかなり安く入手できました。

ヒストリックF1のミニカーといえばミニチャンプスでしたが、すでに迷走して
いまやSPARKにすっかりその座を明け渡した感じ。
次々と超マニアックな仕様を発売してくれて、葉巻型世代はどれも欲しいものばかりですが
値段が値段なので手が出ず。

近年1/43ミニチュアカーは以前に比べてまた値段が上がった感があり,この1年全く
買うことも無かったのですが、これだけはスルーすることの出来ないモデル。
そんなに精密なわけでは無いけれど雰囲気のつかみ方が上手いせいか
30cm以上離れて見るとなかなか格好良い。やっぱりMS11は良いですね!

せっかくなのでデッカイやつも引っ張り出して並べて撮りました。
SPARKからはあの不思議なオリーブグリーンのMS9・南アフリカGPも出ています。













ARROWS A2 FORD   :Minichamps 1/43

2016-03-21 | ミニカーとスロットカー
10ヶ月ぶりに今日の一台です。

1979年のF1、ミニチャンプスのARROWS A2です。
F1の歴史のなかでも珍車迷車といわれるマシンですが、当時AS誌で
初めてこれを目にした時はぶっ倒れそうになりました。

何だ?これは!と最初は思ったものの、見れば見るほどカッコ良くなって
T4と同じくらい好きなマシンです。

前から後ろまでひと繋がりのボディー、こうゆう解釈のF1マシンがいくつかありますが
奇才トニー・サウスゲートのアイデアが各所に盛り込まれていて、見ていて飽きることがありません。
前輪の前から後輪の前までが1つのウイング形状となるように作られ、ポンツーン内には角度調整出来る
小さなフラップがあります。
ギヤボックスの両側にもスカートを兼ねた整流パネルがあり、同じようなウイングを渡して
エンジンを前傾させ整流効果を上げる試みが成されてます。

確か以前、英記者が選ぶ『F1史上最も醜いマシン』トップ5とかいうのに選ばれていたと思います…。
そうか…醜いかなあ…(笑)
最近のハロ?とかいうのが付いたF1と比べたらずっとマシな気がしますが。

まあそれは置いておいて結果として失敗作ではあったものの、J・マスとパトレーゼのコンビで
入賞2回。

レジンキットやダイキャストミニカーなどいくつものメーカーから発売になっていますね。
とても模型映えするマシンの1つだと思います。
ただノーズの太さやプロポーションはメーカー毎に解釈が異なっていて
結構みんな違うのが面白い。





ミニチャンプスのこのモデルはデビューのフランスGP仕様です。
さすがに手堅い仕上がりですが、ノーズが樽のように太いのが残念なところ。
30年ほど前にテナリブの1/43キットを作りましたが出来は酷く、数年前にオクで処分。
その画像がこちらです。



リヤウイングの位置が高いイギリスGP以降の仕様と比べて見ると、最初のこのモデルは
サイドポンツーンの低さとも相まって、たとえばドライバー目線のような低い位置から見て
余計にその異様な感じが際だっています。

個人的には大好きな1台なので1/20を是非作りたいし、確か●●27のキットがあったけれど
モミジ印のBT42のこともあるので正直あまり手を出したくない…(笑)

出来たらデカイのがいいなあ、と作れもしないのに憧れていますが
ありました1/12のA2が!

以前静岡で偶然見つけて衝撃を受けた、名古屋のTDMCのHさんがケミカルウッドから作り出した作品。
私のイメージするA2に最も近いモデルカーでした。
特異なスタイルを持つA2の強烈な存在感、ビッグスケールならではの迫力です。

ご存じの方も多いのですが、たまたま今回製作者のHさんから画像をお借り出来たので
ご紹介させていただくと共に、ブログもブックマークからリンクさせて頂きました。

職業型師のF1工作部屋

ご存じの方も多いと思いますが、Hさんは以前モデルカーズ44号ロータス特集で
スクラッチのロータス77を載せているモデラーです。
あれも実物を拝見したけれど足回りを見事に再現した凄いモデルでした。

TDMC(トヨタ・デザイン・モデラーズクラブ)は、あの超絶1/24アルファロメオ・カングーロを
作っていらっしゃるサイトウさんも所属しているクラブです。
Hさん、どうもありがとうございました!








Top Marques 1/18 : FIAT Uno Turbo ie

2015-05-29 | ミニカーとスロットカー
静岡が終わって半ば燃え尽きたまま、次の週末は山口へ。

日曜日から連日夏のような暑さで気温32°。
あれこれ用事をこなしてあっという間に3日間過ぎて帰宅。

しばらく模型も弄る時間もなさそうなので、久々のミニカーネタで埋めておきます。

あのBBRが展開する新しい1/18レジンモデルのブランド“Top Marques”
ラインナップも結構渋めで、だれが買うのかいささか疑問な車種もあります。
そんな1台がこのフィアット・ウーノターボie。
以前の記事でブラーゴを改造したかつてのマイカーを紹介しましたが
まさかこんなマイナー車種を出してくれるとは思わなかった。

発売されてしばらく経ちますが、粘りに粘って安くなるのを待った甲斐があり
先日驚き格安なんと4桁!で入手!。
地味な車種で良かったよかった(笑)







さすがにBBR、プロポーションは見事です。
ただしドアやハッチは開きません、念のため。
タイヤが小さく見えますが実車も13インチでこんなもの。
小型車でありながらどっしりした塊感にジウジアーロの巧さを感じます。
同じスケッチを弄り倒してスカスカになっちゃったあのクルマと並ぶと良く判る。

ブラーゴと並べてみました。
まあこれはこれで良いのではないかと。

ラインナップにはこれのラリー使用やフェイズ2、ランチアベータ・モンテカルロに
アルファ75、ランチア・テーマ8.32なんて渋すぎるマニア待望の車種もあって
なかなか楽しみなメーカーです。
















Wacoal Toyota Dome 85C :EBBRO 1/43

2014-03-27 | ミニカーとスロットカー
13ヶ月ぶりに…ミニカーネタを。

85年のWEC JAPANに出場したWacoal Toyota Dome 85Cです。
EBBRO製ミニカーですが中身はあのMINIMAX。
スパークやビザールなどのレーベルを作っているブランドのOEMです。



ご存じのようにこのレースは決勝が大雨と霧に見舞われて、2時間もスタートが遅れた挙げ句
MID4に先導されてローリングスタートが切られたものの、ワークスポルシェはじめ海外勢が
すべてレースを棄権してピットへ…。
日本勢だけのレースになって、鬼神の走りで星野のシルビアターボC:ニチラ(マーチ85C)が
ほとんどすべてのマシンをラップ遅れにして優勝しました。

前日の予選は快晴でクルマで見に行きましたが、ワークスと各プライベーターの956/962
サックウェルのグリーンのTWAジャガーにペスカロロのランチアLC2、そしてタイガやゲブハートといった
個性豊かなC2クラスマシンまで、バラエティーに富んだ各車をカメラに納め
決勝を楽しみにしていたのに最悪のコンディション。

オートスポーツのツアーで観戦したのですが、スタンド下の売店で寒さに震えてラーメンすすって
ろくにレース展開も判らぬままに終わってグッタリ帰ってきた覚えがあります。



このマシンは前年の84Cの改良型ですが、956のコピーではない独自のスタイリングは
今見ても非常に新鮮で、やっぱり素晴らしいマシンだったと思います。
ジェフ・リースとエイェ・エルグのドライブで9位完走。

良く見るとライトが丸いのですが、これはすでに発売されているルマン仕様を流用したためで
本当は角目4灯です。
日産のターボC3兄弟も何年か前にエブロから発売になりましたね。
Minimax系らしいシャープなタッチでなかなか良い出来、Cカーのファンは買いでしょう。



Williams FW07 : RAM Racing “徳利賽車隊”/Rainbow jeans

2013-02-15 | ミニカーとスロットカー
再開したものの模型に全然手がつかないので(恥)今日の1台で埋めておきます。

今更ですが…ウィリアムズFW07 :RAMレーシング、ミニチャンプスです。
前年のワークスマシンをジョン・マクドナルドのRAMチームが譲り受け
ケヴィン・コーガンのドライブで80年カナダGPに出た仕様です。(予選不通過)

こいつは以前タミヤの1/20キットにスタジオ27のデカールを使って作ったことがあります。
同チーム、ジェフ・リースのフィギュアを乗せてシンプソンのヘルメットもキッチリ作ったんですが
かなり前にオクで売っちゃったので画像が残っていません…。

レインボー・ジーンズのストライプが6色リンゴ時代のApple風。
あの懐かしの香港のテディー・イップ!おじさん率いる、セオドール・レーシング“徳利賽車隊”の
スポンサーロゴが印象的で好きなマシンのひとつです。

テディー・イップは翌年自らのチーム、セオドール・レーシングチームで再びF1に参戦し
プライベーターとして活躍したのはご存じの通り。





一世風靡したミニチャンプス/ポールズモデルアートも、最近のSparkあたりと見比べてみると
段々品質が落ちているように思えるのは気のせいでしょうか…。
まあ年に1個かせいぜい2個くらいしかミニカー買わないので判りませんが…。
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ところで!フジミの1/20F1シリーズになんとブラバムBT46B:ファンカーが登場ですね。
78年スウェーデンGPのラウダとワトソンの2種。
タミヤの46を改造した人もいるけれど、本命登場でこいつは非常に楽しみでス。
フジミもこの先いったい何を出してくるのか70’sF1のファンはお小遣い貯めて待ちましょう。
ティーポットのリジエなんか出してくれないかなあ…。



で、こちらはある方の依頼で色塗り中の 1/20ジム・クラークのフィギュアです。
下地の上に肌色を塗ってからアクリル絵の具で着色中。
老眼には結構きつい作業ですがこーゆーのは楽しい!(笑)

最後にご紹介するのは以前のエントリで書いたアルファロメオのディスコヴォランテ2012を
1/43で制作されているminiもん太さんのブログ、“うおのめミニちゅあ~ず”です。
チョロQの自作方面でもとても有名な方で、かなり前から存じ上げていたのですが
元々は64や43、24のスケールものを主流に製作されています。

うおのめminiちゅあ~ずyahoo版 - Yahoo!ブログ

円盤の他にも今制作中のカングーロやTipo33がすんばらしい!
どんなモデルが出来上がるのか楽しみですよ。
ブックマークにもリンクさせて頂きました。

märklin MERCEDES BENZ W25

2012-01-13 | ミニカーとスロットカー
今日の1台。
ドイツのメルクリン製メルセデス W25グランプリカーのブリキのモデルカーです。

ボディー全長は27cm、1/14~1/16くらいでしょうか。ゼンマイ動力で走ります。
大きなゼンマイと一緒に木製の台座に固定されてシルバーのボックスに入っていました。
詳しくは知りませんが、シュトゥットガルトのメルセデスベンツのミュージアム・ショップ用に
作られたらしい。
ボディー各所が大きめのネジで止められ、メルクリンらしく非常に頑丈に作られています。







裏側を見るとエンジン部に収まったゴツイゼンマイと後輪を駆動するシャフトが目に入ります。
グリグリと巻いてから運転席に突き出たノブを押し込むと走ります。
とても良い雰囲気なんですが、唯一コクピットに収まったえらく小さい人形が
アンバランスで残念。
この顔がまた泣けてきます。もうちょっとちゃんと彩色して欲しい…(笑)





これにはあの鉄仮面みたいなフルカウルのレコードワーゲンや他にW196、300SLなどのラインナップもあります。
CMCの精密モデルもいいけれど、こういった玩具は何とも言えない暖かみがあっていいですね。
お気に入りの1台です。

1936 AUTOUNION TypeC : CMC1/18

2011-12-19 | ミニカーとスロットカー
本日の1台。
言わずと知れた戦前のモンスター、アウトウニオンCタイプ。
CMCの1/18ダイキャストです。

ダイムラーベンツに対抗して生まれたもう一つのシルバーアロー。
1930年代のグランプリはアルファロメオ、ブガッティー、ベントレー、メルセデスベンツなど
各国の威信をかけたグランプリカーが活躍しました。
1932年に設立されたアウトウニオンも知名度を上げるため、いちはやくグランプリに参戦。
ヒトラーの国家プロジェクトの一環として莫大な資金援助のもと、フェルディナンド・ポルシェが設計した航空機用のV16エンジンを小型化して搭載したPヴァーゲンをベースに開発されたマシンです。
34年のタイプAから排気量をだんだんと拡大していき、最強と言われたこのCタイプは6Lで520馬力を絞り出したと言われます。





CMCのモデルはこの特異なスタイルのモンスターの姿を、お得意の超精密タッチで余すところ無く再現しています。
エンジン後部に取り付けられたルーツ式スーパーチャージャー。
V16エンジンをミドシップに搭載して思い切り前に押し出されたコクピット。
どのドライバーのコメントだったか忘れましたが、後ろにピッタリ付いて離れないマシンが目に入って良く見たら自分のマシンのテールだった…という話。
この長いお尻を見たら、あながち冗談とも言えないのではという気がします。
CMCの他のモデルにも言えるのですがちょっとホイールのワイヤーが細すぎる気がしますね。
もちろんタイヤはハブを回して取り外しが出来ます。





ライニンゲン、バルツィ、シュトゥック、H・Pミューラー、ローゼマイヤーにルドルフ・ハッセ、フォン・デリウスらによってドライブされたこのCタイプ・アウトウニオンは、完璧なレプリカが4年前の秋に表参道のアウディ・ショールーム、ルマンクラシック・ジャパンなどで初公開されました。
ご覧になった方は沢山いると思いますが、想像以上に華奢な造りという感じでした。
幅15cm程度の細いタイヤ、ねじ切れそうな細いステアリングで500馬力をコントロールし、300km以上のスピードで走ったことが信じられません。

モーターレーシングがもっとも危険で人間臭かった時代を象徴する1台でしょう。







EXOTO : CHAPARRAL 2E

2011-09-02 | ミニカーとスロットカー
ミゾロギさんの個人模型誌Sportcar Graphic、次号はシャパラルを特集だそうです。
10日に撮影会があるそうなので見学希望の方はぜひご連絡を。

sportscar graphic : お買い物と撮影会のお話。

世田谷模型車庫様はじめ凄いモデルが勢揃い、本の完成が楽しみです。
で、全く製作の進まない私はミニカーでネタ埋め。
大分前に発売されたEXOTOの1/18シャパラル2E。
2Aはじめシャパラルはみんな大好きだけれど数ある中でおそらく一番大好きな1台です。

デカイウイングがそびえ立ったこのスタイル、初めてTVの“VANスピードスペシャル“で見た時は驚きました。
どこのレースか忘れたけれどウイングが壊れてバタバタしたまま走っていたあれは
リバーサイドかラスベガスだったような…。
この角度が一番2Eらしいかな。



初期のエグゾトはまんまタミヤの1/12のコピーでしたが、この製品あたりはすでに作り込みといい
マテリアルの使い方といい素晴らしいものになっています。
シヴォレーのスモールブロックV8エンジンやフロントモノコック周り、シャーシー裏側の丸い穴からのぞく
トランスミッションなどもキッチリ作り込まれて非常に見応えがあります。



これは出てすぐ入手したコンペティションナンバーが無いモデルです。
本当はcoxのマークが付いたのが欲しかったけれど、発売が待てずに買ってしまいましたが
これはこれでスッキリして白い怪鳥という感じ。



ちなみに#65はハプ・シャープやフィル・ヒルが、#66はジム・ホールがドライブしましたが
エグゾトのモデルはどっちもナンバー以外ほとんど同じみたいです。
実車はこのモデルで判るようにサイドのシャーシー下部が角張っているのは
シャーシーナンバー002で新しく作られた2E。
ここが丸く絞り込まれたほうは前の2Cから作り直した001シャーシーの2Eです。
#65が四角くて#66が丸くなっているので見分けがつきます。
この#65 はナッソーでクラッシュしてつぶれてしまいましたが、#66はこの後2Gになって
68ラスベガスの大クラッシュの後、再び2Eにレストアされて残りました。

シャパラルは旧いモデルをつぶして新しいモデルを作っていたので2Cは残っていません。
2Cのリヤスポイラーはカッコイイんですが実車が無いのはつくづく残念です。



solido 1/43 Harvey Indianapolis

2011-06-10 | ミニカーとスロットカー
久々のミニカーネタです。
ソリド1/43のダイキャストミニカー、Harvey Indianapolis。

ソリドのミニカーのなかでも有名な1台ですね。
これは1963年のインディー500に出た"Harvey Aluminum Special"というマシン。
アメ車の世界では知らない人がいないミッキー・トンプソンが製作したマシンです。
インディーがまだフロントエンジン車が大半を占めていた時代で、このようなリヤエンジン車は
他にクラークのロータスだけでした。

先日ヤマダマ先生のブログにもこれのスロットカーが紹介されていました。

山田剛久の「スピード☆キング」日記: ヴィンテージ・スロットカー 最近のプロジェクト No.3

有名なわりには成績はダメダメなマシンでしたが、模型映えする格好から
マニアが多い車種の1つでしょう。
62年にダン・ガーニーのドライブで出場した初代マシンはもう少し普通の格好でしたが、この年
極端なワイドボディーになって登場しました。
左サイド内部には左回りに都合が良いようにガソリンタンクが内包されています。
また右側にはオイルクーラーがあります。
この赤ボディーの他にホワイトとメタリックブルーの3台がエントリー、ソリドには青いのもありますね。





事前にグラハム・ヒルがリバーサイドでテストしたものの、危なすぎると乗るのを拒否。
予選でもしばしばインフィールドの草刈りをしてクラッシュするシーンが見られました。
結果2台出場した決勝は9位と23位という成績でした。

翌64年、サイドが角張った空力ボディーで登場した"Sears-Allstate Special”。
しかしテストしたマスティン・グレゴリーが大クラッシュ。
空力的に問題があるとトンプソンにアピールするも受け入れられず…。
本番では2台のうち1台にロードレースでメキメキ頭角を現した、コブラ使いで有名な
あのデイヴ・マクドナルドを起用しました。

ところが結果は………ご存じのとおり1周目にベテラン、エディー・ザックスを巻き込んだあの大事故を招いてしまいました。
神経質なマシンとオーバル経験の少ないルーキー・ドライバー。
決勝までフルタンクでの走行を一度もしていなかったマクドナルドには、あまりに酷な結果となりました。

Eddie Sachs and Dave Mcdonald Fatal crash at Indy '64 - YouTube

トンプソンは67年にまたオリジナルマシンで戻ってきますが、この時は時代に逆行するような
フロントエンジン、前輪駆動、しかしウェッジシェイプで4輪ステア!というまるでドラッグスターのような格好。
スピットファイヤと呼ばれたこのマシン、あえなくバンプアウトされ出場出来ず…。
60年代のインディーはF1以上に面白いマシンが次々登場しては消えていった時代でした。


HONKER & LOTUS30

2011-04-01 | ミニカーとスロットカー
今日から4月ですね~。
3月はドタバタしてホントに散々なうちに終わってしまいました。
いまだ原発の不安は消えず、どうなっていくことやら。

さて今日から通常営業に戻ります。
といってもいつも更新がトロいので、あまり関係ないかもしれません…。

いきなりオヤジアイテムの1/43ミニカーを2つご紹介です。
マニアックなラインナップを矢継ぎ早にリリースしてくれるSPARK MODEL。
新作の2台を入手しました。

なんとロータス30とホンカー2です。

60年代初め、フォードやシボレーのストックエンジンを積んだスポーツカーレースが
非常に人気で、ローラGTなどに対抗してチャップマンが作り上げたロータス30は
エランのX型バックボーンフレームを流用しフォードV8を積んだマシンです。
設計段階からフレームの剛性不足が言われ、ここを直せばあっちがトラブルという
いたちごっこが延々続き、名手クラークの腕をもってもまともに走らせるのが困難なクルマでした。
後継のロータス40とともに、あまりに有名なのに成績はメタメタという迷車中の迷車です。





このモデルは64年のグッドウッドのツーリスト・トロフィー出場車です。
プロポーションはなかなか良いのですが、フロントのタイヤはちょっと小さい気がしますね。
ロータス30はシリーズ1と2があって、エンジン周りの整備性を良くするために改良され、
マフラーが40のように上に出ているのがシリーズ2らしいですが、詳しい事は判りません。

ホンカーのほうは知る人ぞ知る、これも失敗作のCAN-AMマシンですが、結構人気があります。
67年シーズンのためにフォードのレン・ベイリーが手がけたこのマシン、彼が手がけた
フォードP68と同じデザインコンセプトなのが良く判るスタイルです。
これに彼がジョン・ワイヤーの依頼でGT40を改造した、あのミラージュM1の
ルーフを乗せるとそのまんまP68になります!





メタリックパープルという色のせいもあってか、妙に大柄でボテッとした印象ですが
流れるようなラインはP68と共通ですね。
マリオ・アンドレッティーは自分が乗った多くのマシンの中でサイテーな1台!、と
こき下ろしたそうですが、そんなマシンでも今こうしてモデルカーになるんですから
良い時代になったということでしょうか。
実際、このマシンのモデルを心待ちにしていたCAN-AMマニアは沢山いると思います。
ちなみにノーズのポールニューマンのロゴは、彼が個人スポンサーとして付いたことに
よるものです。
この時代に個人スポンサーです、良い時代でしたねえ。

どちらもエンジンのファンネルやコクピットのリアリティーなど、非常に良くできたモデルで
さすがスパーク、といった感じの完成度です。
すでにAVSシャドウのプレゼンテーション仕様やダン・ガーニーのマクリーグルなども
発売になっていますが、ひょっとしたらそのうち鮒子田氏が乗った芝刈り機エンジンの
マックスイット・スペシャルや、マクラーレンF1みたいに全面クロームのウェブスター
スペシャル(これが大好き!)なんか出てくるのではと、密かに楽しみにしているのですが…。