備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

会陽の『あとの祭り』

2007-02-18 21:40:51 | Weblog

拙宅から吉井川を南に下った河口近くに西大寺というところがあります。
その西大寺の観音院で『西大寺会陽(えよう)』(はだかまつり)がありました。

フンドシ一丁の『はだか』と呼ばれるお兄さんたちが、真夜中の狭い境内にひしめき合います。その頭上に、照明を消して真っ暗にした境内に『宝木(しんぎ)』を投げ入れます。そして、奪い合い。宝木を手にした人が今年一年の福男とされます。かなり激しいバトルで、一人当たりの面積は一合枡ほどになるとか。もう、こうなると上下左右あらゆる方向から押されまくり。過去には死者も出ています。備前焼業界でも若い衆が出たりしています。

さて、その祭りが終わると2週間ほど、『あとの祭り』で市が立ちます。植木市が有名。
今回は、細君念願の『枝垂れ梅』を見に行きました。昨日の雨で洗われたお堂は、ポカポカ陽気に包まれていました。ガーデニングママちゃんや、薀蓄おじさんを掻き分けつつ、会場を見てまわり……。今年の成果は、予定通り『枝垂れ梅』が一本。今は小さな苗木だけれど、花見ができるほど大きくなるのが待ち遠しい。楽しみ。

岡山では、『はだか祭り』が終わると春が来るといわれています。
そういえば、ベラタもそろそろ出回る頃だな。

 


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