巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

「いやぁ、筆記具にそれほどのこだわりはありませんよ」

2008-01-27 22:50:12 | ガジェット/モノ
最近、筆記用具にこだわりのある知人が、仕事中にシャープペンシルの芯を切らして、大騒ぎになったらしい。聞くところによると「0.3mmで硬度がHじゃなければダメ」だと騒いだそうな。しかも「ステッドラーのマルスマイクロカーボンが良い」とな。

だいたい人事部所属なんだから、製図をやっているわけじゃないししょう。変なこだわりがあるんだったら、あらかじめ芯を大量に買いだめしておくとか、自分のこだわりに妥協を加えるとか(たとえば「ハイユニの芯でも可」とか)、どこでも購入できそうなものを自分の定番にするとかしないと。

で周りから「たかがシャープペンの芯とごきにそんなにこだわるのは異常だ」と言われたそいつが、「あのフクシマほどは、筆記用具にはこだわっていない」と抗弁したとか人づてに聞いたが。いや、わたしはそこまでこだわってないよ。まぁ、多少のこだわりはあることはあるが。

たとえば、わたしが良く使うシャープペンシルの芯は、0.7mmが中心だ。

日本では日本語などというゴチャゴチャした細かい字を書かねばならないので、一般筆記用としては0.5mmの芯が圧倒的なシェアを誇る。でもPCで書類を作ることが多くなり、筆記用具をせいぜいラフな下書きレベル(それも単語とか落書きレベル)にしか使わないので、それほど細かくなくても良いわけだ。

0.5mmのシャープペンももちろん持っている。わたしは筆圧が高くないので、0.7mm芯ではHBでよいけれども、0.5mmの芯は必ずBにしている。でも、そんなにこだわっていないよ。国内のメーカーならどこのものでも良いからね。

鉛筆はほとんど使わない。最近、周囲に鉛筆削りがないところが多くなってきているし、わたしもドイツ削器(注:ドイツを削る機器ではなく、ドイツ製のアルミダイカストの携帯用鉛筆削りのこと)しか持っていないからだ。でも、帳票のチェックなど、紙に芯の痕跡を残したくないものについては、やっぱり鉛筆のように芯が太いほうが具合が良い。そこで芯ホルダー(リードホルダー)にHBの芯を入れて使っている。

わたしはそれほど凝り性ではないから、芯ホルダーの種類まではこだわらない。実際に良く使うのは、ロットリングかユニの芯ホルダー。この芯ホルダーの多くは、日常使いの筆記用具にするのには手が滑って持ちにくい。

そこでわたしは、筆記用具用の滑り止めグリップをつけて使っている。最近の滑り止めグリップのお気に入りはクツワのプニュクリップ。鉛筆の持ち方の矯正用(右手用と左手用あり)と、単なる滑り止め用ものがあり、わたしは後者を使っている。実はわたしの鉛筆の持ち方はあまりよくないのだけれど、いまさら矯正っていうのもナンだし。すぐに汚れてダメになってしまいそうな気もするが、4個100円というお値段だから許そう。他人に「ロットリングにこんなものつけるのって、アリか?」って聞かれたけど、アリに決まっちょる。自分の使いやすいようにできれば、見かけなんかどうでもいいのさ。

シャープペンシルにおいて細い芯は嫌いだが、これはわたしのボールペンの選択にも言えることだ。

油性ボールペンだと、1.2mmとか1.6mmとかのものを良く使う。これはやはり清書に筆記具を使わないため、「滑らかに、どんな紙にもひっかからずに書ける」という機能を第一に考えていたら、自然と太いものを選んでしまったわけ。もちろん書類などに記名するときのために、0.7mmというよく出回っているものも携帯はしている。

個人的には油性ボールペンよりジェル(ゲル)ボールペンのほうがすきだ。ジェルボールペンは通常は標準の0.5mmを使っている。最近は細いものが流行しているけれど、わたしは好きではない。個人的には0.7mmや0.8mmが好みなのだが、ジェルボールペンのインクは消耗が早く、太ければそれだけはやくインクがなくなるため、使っていない。

0.5mmでもどんどんインクがなくなるので、常に各色の替え芯を2~3本ずつストックしている。で、たまたま、最初に買ったジェルボールペン用の替え芯がゼブラのJK-0.5芯だったため、それ以来、替え芯を無駄にしないために、ジェルボールペンは必ず替え芯がJK-0.5のものを選んでいる。つまり、サラサシリーズを買い続けているわけだ。そして、ジェルボールペン本体の選択において、これだけは譲れないポイントとしては、「ジェルボールペンの軸は、インクの残量が見えやすいものを使う」こと。これインク切れ対策。ほんとうに急速になくなって、突然切れる。

ね、このぐらいのこだわりは長年事務系の仕事をしていればふつうだよね。ね、ね、ね。
さて、ついでだから写真も載せておこうか。

Writing_materials_2

[写真上より]

0.7mmのシャープペンシル。(Faber-CastellのGrip Plus 0.7)

ラメの腹巻(グリップ)をした芯ホルダー2種。ユニの芯ホルダーはユニの鉛筆とデザインが同じなんだよね。ついでに横には芯削り。特定の製品へのこだわりはなく、メーカーはばらばら。

1.2の油性ボールペン。青インクのボールペンは黄色のリーガルパッド用。あの黄色には黒より青のほうが目立つためだ。

1.6のような極太系は、ものすごい勢いでノートテイキングをしなければならないときに使用。紙の上をきれいにすべるし、筆圧が弱くてもキチンとインクがのるものが多いから。ただし、ものによってはボタ落ちが激しいものもあるので要注意。



1 Comments

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 いやいや、ふくしまさんも十分こだわりをお持ち... (びといん)
2008-01-31 00:11:53
 いやいや、ふくしまさんも十分こだわりをお持ちですよ(笑)。
 俺なんか、製図用シャープペンはステッドラーの0.3mm(芯はこだわらず、なんでもいい)、ボールペンはぺんてるのエルゴノミクスウィングと決めている程度ですよ。
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