13年使った炊飯器が壊れたので、新しいものを買いにいった。これまでの炊飯器はナショナルの5.5号炊きの「ニューロ・ファジィ炊飯」のIHジャー。「ニューロ・ファジィ」なんてことばは、今となっては20世紀の香りがプンプンする。
世は高価な炊飯器ブーム。釜でいえば「本炭釜」とか「旨火ダイヤモンド銅釜」とか「土鍋釜」とか。炊き方でいえば「7段圧力」とか「AI炊飯」とか「ナノスチーム蒸らし極上圧力炊き」とか「超音波大沸騰圧力」とか「新かまど技」だとか。よくはわからないが、白米のみならず、近頃はやりの無洗米や玄米などもおいしく炊き、しかも炊きたてに近い状態を長時間保ったまま保温することができるらしい。
ところでわが家の食生活では、何合炊きを買えばいいだろうか。そういえば、13年使った炊飯器で、いったい何合の米を炊いていたのかを考えると、通常は1.5~2合。多くても3合で、しかも3合炊くことはごく稀。わが家はおかず食いなので、ライフスタイルを考えれば3合炊きで十分なはずだ。
しかし、3号炊きタイプは上位機種のものがなく、選択の幅が狭い。しかしさらによく考えると、わが家で食べている米は高級ブランド米ではなく、あきたこまちの無洗米だ。いくら、炊飯器を最高のものにしたところで、米の味は最高にはならないだろう。というわけで、別に下位機種でもよいので、3合炊きを購入することに決定した。
事前にkakaku.comで調べてみたものの、昨今の炊飯器につぃてはいまいち不明な点が多かったため、池袋のビックカメラ本店で3合炊きコーナーでIHジャーの現物をしばし物色してみることにする。が、ここで3合炊きでは、不都合があることに気づく。
つまりわが家が3合の米を炊のは、炊き込みご飯のときなのだ。それも炊き込みご飯の素に3合で炊くようにとの指示があるため、3合を炊いているのだ。しかし白米3合が炊ける最大量のタイプには、炊き込みご飯は2合までしか炊けないものがある。これでは炊き込みご飯が炊けないではないか。
というわけで、急きょ白米3.5合のもだけを購入対象にすることに決める。こうなると選択の幅はいよいよ限られてくる。
しかし幸運なことに、ビックカメラ池袋本店の3合炊きタイプの売れ行き第1位は、3.5合炊きであった。しかもこの1位の機種のみ、中身の入ったダンボールの箱がドーンと目の前に積んである。他の機種は忙しい店員を呼んでとってきてもらわなければならないが、こちらも忙しいので店員を呼ぶのは面倒くさい。そこで、深く考えずに、目の前に積まれているダンボールの箱の一番上のものをピックアップしてレジへ。この機種とは三菱のNJ-HS06で、税込み20,800円也。
家に帰って、まずいつものあきたこまちの無洗米を炊く。以前の炊飯器よりモチモチと炊けており、炊飯器の着実な進化を実感する。だが、あきたこまちでは満足しない誰かが、いつのまにか魚沼産こしひかりの新米を買ってきていた。これで炊いてみたところ…
おかしい。なんだか変だ。わが家はおかず食いでご飯はあまり食べないはずなのに、さっきからおかずが一向に減らない。みな一心不乱に江戸むらさきでご飯を食べ続けている。これはまずい。わが家の場合、「おかず食い」とはいっても、そのほとんどが火を通した野菜類であり、肉魚類はぽちっと。大量の野菜で健康を維持しているのに、ご飯にかたよってしまっては。それに良いお米は、家計にはよくない。
しかし、このクラスでこのレベルのご飯が炊けるのなら、最上位機種で炊いたご飯は、いかなる味・食感なのだろうか?
ところで、今回購入したIHジャーに計量カップが2つついているのには、時代を感じた。ひとつは白米用。もうひとつは一回り小さい無線米計量用。それだけ無洗米がポピュラーになったということだろうが、次に買い換えるときも無洗米のカップとメニューがあるのだろうか。そして、外見も今の炊飯器と同じように、メタリックなものが主流のままだろうか? それともさらに進化して、今は考えられないような炊飯器が現われるのだろうか?
数年から10年以上先になるであろう次の買換えも楽しみではあるが、とりあえずは今回買った炊飯器が壊れるまで、これで米を炊き続けよう。
世は高価な炊飯器ブーム。釜でいえば「本炭釜」とか「旨火ダイヤモンド銅釜」とか「土鍋釜」とか。炊き方でいえば「7段圧力」とか「AI炊飯」とか「ナノスチーム蒸らし極上圧力炊き」とか「超音波大沸騰圧力」とか「新かまど技」だとか。よくはわからないが、白米のみならず、近頃はやりの無洗米や玄米などもおいしく炊き、しかも炊きたてに近い状態を長時間保ったまま保温することができるらしい。
ところでわが家の食生活では、何合炊きを買えばいいだろうか。そういえば、13年使った炊飯器で、いったい何合の米を炊いていたのかを考えると、通常は1.5~2合。多くても3合で、しかも3合炊くことはごく稀。わが家はおかず食いなので、ライフスタイルを考えれば3合炊きで十分なはずだ。
しかし、3号炊きタイプは上位機種のものがなく、選択の幅が狭い。しかしさらによく考えると、わが家で食べている米は高級ブランド米ではなく、あきたこまちの無洗米だ。いくら、炊飯器を最高のものにしたところで、米の味は最高にはならないだろう。というわけで、別に下位機種でもよいので、3合炊きを購入することに決定した。
事前にkakaku.comで調べてみたものの、昨今の炊飯器につぃてはいまいち不明な点が多かったため、池袋のビックカメラ本店で3合炊きコーナーでIHジャーの現物をしばし物色してみることにする。が、ここで3合炊きでは、不都合があることに気づく。
つまりわが家が3合の米を炊のは、炊き込みご飯のときなのだ。それも炊き込みご飯の素に3合で炊くようにとの指示があるため、3合を炊いているのだ。しかし白米3合が炊ける最大量のタイプには、炊き込みご飯は2合までしか炊けないものがある。これでは炊き込みご飯が炊けないではないか。
というわけで、急きょ白米3.5合のもだけを購入対象にすることに決める。こうなると選択の幅はいよいよ限られてくる。
しかし幸運なことに、ビックカメラ池袋本店の3合炊きタイプの売れ行き第1位は、3.5合炊きであった。しかもこの1位の機種のみ、中身の入ったダンボールの箱がドーンと目の前に積んである。他の機種は忙しい店員を呼んでとってきてもらわなければならないが、こちらも忙しいので店員を呼ぶのは面倒くさい。そこで、深く考えずに、目の前に積まれているダンボールの箱の一番上のものをピックアップしてレジへ。この機種とは三菱のNJ-HS06で、税込み20,800円也。
家に帰って、まずいつものあきたこまちの無洗米を炊く。以前の炊飯器よりモチモチと炊けており、炊飯器の着実な進化を実感する。だが、あきたこまちでは満足しない誰かが、いつのまにか魚沼産こしひかりの新米を買ってきていた。これで炊いてみたところ…
おかしい。なんだか変だ。わが家はおかず食いでご飯はあまり食べないはずなのに、さっきからおかずが一向に減らない。みな一心不乱に江戸むらさきでご飯を食べ続けている。これはまずい。わが家の場合、「おかず食い」とはいっても、そのほとんどが火を通した野菜類であり、肉魚類はぽちっと。大量の野菜で健康を維持しているのに、ご飯にかたよってしまっては。それに良いお米は、家計にはよくない。
しかし、このクラスでこのレベルのご飯が炊けるのなら、最上位機種で炊いたご飯は、いかなる味・食感なのだろうか?
ところで、今回購入したIHジャーに計量カップが2つついているのには、時代を感じた。ひとつは白米用。もうひとつは一回り小さい無線米計量用。それだけ無洗米がポピュラーになったということだろうが、次に買い換えるときも無洗米のカップとメニューがあるのだろうか。そして、外見も今の炊飯器と同じように、メタリックなものが主流のままだろうか? それともさらに進化して、今は考えられないような炊飯器が現われるのだろうか?
数年から10年以上先になるであろう次の買換えも楽しみではあるが、とりあえずは今回買った炊飯器が壊れるまで、これで米を炊き続けよう。
って言うか、アタシもずっと無洗米派です。でも、計量カップってこの10年くらい使ったコトないんですよ。いつも目分量ですし、いや、もとい電気炊飯器を持ってないので、全部テキトーです。
でも最近の電気炊飯器ってカッコイイですよね。機能もデザインも昔のHanae Moriデザインの「シロモノ家電然」とした炊飯器とはゼンゼン違いますからねぇ、今のものは。
なんかロボットの頭みたいな形でピカピカしてて。蓋を開けたら中からSFチックな高性能電子頭脳的なものが出てきそうなカンジもして、電気屋へ行くといつもイミもなく蓋を空けてみたりしています。(意味不明
>Hanae Moriデザインの「シロモノ家電然」とした炊飯器
たしか、炊飯器や洗濯機に蝶が舞っていた時代がありましたねぇ。
(ついでに、シロモノ家電を買うと「オスカー・デ・ラ・レンタ エプロンをプレゼント」とかいう時代もあったような気がします。)
13年使用したIHジャーは、まさに「シロモノ」だったのですが、最後のほうは焼けだか黄ばみだかで、白が黄色に変色しました。
最近のIHジャーにメタリックなものが多い理由のひとつは、焼け対策だと思います。かなり高温になりますので。
それから、無洗米専用カップは170ccでした。世間には160ccの無洗米専用カップもあると聞いています。