巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

ガラケーのちょっと便利、でもちょっと惜しい機能

2011-09-03 21:35:54 | ガジェット/モノ
F_01c_a世の中がスマートフォンに流れる中、あの震災の直後にわたしが注文したのは、とりあえず入れられそうなものは全ててんこ盛りに盛っちゃった感のあるガラパゴス携帯、F-01C

何しろ、震災で考えたのは、「バッテリーがどのぐらい持つか?」、「防水機能はあるか?」、「周囲が騒がしい中で確実に相手の通話音声を聞き取れるか?」、「緊急地震速報のエリアメールをきちんと受信できるか?」の4点.。スマホの電池もちはそれほどはよくないし、わたしが買い替えを考えた時には、防水機能のあるスマホは少なかったし、エリアメールにも対応していなかった。

さて、F-01Cを選んだときには重視していなかった機能だが、使ってみて意外と便利だと思ったのが、万歩計の機能。開発側としてはこのようなデータとiアプリを連動させることを意図したらしいのだが、単独使用でも結構便利だ。

昨年やっと診断のついた臼蓋形成不全の症状を悪化させないため、わたしには股関節周りの筋肉を鍛えることが必要。というわけで、最近わたしは歩いている。

F-01Cのウォーキングカウンターは、1日の歩数履歴の他に、歩行距離・消費カロリー・脂肪燃焼量・いきいき歩数・いきいき歩行時間・活動力いきいき活動量が出るようになっているが、わたしが見ているのは、せいぜい最初の4つの項目ぐらいだ。

これによると、わたしは、毎日通勤のために約1万歩、距離にして7.8 km~8 km歩いていることになる。この歩行による所要カロリー消費量は260 kcal~300 kcalぐらいらしい。こういう機能のあるものを持っているとただ漫然と歩くよりも歩く励みになるし、頑張りすぎないための目安にもなる。

おかげで股関節周囲の痛みがほぼなくなった。一番痛みが強かった時期にあわてて買った杖の出番は、当分ないだろう。通勤時にはトーニングシューズを履いているので、ついでに太ももと腰回りのサイズに変化が現れた。ふふふ

(注:臼蓋形成不全の状態と進行具合は人によりけりなので、これを読んで「トーニングシューズが臼蓋形成不全に効く」などとは、間違っても考えないこと。人によっては悪化してしまう危険もありそうだ。)

一方、便利だがちょっと惜しいと思った機能は、温度/湿度センサー。

「昨今の携帯には、こんものもついているのね」と珍しげに眺めていた当初は、「冬の乾ききった職場での、お肌の乾燥対策に使えるかもしれない」、くらいに考えていた。が、節電の中の猛暑で、熱中症の危険が叫ばれた今年の夏。これはまさに、超便利な機能ではないかと思い始めた。なにしろ梅雨以降、温度はそれほど上がらなくても湿度がかなり高い日が結構ある。こういうときも熱中症の危険がある。

家には、母のための携帯型熱中症計がある。携帯型だが、万人がいつでも持ち運ぶようなものかというと、「?」だ。小さいながら荷物を一つ増やす。そこでいつも持ち歩く携帯に備わっている温度/湿度センサーの出番だ。出番なのだ、が…

F_01c_bなんと!

このF-01Cの温度/湿度センサーは、湿度が90%を超えると機能しなくなってしまうのだ。しかもこともあろうに、湿度ばかりか温度までもまったく表示されなくなってしまう。気のせいか、梅雨に入ったころから湿度が90%超の日が、すなわち温度/湿度センサーが機能しないときが、いつもの夏より多い気がする。


ちょっとトホホ。開発者は冬に開発したか、それとも冷房がガンガン効いている中で開発したのかしらん。