Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

魅了された哲学

2014-11-16 23:39:51 | マインドフルな日々
2009年からメビウス人財育成グラジュエートスクールに2年通いました。
そちらの学長でハワイ大学で長らく教鞭をとられた吉川宗男先生(哲学博士)から
メビウス理論を学ばせていただきました。

終了して3年になるのですが、いい学びというのは場から離れても時間が経過しても
深まりつつあるものと思っています。

コーチにしても、カウンセラーにしても
どんな哲学・理論を背景に持っているのかによって、人間観は大きく変わると思います。
頭で理解できている哲学・理論も、あり方や行動も一致しているとは限らない。

自分でも、そんなことが常に頭をよぎっては内省をするのでした。

昨年あたりから、理論から哲学へと学びを深めています。
もともと哲学脳ではないので、特に東洋哲学のアナログ感を自力で理解するには
忍耐が足りず、嫌いにならないように、入門書からコツコツと理解をしてきました。

中でも私を魅了しているのは「老子」です。
NHKの100分de名著で取り上げられてからそのユルい感じにどっちかというと
「イラリ」とした印象を持ったものでした。

吉川先生がよくTAO・タオイズムの話を聞かせてくださっていましたが、
あの時は、先生のポイントをしぼったプレゼンテーションで大意を理解したつもりに
なってしまっていて深く探りませんでした。



しかし、この本に出会って、完全に「タオイズム」の美しさに釘付けになり、
1ヶ月で3回も読み返してしまいました。

ハコミセラピー―タオイズムと心理療法
クリエーター情報なし
春秋社


宇宙、自然のエネルギーで生きる生命体として人を捉えること。

人を裁くことなく、みずみずしく生命力に溢れ、慈悲深い言葉が連なります。
自然のリズムが教えてくれることのなんと多いことでしょうか。

そして「ハコミセラピー」の内容はほとんど興味を持ってこなかったのですが、
自己を探求するプロセスは往々にしてインナーチャイルドとの出会いになりがちで
この悲しみに共感できるのは、自分の悲しみを慈しむことなしにはムリだろうと

思うし、そのような内容の記載も実際にありました。

あの、インナーチャイルドのワークや、アダルトチャイルド的な自分を認め
受け容れてきた過程は自分にとっては必然だったんだなと思いました。

ハコミに出会うためだったんだと。

今後はもう少し「老子道徳経」のことについても書いていきたいなと思っています。

これらは、新しい時代にリーダーシップにも活かされる内容を多々含むように感じますし
組織開発コンサルテイングでは、E.シャイン先生の「プロセスコンサルテーション」
とも通じています。

いずれにせよ私の成長には非常に大切な哲学であり、
必要なモノ・コトは本当に寸分狂わず、必要な時に前からやってくるのですね。
決して自分からガツガツ探しに行っている訳でもないのに。

ホントにそんなもんなんだなと思うこのごろです。
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