Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

心の病や更年期障害に「脳のための運動」を

2020-08-07 14:29:20 | マインドフルな日々
緊急事態宣言が解除になって、しばらく体調が悪い日が続いていました。

ステイホーム期間からのいきなりの連続登壇に身体と脳の情報処理機能がついていけていませんでした。

具合は悪く、倦怠感が強かったですが、不思議と「まさかコロナ?」と自分を疑うことはありませんでした(すごい自信ですね・・・)。

復調するにあたっては、いつもクライアントの皆さんには、

「体がしんどくても起きていつも通りの生活を!」
「日光を浴びましょう!」
「運動しましょう!」

なんて、助言しているカウンセラーの立場として、自分がやっていないのでは面目がないので、私も実践することにしました。

無論、私自身が心を患っていたかというと、深刻な状態ではないですが、やっぱり自粛だのなんだのでストレスを感じているのでしょうね。

こういうことは素直に認めて、自分の知っている知識を駆使して、さっさと対処しながら、その行動の中から学んでいくというのが、私のやり方です。

そういう性分なのでしょうね。
転んでもただでは立ち上がらないというヤツです(汗)

とにかく、

・朝は短距離でもいいので日光を浴びる。
(近所の郵便局に郵便を出しに行くのがベストだった)

・運動をする(主に有酸素系の運動)

・食事を丁寧に作って食べる

・食後に15分ほど昼寝をする

・PC・スマホを使用する時間を減らす

・24時前には寝る

これを取り組みまして、1ヶ月半!ようやく復調です。

中でも運動のモチベーションになったのは、なんと言ってもこの本でした。

『脳を鍛えるには運動しかない』



健康診断に行かないとわからないのですが、今はこれだーって特定の部分に不快感がある訳ではないので、このストレス状態を鑑みると

「身体の疲れは脳の疲れ」

であると、仮説を持っての取り組みです。(実際に健康診断に行けば何か見つかる可能性もあるのでちゃんと行きます・・・)

この本を読んで、更年期の影響もあるのかもしれないなーと思ったりもしました。

(第8章がホルモンの変化、第3章はストレス、第4章は不安、第5章はうつ、第6章は注意欠陥について書かれています)

私の女性特有のホルモン:エストロゲンやプロゲステロンの減少が神経化学物質や神経伝達物質、脳由来神経栄養因子に与える影響は侮れず、セロトニンを前頭前野に取り込めないことでの感情や意欲のコントロールに難しさがあるのかもしれないなーって思ったりしました。

しかし、そういうことも運動によって克服できるのもなんだということがすごくモチベーションになりました。

で、

ミニトランポリン とか、踏み台昇降用のステップ台とか、動画で映像を見ながら、室内運動に励んでおりました(継続中)。

実際に、体調の悪いクライアントと同じ状況になってみて、とても貴重な体験をしました。

私が扱っている心理療法・精神療法はマインドフルネスを実践するものですが、マインドフルネスだけではよくなりません。

筋力運動やちょっとは汗ばむくらいの有酸素運動をして、ニューロンの活動を促進したり、成長させる脳内の物質をふやしたりしないといけないのでしょう。

実際に体調が悪い時に、自分の脳の中で何が起きているかなんて、冷静に思いを巡らせることができる人はそう多くはないのではないかと推測します。

でも何を疑うかで、対処方法が異なります。

何が原因かに「脳神経システムの変調」をサクッと疑うことができれば、あれこれ反芻思考に陥ることが減ると思います。

そういうことを、ちゃんと学べるレッスンを北陸マインドフルネスセンターでもしっかり作っていこうと改めて思うのでした。
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