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今年の桜

2013-03-26 | 日々の暮らし
今年も桜の季節がやってきました。
今年は例年より寒暖の差が激しかったと感じていますので、「花」は暖かくなった瞬間にあわてて開花したような印象でした。
従って何時もなら4月1日の入学式が見ごろとなるのに、今年はその前に散ってしまいそうです。

日本の桜といえば大半が「ソメイヨシノ」のことですが、漢字では「染井吉野」となります。
このソメイヨシノは、バラ科の落葉高木で、オオシマザクラとエドヒガシの雑種です。
この桜の名の由来ですが、「染井」とは江戸の染井村のことで、現在の東京都豊島区巣鴨や駒込あたりの旧地名です。
当時ここには造園師や植木職人達が大勢いて、桜の名所として古来より名高い大和の吉野山にちなんで「吉野桜」として売られていたようです。
その後、藤野寄命による上野公園のサクラの調査によって、ヤマザクラとは異なる種の桜であることが分かり、この名称では吉野山に多いヤマザクラと混同される恐れがあるため、1900年に「染井吉野」と名付けたと言われております。


ということで巣鴨でも駒込でもありませんが、同じ豊島区の桜を紹介します。
3月25日と26日に、明治通りの高戸橋交差点から神田川沿いを早稲田方向に向かって撮影しました。
1枚目の「神田川」の看板の後ろの大きなビルがビックカメラの本部で、3枚目の桜の写真の中央奥にそのビックカメラのビルが見えます。
また4枚目の写真の大きいビルの先が早稲田大学になります。
    

途中で桜の樹に直接咲いている花や、薄いピンク色のソメイヨシノに対し、オオシマザクラでしょうか、真っ白い花をつけた大木も1本ありました。
    

ソメイヨシノは、同じソメイヨシノ同士での交配が出来ないため、自然に増やすことは不可能です。
種子で増やすと親の形質を必ずしも子に伝えることが出来ないため、ソメイヨシノというすぐれた形質を残し増やす方法は、全て接木等の方法でしか繁殖が出来ないそうです。
従って全てのソメイヨシノは同一の遺伝子を持っているので、同一条件だとほぼ同時に花を咲かせることが出来ることから、場所による「桜の開花宣言」や「桜前線」というのも納得できます。

また神田川沿いには、若い桜の木も同じように花をつけていました。
  

そして最後はやっぱり上野公園です。
出かけて行ったのは23日の土曜日の昼時でしたが、上野駅で山手線を下車し公園口改札に出たところ、出口までは20mはあるかという長蛇の列にびっくり…
そしてやっとたどり着いた目的地もご覧の通り、人・人・人でいっぱい…
これが「日本の春」であることを、再認識した数日でした。
   

コメント (3)
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