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吉田のうどん

2013-03-03 | 吉田のうどん
「うどん」という食べ物は日本全国にあり、それぞれに特徴があります。

公式サイトに掲載されているだけでも、その数45種類に上ります。
皆さんは、このリストの中で、いくつご存知ですか?
また、どのうどんを食べたことがありますか?
・北海道:しもかわうどん
・秋田県:稲庭うどん
・宮城県:甘ったれうどん、白石温麺
・山形県:ひっぱりうどん
・栃木県:耳うどん
・千葉県:成富うどん
・群馬県:おっきりこみ、上州うどん、桐生うどん、ひもかわうどん、館林うどん、
      水沢うどん、煮ぼうとう
・埼玉県:加須うどん、冷汁うどん
・東京都:武蔵野うどん
・山梨県:ほうとう、吉田のうどん
・長野県:おしぼりうどん
・富山県:氷見うどん
・石川県:百万石うどん
・岐阜県:香露うどん、つるむらさきうどん
・愛知県:豊橋カレーうどん、きしめん、味噌煮込みうどん
・三重県:伊勢うどん
・奈良県:巾着うどん
・京都府:京うどん
・大阪府:かすうどん
・岡山県:備中うどん、倉敷ぶっかけうどん、しのうどん、津山ホルモンうどん
・徳島県鳴門:鳴ちゅるうどん
・徳島県:たらいうどん
・香川県:讃岐うどん
・福岡県:丸天うどん、ごぼう天うどん、かしわうどん
・長崎県:五島手延べうどん
・大分県:ごまだしうどん、だんご汁(だご汁)
・宮崎県:宮崎のうどん

この中では、秋田の稲庭うどんや、香川の讃岐うどんが全国的に有名ですよね。
そんな中で、最近TVにも登場するようになった「吉田のうどん」を紹介します。
昔から山梨県は武田信玄も食べたとされる「ほうとう」が有名ですが、これは国中といって甲府地方を中心とした郷土料理です。
それに対して「吉田のうどん」は郡内(富士北麓)地域の料理です。
古く江戸時代には、富士講(富士山信仰)の参詣客を相手にうどんが売られていたようですが、かってこの地方は、群馬の桐生市と並ぶ織物の町で、そこで働くのは女性で、男性は出来上がった織物を市場へ持っていく役目でした。
よって、現在のうどんは働く女性に代わって、男性が炊事を受け持つ傍ら、うどんを打つことになり、コシ、硬さ、太さに特徴を持つ「吉田のうどん」が誕生しました。

現在富士吉田市の人口は凡そ5万人で、この数は40年以上殆ど変化がありませんが、なんとうどん屋さんは60軒以上もあります。
そして多くの市民が毎日のようにうどんを食べています。
今年もこの2月から、富士吉田市の観光振興サービスが「吉田のうどん」スタンプラリーを開始し、そのパンフレットを入手しましたので紹介します。
  

ほとんどの店は、その日の朝までに仕込んだものを昼時に提供し、午後2時には閉店してしまいます。
そして全国一「硬い」と評判のうどんの汁は、醤油、味噌、醤油と味噌の合わせ味などで、だしには煮干し、椎茸が良く用いられていますが、近年は削り節や昆布だしの味のものも出てくるようになりました。
付け合わせとして「茹でキャベツと馬肉」が特徴で、最近は豚肉を使う店も出現してきましたが、やはり吉田のうどんの「肉」と言えば「馬肉」です。

このところ、時々仕事で富士吉田市へ行くことがあり、昼食は大抵うどんを食べているので、これまでに行った何軒かを紹介します。

「美也樹」 ( マップ番号46 ) 
 
中央高速富士吉田線河口湖ICから近いお店で、庭先から「富士急ハイランド」のジェット・コースターが良く見えます。
当日は「肉天ぷらうどん大」をオーダーしました。
麺はしっかり腰があり、スープも良い味でした。

「サファイヤ」 ( マップ番号52 ) 
  
「肉うどん大盛り」を頂きました。汁ベースは醤油+味噌で、豚肉です。
寒い時期の鍋焼うどんも美味しいです。

「奉仕や」 ( マップ番号17 ) 
 
馬肉とキャベツの伝統的な味の店で、この日は「肉うどん大盛り」を頂きました。
このお店の「つけうどん」(冷麺+汁)は、とても歯ごたえがあり、「硬さ」では上位にランクされると思います。

「白須うどん」 ( マップ番号31番 ) 
   
この「白須うどん」は、良くテレビにも登場し、観光バスで大勢の人が来店することもあるようですが、ご覧のとおり入り口に看板は見当たりませんし、オーダーの後は、配膳から後片付けまで全てセルフ・サービスです。
厨房と室内も撮らせて頂きましたが、中は本当に一般の家庭で、うどんを頂く室内の奥には仏壇も見えます。
そしてメニューは「温」または「冷」、サイズは「大」「中」と、たったこれだけです。
汁は人参を使った甘めのもので、トッピングも茹でキャベツだけです。
薬味には赤唐辛子をベースにした「すりだね」があり、キャベツも別についています。
当日、私は写真のように「温」「大」を2つ注文しました。

また一昨年からはカップ麺も登場し、マップ番号64の「道の駅」で販売していました。

以前このカップ麺の誕生に関する経緯を、テレビで見たことがありますが、名前は「吉田のうどん」でなく「富士吉田のうどん」となっています。
「吉田」は全国各地に同じ地名があることから「富士吉田」と名付けたようです。
一般のカップ麺より太めのもので、キャベツと干し肉が入っていて、醤油・味噌の特製スープが付いていました。
発売当初は少し塩辛かったですが、最近のものは美味しくなっていました。
販売元は「マルちゃん」でおなじみの東洋水産(株)で、価格は200円とチョット高めのうどんでした。

皆さんも富士吉田市に行く機会があれば、ぜひ一度お試しください。

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