第8回はブルー・ミッチェルの「ブルース・ムーズ」を取り上げました。
ブルー・ミッチェル、本名リチャード・アレン・ミッチェル(Richard Allen Mitchell)
(1930年3月13日 - 1979年5月21日)
フロリダ州マイアミ出身で、ハイスクール卒業後1951年にプロ活動を開始し、アール・ボスティック楽団を始めとしたR&Bのバンドで演奏、後に同郷のキャノンボール・アダレィに見出され1958年に共演し、リバーサイド・レコードに録音しています。
その後ホレス・シルバー・クインテットに入団し、1964年にはテナー・サックスのジュニア・クックとコンボを結成、日本にも3度来日しています。
ブルー・ミッチェルのリバーサード・レコードへの録音を最初から列記してみると、Big 6(1958)、Blues On My Mind(1958)、Out Of The Blue(1959)、Blue Soul(1959)、そして今回のBlue’s Moods(1960)となり、2枚目からは全て「Blue **」という文字が並んでいることに気が付きます。
今回のブルース・ムードは初めての全曲ワン・ホーン・ジャズで、彼のトランペット・ソロを聴くには最適のアルバムです。
共演しているメンバーも実力者ぞろいで、曲も粒ぞろいです。
「BLUE’S MOODS」(RIVERSIDE RLP 336)
1. I’LL CLOSE MY EYES
2. AVARS
3. SCRAPPLE FROM THE APPLE
4. KINDA VAGUE
5. SIR JOHN
6. WHEN I FALL IN LOVE
7. SWEET PUMPKIN
8. I WISH I KNEW
BLUE MITTCHELL(tp) WYNTON KELLY(p) SAM JONES(b) ROY BROOKS(ds)
1960年8月24日、25日録音
全8曲はいずれも素晴らしい出来ですが、特にお勧めは1曲目のスタンダード・チューンのアイル・クローズ・マイ・アイズで、頭から8小節のイントロに導かれ、ミッチェルのトランペットがメロディを奏でます。
バックのウイントン・ケリーも良いが、その後のピアノ・ソロは美しいです。
そしてもう1曲は4曲目(オリジナルLPではA面最後の曲)のカインダ・ヴェイグです。
ミッチェルとケリーの共作によるスロー・ブルースで、ベースのサム・ジョーンズが最初から最後までの6分25秒を、ず~と同じパターンの12小節で刻んでいます。
そのベースの上をミッチェル、続いてケリーが演奏するもので、ブルースが得意な両者をたっぷり聴くことができます。
ブルー・ミッチェル、本名リチャード・アレン・ミッチェル(Richard Allen Mitchell)
(1930年3月13日 - 1979年5月21日)
フロリダ州マイアミ出身で、ハイスクール卒業後1951年にプロ活動を開始し、アール・ボスティック楽団を始めとしたR&Bのバンドで演奏、後に同郷のキャノンボール・アダレィに見出され1958年に共演し、リバーサイド・レコードに録音しています。
その後ホレス・シルバー・クインテットに入団し、1964年にはテナー・サックスのジュニア・クックとコンボを結成、日本にも3度来日しています。
ブルー・ミッチェルのリバーサード・レコードへの録音を最初から列記してみると、Big 6(1958)、Blues On My Mind(1958)、Out Of The Blue(1959)、Blue Soul(1959)、そして今回のBlue’s Moods(1960)となり、2枚目からは全て「Blue **」という文字が並んでいることに気が付きます。
今回のブルース・ムードは初めての全曲ワン・ホーン・ジャズで、彼のトランペット・ソロを聴くには最適のアルバムです。
共演しているメンバーも実力者ぞろいで、曲も粒ぞろいです。
「BLUE’S MOODS」(RIVERSIDE RLP 336)
1. I’LL CLOSE MY EYES
2. AVARS
3. SCRAPPLE FROM THE APPLE
4. KINDA VAGUE
5. SIR JOHN
6. WHEN I FALL IN LOVE
7. SWEET PUMPKIN
8. I WISH I KNEW
BLUE MITTCHELL(tp) WYNTON KELLY(p) SAM JONES(b) ROY BROOKS(ds)
1960年8月24日、25日録音
全8曲はいずれも素晴らしい出来ですが、特にお勧めは1曲目のスタンダード・チューンのアイル・クローズ・マイ・アイズで、頭から8小節のイントロに導かれ、ミッチェルのトランペットがメロディを奏でます。
バックのウイントン・ケリーも良いが、その後のピアノ・ソロは美しいです。
そしてもう1曲は4曲目(オリジナルLPではA面最後の曲)のカインダ・ヴェイグです。
ミッチェルとケリーの共作によるスロー・ブルースで、ベースのサム・ジョーンズが最初から最後までの6分25秒を、ず~と同じパターンの12小節で刻んでいます。
そのベースの上をミッチェル、続いてケリーが演奏するもので、ブルースが得意な両者をたっぷり聴くことができます。