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コーヒーに纏わる曲

2013-02-16 | JAZZ
2月9日に「自宅で楽しむコーヒー」について書きましたが、今度はコーヒーに纏わる曲について掘り下げてみました。
その中で、いの一番はポール・フランシス・ウェブスター(詞)、ジョニー・バーク(曲)による「ブラック・コーヒー」です。
そしてこの歌は…
「眠れない夜、ブラック・コーヒーを飲んで気が狂いそうになりながら、帰らない人を待っている」というやるせない内容の歌詞で、最初はサラ・ヴォーンが録音(2回)していますが、有名になったのは1953年に吹き込んだペギー・リー(1920 - 2002)のほうです。
このアルバムのオリジナルは10インチ盤で、ジャケットはうす紫をバックにしたセピア色をしていて、絵柄も掲載のものとは異なります。
残念ながら私はオリジナル盤を持っていませんので、モノクロにしてみましたが、こちらの方がこの曲の雰囲気に合うような気がしますが、いかがでしょうか?
  
1. BLACK COFFEE
2. I’VE GOT YOU UNDER MY SKIN
3. EASY LIVING
4. MY HEART BELONGS TO DADDY
5. IT AIN’T NECESSARILY SO
6. GEE BABY, AIN’T I GOOD TO YOU
7. A WOMAN ALONE WITH THE BLUES
8. I DID’T KNOW WHAT TIME IT WAS
9. WHEN THE WORLD TIME IT WAS
10. LOVE ME OR LEAVE ME
11. YOU’RE MY THRILL
12. THERE’S A SMALL HOTEL

この曲を歌って話題になったもう一人の歌手は、ジュリー・ロンドン(1926 - 2000)で、1960年に録音された「アラウンド・ミッドナイト」の中に入っていて、唄い方は大御所という感じがします。


この他に、この曲を唄っている3人のアルバムを紹介しますが、いずれもがペギー・リーとジュリー・ロンドンの信望者で、2人の得意とする歌を中心にしたアルバムとなってます。
 *左からオーストラリア出身のジャネット・サイデル(ペギー・リーに捧げられたアルバムです)
 *同じくオーストラリア出身で、NYで活躍しているニッキ・パロット(タイトルはブラック・コーヒー)
 *オランダ出身で、若手歌手のキム・ホォールウェヒ(邦題はペギー・リーの想い出)
この3人は共に独特のフィーリングで唄っていますが、ペギー・リーに近い雰囲気を持った唄い方をしているのは、ニッキ・パロットです。
ジャネット・サイデルはピアノを弾きながら、一方ニッキ・パロットは、ベースを弾きながら唄っています。
  

また演奏ものではソニー・クリス(as)が「ディス・イズ・クリス」で、またスティーブ・キューンが「イン・カフェ」というCDでソロピアノで演奏しています。
なおソニー・クリスのこのアルバムは名演集なので、いつかは「私の愛聴盤」に再登場させたいと思っています。
 


さてさて、ブラック・コーヒーはこのくらいにして…
次は1958年にアルパ奏者のウーゴ・ブランコの演奏で世界的にヒットした「コーヒー・ルンバ」です。
元歌は「コーヒーを挽きながら」という意味だそうです。
日本では1961~62年に西田佐知子が唄って大ヒットしましたが、同じ時期に他の歌詞でカバーした ザ・ピーナツのものもありました。
その後は森山加代子、荻野目洋子を始め、なんと2001年には陽水さんまでが初めてのカヴァー・アルバムを出し、この中で唄っています。
 

そしてそして、
ポピュラー・ヴォーカリストで、ラテンやボサノバも歌うイーディ・ゴーメの「ギフト」というアルバムの中には「コーヒー・ソング」という曲がありました。
この曲は、1946年に書かれたブラジル・コーヒーを讃えた歌で、フランク・シナトラのレコードで広く知れ渡りました。
イーディ・ゴーメのこのアルバムは「ギフト(レカード・ボサノバ)」の方が馴染みが深く、日本ではセブンスターEXのCFテーマ曲にも使われたことがありました。
ちなみにレカード・ボサノバは、ハンク・モブレーのデッピン(BN盤)にも名演があります。


さらに
コンチネンタル・タンゴの中には「小さな喫茶店」や、日本の曲の中にも、1939年に作詞 藤浦洸、作曲 服部良一のコンビによって生まれた「一杯のコーヒーから」という名曲もありました。
 

また2004年3月からはNHKラジオ第一放送で「ときめきJAZZ喫茶」という25分番組が放送されたことがあり、藤岡琢也と浅井慎平の両名が週ごとの入れ替わりでナビゲータを務めていて、この番組のためにジャズ・ピアニストの岸ミツアキが「マジカル・ジャズ・カフェ」という曲を作曲し、番組の冒頭で実際に演奏していたこともありました。


こうして並べてみると、コーヒーに纏わる曲も色々ありますね。

と、最後にコーヒーではないですが、
知人から頂いた「ブラック・ティー」を紹介して、終わりにしたいと思います。(とても美味しいです)


みなさん、最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。

コメント
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