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私の愛聴盤(第4回)

2013-02-23 | 私の愛聴盤
第4回はアート・ペッパーの「アート・オブ・ペッパー」です。
アート・ペッパー(1925年9月1日 - 1982年6月15日)
カリフォルニア州ガーデナ生まれで、アルト・サックスの他に、クラリネットやテナー・サックスも吹いていました。

アート・ペッパーの絶頂期は1950年代半ばで、ウエスト・コースト出身でありながら、NYを中心としたイースト・コーストの、ハード・バッパー達とも互角に渡りあえる技量を持った素晴らしいミュージシャンでした。
残念なことにデビュー当初から薬とのお付き合いがあったことで、長いブランクもありました。
日本には1975年4月にカール・ジェイダー (vib)グループの一員として初来日し、郵便貯金会館ホールでの東京公演をFM放送で聴きました。
その時に演奏したチェロキーという曲を猛烈なスピードで吹いて、圧倒された記憶が今でも残っています。
その後も3回来日していますが、好きなアルバムは1960年までのものが大半です。

彼のフアンは数多く、皆さんにも愛聴盤は沢山あると思うのですが、私も同じで、これらは順次紹介するとして、まずはこの1枚です。
「ART OF PEPPER」 (Omegatape ST - 7020 /- 2030)
   

<第1集>
1. HOLIDAY FLIGHT
2. TOO CLOSE FOR COMFORT
3. WEBB CITY
4. BEGIN THE BEGUIN
5. SURF RIDE
6. BODY AND SOUL

<第2集>
1. LONG AGO AND FAR AWAY
2. I CAN’T BELIEVE THAT YOU’RE IN LOVE WITH ME
3. FASCINATIN’ RHYTHM
4. WITHOUT A SONG
5. THE BREEZE & I
6. FASCINATIN’ RHYTHM (alt. vers.)
ART PEPPER(as) CARL PERKINS(P) BEN TUCKER(b) CHUCK FLORES(ds)
1957年4月1日録音

このアルバムはハリウッドに本拠地があったオメガというテープ会社のものが原盤で、最初はオルタネイトを除く11曲がテープとして発売されていました。
その後、西ドイツのバカロラ社から発売されたLPが、スイング・ジャーナルに掲載されたこともありましたが、当時日本では「幻の名盤」扱いとなっていて、なかなか聴くことができませんでした。
暫らくして、テイチク・レコードからオリジナル・テープ・デザインの2枚が発売されるに至り、私も裏が日本語解説になっているこのLPを購入して良く聴いていました。
また2002年4月には、上記の赤のデザインと同じCDが更に3曲追加され、東芝EMIから紙ジャケットで発売されています。
上記のLPは、たまたま中古レコードで見つけたので、テイチク盤から買い替えたものです。

さて肝心の内容ですが、サーフ・ライドがペッパー、ウエッブ・シティがバド・パウエルのオリジナルで、その他はスタンダードです。
ビギン・ザ・ビギンや、そよ風と私といった、本来はラテン曲もきっちりこなしています。
そして1曲目からメンバー全員が全開モードで、1曲たりとも手抜きはありません。
バックのリズム陣も全てウエストのメンバーということもあり、カラットしたウエスト・コーストのアルバムとの印象です。

コメント (2)
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