これからは時々となりますが、私が以前から好んで聴いてきている「愛聴盤」を1枚づつ紹介していきたいと思います。
私がジャズを本格的に聴き始めたのは1968年からで、当時はスイング・ジャーナル等の雑誌や、ジャズ喫茶で聴いた好みの盤をチェックしながら、3度の食事を2度にしてまでも、レコードを買い漁っていた時期がありました。
そんな懐かしい時代のレビュー本が、2004年5月にスイング・ジャーナルから発売されています。
この中には1958年から1970年までの名盤、問題作などが数多く掲載されていて、今でも時々眺めています。
歌謡曲などもそうですが、音楽とは不思議なもので、印象に残っている曲やアルバムを改めて聴き返すと、その時代の様々な情景も一緒に思い出すことができます。
ジャズに没頭した当初は、トラディショナル、スイング、モダン(主にハード・バップ)からフュージョンはちょっとパスしてフリーまで、それにヴォーカルを含め何でもどん欲に吸収していたので、これら全てに愛聴盤と、その時々の思い出が存在します。
という訳で第1回は、
ジョン・ルイスの 「 GRAND ENCOUNTER 」(PACIFIC JAZZ PJ-1217)です。

1. LOVE ME OR LEAVE ME
2. I CAN’T GET STARTED
3. EAST LIVING
4. 2 DEGREES EAST - 3 DEGREES WEST
5. SKYLARK
6. ALMOST LIKE BEING IN LOVE
JOHN LEWIS(p) PERCY HEATH(b) BILL PERKINS(ts) CHICO HAMILTON(ds) JIM HALL(g)
1956年2月10日 録音
このアルバムはサブタイトルが 「2°EAST/3°WEST」となっていて、これは白人のビル・パーキンスとチコ・ハミルトンの2人がウエストから、残り3人の黒人がイーストから参加していることを示しており、4曲目にはジョン・ルイス作曲の同曲も入っています。
最初に購入したのは渋谷のヤマハ楽器店で1972年頃だったと思います。(左側ジャケット)
そしてオリジナルはモノラル録音なのですが、ジャケットの右上に「ELECTRONICALLY RE-RECORDED TO SIMULATE STEREO 」と書かれている通り、ニセステと言われる部類のものです。
しかしこの音もそう違和感はありませんし、構図も右側のオリジナルジャケットに負けない良い雰囲気を持っています。
このLPは長い間、左側のジャケットがオリジナル盤の絵だと信じていて、ず~と後になってからオリジナル盤のジャケットを知った時は、なんて良い雰囲気を持った絵なんだろうと、2度びっくりした記憶があります。
なお輸入盤にはこの間にもう1つ異なった構図のものが存在しますが、それはこの内容と全く異質のように感じています。
そして昨年本物のオリジナル盤を入手するまでは、国内盤も所有していました。
肝心な内容はと言えば、レスター・ヤング直系のスムースなトーンのビル・パーキンスと、ドラムのチコハミルトンのウエストの2人が光っています。
私はジョン・ルイスのピアノをあまり評価していませんが、このアルバムはリーダーとして全体の雰囲気を良くまとめていると思いますし、小音量でも十分楽しめる1枚です。
なお国内盤は、LP、CD共にキングと東芝から出ています。
私がジャズを本格的に聴き始めたのは1968年からで、当時はスイング・ジャーナル等の雑誌や、ジャズ喫茶で聴いた好みの盤をチェックしながら、3度の食事を2度にしてまでも、レコードを買い漁っていた時期がありました。
そんな懐かしい時代のレビュー本が、2004年5月にスイング・ジャーナルから発売されています。

この中には1958年から1970年までの名盤、問題作などが数多く掲載されていて、今でも時々眺めています。
歌謡曲などもそうですが、音楽とは不思議なもので、印象に残っている曲やアルバムを改めて聴き返すと、その時代の様々な情景も一緒に思い出すことができます。
ジャズに没頭した当初は、トラディショナル、スイング、モダン(主にハード・バップ)からフュージョンはちょっとパスしてフリーまで、それにヴォーカルを含め何でもどん欲に吸収していたので、これら全てに愛聴盤と、その時々の思い出が存在します。
という訳で第1回は、
ジョン・ルイスの 「 GRAND ENCOUNTER 」(PACIFIC JAZZ PJ-1217)です。




1. LOVE ME OR LEAVE ME
2. I CAN’T GET STARTED
3. EAST LIVING
4. 2 DEGREES EAST - 3 DEGREES WEST
5. SKYLARK
6. ALMOST LIKE BEING IN LOVE
JOHN LEWIS(p) PERCY HEATH(b) BILL PERKINS(ts) CHICO HAMILTON(ds) JIM HALL(g)
1956年2月10日 録音
このアルバムはサブタイトルが 「2°EAST/3°WEST」となっていて、これは白人のビル・パーキンスとチコ・ハミルトンの2人がウエストから、残り3人の黒人がイーストから参加していることを示しており、4曲目にはジョン・ルイス作曲の同曲も入っています。
最初に購入したのは渋谷のヤマハ楽器店で1972年頃だったと思います。(左側ジャケット)
そしてオリジナルはモノラル録音なのですが、ジャケットの右上に「ELECTRONICALLY RE-RECORDED TO SIMULATE STEREO 」と書かれている通り、ニセステと言われる部類のものです。
しかしこの音もそう違和感はありませんし、構図も右側のオリジナルジャケットに負けない良い雰囲気を持っています。
このLPは長い間、左側のジャケットがオリジナル盤の絵だと信じていて、ず~と後になってからオリジナル盤のジャケットを知った時は、なんて良い雰囲気を持った絵なんだろうと、2度びっくりした記憶があります。
なお輸入盤にはこの間にもう1つ異なった構図のものが存在しますが、それはこの内容と全く異質のように感じています。
そして昨年本物のオリジナル盤を入手するまでは、国内盤も所有していました。
肝心な内容はと言えば、レスター・ヤング直系のスムースなトーンのビル・パーキンスと、ドラムのチコハミルトンのウエストの2人が光っています。
私はジョン・ルイスのピアノをあまり評価していませんが、このアルバムはリーダーとして全体の雰囲気を良くまとめていると思いますし、小音量でも十分楽しめる1枚です。
なお国内盤は、LP、CD共にキングと東芝から出ています。