あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

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寂しい限りです

2013-02-21 | 日記
都内に就職して以来、国内盤のLP、CD、DVDの大半はこれまでず~とこのお店で購入してきました。
そのお店の入り口に突然「閉店」の案内が掲示されました。
そこで早速中に入ってみたところ、大勢の人達でごった返していました。
陳列棚の一部は既にあちこちで隙間が見受けられました。
それもそのはず、全商品が20%オフとなっていて、中には50%のものもありました。
 

思えば40数年の長きに渡り通い詰めたお店で、この間、ジャズ関連の売り場は5回変わり、店員さんも4人が入れ替わりました。
恐らく今の店員さん達より、私の方がこのお店の歴史が長いかもしれません。
ここの店長さんはポピュラー関連売り場の方ですが、つい先日もCDの売れ行きについて夕方のTV番組に出演したばかりで、本当に驚いていると同時に、残念です。

閉店の理由を伺いましたが、商売が成り立たなくなったようです。
一昨年以降、都内の大手チェーン店の閉店も相次いでありましたが、このお店の様に小回りが利くと、店員さんとのコミュニケーションの中から、色々な情報が得られることもしばしばで、単にソフトを購入する以上のものがありました。

現状の音楽業界は、楽曲ジャンルの多様化に加え、有料配信サービスの普及が急速に高まったこともあり、国内の生産枚数も年々減少しています。

日本レコード協会のデータによる国内の生産枚数
     1998年         2007年
邦楽 363,885(千枚)     198,121(千枚)
洋楽   93,285           62,219        
となっていて、この10年間で43%も減少しています。

それはそうと全国のショップのサイトをチェックしてみると、インディーズ系も含めての話ですが、国内外の各社からこれでもかと、毎日洪水のように新譜と旧譜の紹介があるのですが、どれも似たり寄ったりの横並びのものばかりのようで、興味をそそられるものが極端に少なくなってきていることも事実です。

私にしてみると「売れるものと欲しいもの」のギャップがあり過ぎると感じていることも確かです。

最後にあえて正式の名前で呼ばせていただきます。
「ムトウ楽器店」さん
長い間、本当にありがとうございました。
(当初は楽器も扱っていて、今でも楽器店となっています)

コメント
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