まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

感情はイベントの記憶係

2017年02月27日 | Weblog

最近見た動画で、こんなフレーズに出会って。

これ、なかなか、面白いな、というわけだ。

喜怒哀楽として語られる、感情の発露、その機能をよく見てみると。

とね。

わかりやすいのが、おじおば会。

あの時、どこへ行ったんだっけ、という問いには、記憶定かならず。

なんだけど、何食べたっけ、というと、そうそう、お蕎麦の美味しいお店だったね。

みたいなね、じゃ、諏訪湖近くの、とか。

美味しい、まずいの感情の起伏が、その日のイベントを彩り、海馬と呼ばれる部分に鮮やかな記憶として刻まれる。

というもののようで。

速記者のごとく、年代記述者のごとくに人生はできてない、ってわけだ。

その時々の、身内から沸き起こる感情、というのか、快不快も交えたものが記憶を形作り。

なので、幼少期のトラウマってのは、目に見えない形で、影に日に影響を与え。

大人になり、偉くなればなるほど、その部分をスルーして、デフォルメして、というテクニシャンにもなり。

ので、ある時に、その感情の束が一挙に噴出し、なんてことも起こるんだろうね。

それが、満たされぬ思い、とか命名され、DNAというメッセンジャーに受け継がれでもした日には。

って、たぶん、そんな具合に、駅伝みたいなタスキを渡す、作業が人知れず行われ、ってことかも。

今日は、全体ミーティング、ま、営業会議、と言ったところ。

もう、如月も終わりなんだね。

弥生三月が目の前だ。

来月は、妻の手術もあり、その後には、インターンシップと新入社員の研修もあり、で。

なかなか、華やかな月になりそうだ。

3月の5日過ぎには、伊勢に行く、というイベントもあり、というのも。

いつぞやお尋ねした、かつてお世話になった、今は、悠々自適の御仁、その奥様は。

魔女だったのです、ならぬ、占い師さんで。

その彼女に占っていただいた御仁が、独身で、こないでました、というのが。

そのイベントにより、良縁に恵まれる、というものだったので、そりゃ、行くしかないね。

という流れになっているわけだ。

彼とのスケジュールを擦り合わせると、とても、弥生三月には行けそうもない、ので。

4月になるかね、なんて話もしているんだけど。

そんなこと言ってると、初夏になり、盛夏になり、初秋になり、初冬になり、お正月にもなっちゃいそうだよね。

ことほどさように、人々は、目の前のスケジュールを消化することに躍起になり。

まるで、それが全人類を代表したイベントでもあるかのように、ね。

人様のこと、言ってる場合じゃないんだけど。

いつだったか、妹たち夫婦が不如意の頃、仕事もある中、結構、東京への行き来をしたものだけど。

その時の気分は、我が妹たちのためと、仕事とどちらが大事か、とかね。

そもそも、なんのために仕事してるの?こんな時に、なんらかのサポートするためじゃない、みたいな。

義侠心にかられ、というのか。

そんなことも思い出すな。

アレヤコレヤとスケジュール帳、今では、グーグルカレンダーなんだけど、そこに書き込み、日々のマス目は。

いっぱいになり、なんてやってるけど、例えば、妻の手術に寄り添いつつのスケジューリング。

って、できるでしょ、ってわけだ。

予習、本ちゃん、復習と旅が一粒で三度美味しい、としたら、妻の手術というイベントにも、その効能は。

発揮されることも可能で。

なにせ、彼女のいない間の炊事洗濯から始まって、アレヤコレヤ、の日常のイベントが、ね。

そのイベントをこなしつつの寄り添い、ってわけだ。

寄り添い、という言葉、Facebook友達のグリーフケアをされてる女史が、よく使う言葉なんだけどね。

もう少し正確に書けば、そこに佇む、というのかね。

佇むことの威力、ってのは、信州の伊那食品の若き女性の発言がとても良かった。

入社して一年目なのか、会社も仕事も大好きで、だけど、自分の仕事ぶりが会社に貢献できてない。

むしろ、迷惑をかけているので、退社したい、と申し出る。

すると、昼食の時、先輩の男性が、かたわらにやってきて、押し黙ったまま、一緒に、お弁当を食べる。

夜は夜で、食堂で、彼女の横に静かに座り、先輩の女子が、同じように、何も言わず、一緒に食べる。

くだんの彼女、そこで、何かを感じる、いてもいいんだ、ということを、体感した。

わけだ。

こんな素敵なコニュニケーションがあったんだね、と僕は、今でも、この話を人様に語る時。

涙が出てきてしまう。

寄りそう、寄り添い、共にいる、ただそこにいる、一人の人間としてただ佇む。

その威力、効力、効能、機能、影響、伝播、伝言、発信、なんていうのか。

なんてことも思い出すな。

 

 

コメント
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