まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

おじいさんの顔

2006年04月24日 | Weblog
大分生まれのたかちゃん。

オレ、いくつだっけ、って、いつも歳をきいてくるんだけど、六十三、四の人。

子どもの頃、おじいさんが晩酌をするときの顔がいい顔だった、としきりに言う。

炭焼きとしいたけで、生計をたてていたらしいけれど、コップ一杯の燗つけの焼酎を、満面、恵比寿さんのような顔してのむ、と。

その話を聴いているだけで、こちらも幸せになるくらい。

たかちゃん、ぜひ、その真似をしてみてよ、と頼む。

しかし、ご本人、おれにはできないよ、あんな顔、って。

この人、酔うと、ペラペラ、いろんなところで喋り散らすから、まわりで、一緒に旅行している人たちは、びくびくもし、辟易もし、ということなんですが。

16歳で、長男坊なのに、大分を出て、オリンピックまえの東京の地下鉄を工事したり、伊豆急の線路作ったりで、飯場ぐらしをしてきた御仁なんだけど、1000年前に生きてたら、すごい生活力を、人々に分けていただろうな、と思わせる。

織田信長だって、今の時代に生きていたら、単なるはねっ帰りかもしれなくて、そんな風に眺めると、人間の奥行きっていうのは、途方もない。



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十和田王朝

2006年04月24日 | Weblog
小さな頃から、音に関心のある、という70歳くらいの老婦人とお会いする。

音に興味があって、3~4年前に、ある人に出会う。

いろはにほへと、の一字ごとに、エネルギーがあって、と。

もう少し、詳しい話を聞きたかったんだけど、できなかった。

富士山に、昔、王朝があった、なんていう本に、はまっているんですよ、というと、いやいや、こちらはもっとすごくて、みたいなノリで、5万年前に、十和田に王朝があったらしいですよ、だって。

しかも、この話は、世に出てないんだから、とも。

古さ比べしてもしょうがないけれど。

以前、僕の子供の頃は、病気にでもならなきゃ、バナナ食べられなかったんだから、と若い衆とはなしていたら、いやいや、俺の頃はもっとすごくて、と、もうあちらの世界へ行ってしまった、おでんやのおやじが、口をはさんできたっけ。

おいおい、貧乏競争をしてどうするの、負けず嫌いなんだから。

なんでも、負けるのが嫌いな、という笑い話を思い出した。

それはともかく、十和田の王朝。

ネットで、検索すると、どうやら、あったらしい、という記述が出てくる。

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媚びる

2006年04月24日 | Weblog
「神と女の古代」という本をパラパラめくっていたら、媚、という字が出てきた。

白川さんという学者さんが、その字を分析していた。

古代、女のシャーマンの首を矛の先にかかげた形、をあらわしているらしい。

古代中国では、戦いの先頭に、女のシャーマン、巫女が立った、と。

そこで、口合戦によって、戦いの趨勢を支配したようだ。

敵に呪詛をかけるために先頭に立ち、媚女の能力の優劣で、勝ち負けが決まる、と信じられていたらしい。

現代の個人の中に、まんま、転写されている、とも言えるね。

なかなか、人間てヤツは、複雑なしろものだな。





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