数字Ⅱ

尿酸値がいきなり高くなってしまった、という友人の後日談。

からだに異変はなかった、ということだったけど、実際には、あったらしい。

尿酸値イコール痛風、という感じで、関節が、風が吹いても痛いくらい、らしいんだけど、彼の場合、どこも痛くない。

でも、よくよく、振り返ってみると、またずれのような、痛みがあったらしい。

腿の付け根あたり。

風呂に入ると気持ちがいい、と。

先生の話だと、どうも、それが症状だったらしい。

やっぱり、からだは、なんらかのお知らせをしてくれていたわけだ。

ブロック塀

いつの頃からか、近所の家々の塀が、まきの木から、ブロックの塀に変わった。

各家庭が、それぞれ、独立して、行き来がしにくくなった。

前だったら、まきの隙間から、よそのうちへ平気で入っていたんだけど。

自分が、オトナになっていくのと平行していたからかもしれない。

でも、あの頃から、何かが変わってしまったような気がしてならない。

白糸の滝や、三島の楽寿園に連れて行ってもらった、子どもの頃の思い出。

町内のこども会か婦人会の旅行。

今では、各家庭に車もあるし、参加人数もへってしまい、やらなくなってしまったようだ。

あの頃から、何が変わってしまったんだろう。