フィギュア団体SP

　五輪新種目のフィギュア団体。
たまたま、真央ちゃんの滑るSPを見ることができました
参加１０カ国中、SPの上位５カ国がフリーに進出できる団体。
日本は、男子シングルSP、ペアが終わった時点で４位。
次のアイスダンスで６位になります。
フリーへ進めるかどうかは、真央ちゃんの演技にかかってきました。

直前のリプニツカヤ選手がいい演技をしたようで、会場は地元代表の活躍に大盛り上がり。
この後に滑るのはちょっときつそう
真央ちゃんは名前を呼ばれてから演技開始までの１分間を十分使って準備します。

最初のトリプルアクセルは回転不足をとられた上に転倒。
でも、今の真央ちゃんはアクセルが決まらなくても高得点を取ることができます。
すぐに切り換えて、落ち着いて演技を進めます。
最後までスピードにのって、スピン、トリプルフリップ、後半のコンビネーションジャンプ、ステップをきれいに決めていきます。
ただ、最後まで緊張感がとれなかったようで、少し表情が硬い感じ。
あの何とも言えない、切なげでやさしい雰囲気が出ず、レベルの高い演技だったけれど、ワールドを作りきれなかったようです。
結果は、リプニツカヤ選手、コストナー選手に次ぐ３位。
でも、真央ちゃんが３位に入ってくれたおかげで、日本は４位に順位を戻し、フリーに進むことができました＼(^_^)／

演技後のインタビューで、「最後まで練習通りに滑れなかった。申し訳ない」と言っていた真央ちゃん。
オリンピックの独特の雰囲気、リプニツカヤ選手が作り出した空気、自分の演技にチームのフリー進出がかかっているというプレッシャー…
それらがあって、体はちゃんと動いていたと思うのですが、気持ちが上手く入らなかったかな。
でも、チームをフリーに進めてくれたので、立派に使命を果たしてくれました
団体で一度滑っておいたことで、個人戦ではもっとほぐれた感じで滑れるんじゃないかなと思います。

フリーでもがんばれ、ニッポン