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銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

歌右衛門にしか許諾されていなかった、阿古屋を、継承した玉三郎は、次に誰に渡そうとしていたのか?

2020-06-28 20:08:32 | 政治

 

 

この一章は、最初のタイトルを、NHKの番組をお勧めするものから途中で二番目の物【中村梅枝、吉右衛門、仁左衛門、児太郎(歌舞伎座)・・・浜田地明、瓜南直子(鎌倉近美別館)】へと、変更しました。が、その次に三番目のものへと変更します。

・・・・・第一部、『NHK ETVの28日、夜九時からの番組を見て、私が考えた事・・・・・

副題1、『まず、中村梅枝について、語らせていただきたい』

2020-6-28(日) 夜の九時から、NHK ETVで、お祭りと言う歌舞伎の演目と、勧進帳が、放映をされます。

 勧進帳は、松羽目物であって、女方(女性)は、出ません。、一方、前(=先)に放映される、お祭りは、江戸庶民の登場する舞台です。

 女方の最高峰は、今のところ、玉三郎ですが、玉三郎は、今は、プロデューサーというか、歌舞伎界全体を、考える方で、2017年を最後ぐらいに、余り、力を入れて、演じて居ません。踊りを主に選んでいます。その衣装(着物)が、自前だとか、聞いていますが、美しい最高級のものを準備して居ます。

 で、今、自分の肉体を駆使して、女方を演じている最高峰が、中村梅枝だと、私は判断をしています。 今、中村梅枝と入力しようとしてもできませんでした。

 これは、公的には、自分を死んだことにしているが、実際には、生きていて、政治的案件を、CIA側として、案出し、実行をする・・・・・井上ひさし・・・・・が、公開前でも、この私のパソコンと、同じ画面を見ることができるし、その結果、

 私が歌舞伎に関して、正しい事、を言うと、生意気だと、思ったり、嫉妬したりして、書かせない様にしたいと、思って妨害をしていると、思います。

 彼が、今なお、妻の【ゆりさん】と一緒に住んで居る、鎌倉佐助の、豪邸には、私を弾圧する為の、専用のパソコンが置いてあって、私が起動すると同時に、それも起動をして、私が、このブログ画面を、開くと同時に、それも同時に開くはずです。そして、彼は、下の、(又は、左側)の、ツールボックスに、置いてある各種の、アイコンを、操作して、私の、ライティング(writing) を妨害していくのです。

 彼は、パソコンや、システムの専門家ではありません。でも、日本のシステムエンジニアの始祖とも言ってよい、古村浩三君が、後ろにぴったりついていて、・・・・あらゆる、種類の、・・・・私の動作を・・・・妨害する作動・・・・を、ショートカットした簡単な、アイコンにまとめ上げて、与えていると、思います。で、自由自在に、入力を妨害できるのですが、

 私がひいきすると、言うか高い評価を与えているために、結果として、、中村梅枝へも弾圧を与えています。

 彼が悪女、お富さんを演じて、七之助が、与三郎を演じた、渋谷BUNKAMURAのコックーン歌舞伎は、非常に面白かったのに、シネマ化されていません。その前の年度までの、コックーン歌舞伎は、すべて、シネマ化されていて、東劇他で、上映されているのにです。

 中村梅枝は、私以外にも、大勢のファンがいます。今、歌舞伎座の三階に、来ている熱心なファン=特に、30代、と、40代の女性・歌舞伎・通に、おおきな人気があります。で、FRAU CREA  婦人画報、家庭画報などで、特集をされています。

 なぜかというと、それなりに、美しいうえに、演技が上手だからです。

 現代演劇の方で、上手な人というと堺雅人、とか、山本耕史を上げるときに、文句を言う人はいないと、思います。中村梅枝とは、そういうタイプなのです。一種の天才肌と、言ってよいかなあ? 七之助が、コックーン歌舞伎を、演じる際に、中村梅枝に、大いに助けられたと言って居ます。

::::::::: ここで、挿入ですが、私は、2015年5月の【蛇柳】を外人と一緒に見に行って、急に、歌舞伎の面白さに目覚めたのです。それは、海老蔵と、立役(男の役)ばかり出る舞踊(一種の=安珍・清姫・もの)なのですが、大変きれいで、仏教を解説するという文化的要素もあって、びっくりしたのです。ここ、道明寺ものと誤記して居ました。お許しくださいませ。ちょっと、認知症入ったかな?

 それ以来熱心に見る様になったので、三津五郎の生前を知りません。ただ、衛星劇場で、彼を見て、天才肌だと、思いました。梅枝は、女方であって、しかも、三津五郎とは所属する劇団が違います。だから、三津五郎の演技を学んだり、継承したりすることはないのですが、表現力の高さに置いて、匹敵すると、思って居ます。

 その三津五郎と、息子の巳之助の関係って今回の放映で、出演した、千之助と、孝太郎の関係と似ています。父親が離婚をしてしまったので、父から演技の指導を、日常的にしかも、公私にわたって受けるという形が無くなったという意味でです。

 巳之助の場合は、祖父は、既に他界して居たので、苦しいところだったでしょう。でも、最近、巳之助は、急速に伸びたと、言われています。如何にも男性的な役をすると、向いていると、言う役者になるでしょうね。

 その巳之助と、新作でよく組む中村隼人にも天才性が、見られるのですが、梅枝と隼人は従兄弟同士です。隼人が、よくマスコミ露出をするのと比較をすると、如何に梅枝が弾圧されているかがわかります。:::::::::::

 今回、放映をされるお祭りでは、中村梅枝の演技力が発揮される場面はありません。ただ、それなりに、美しい人だとは、理解をしていただけるでしょう。ただ、新聞のラジオテレビ欄に、その名前が載ることが非常に珍しいので、午前11時にはすでに気が付いていたので、何かを書きたいなあと、思って居たのですが、

 また、書いたら、ますます、彼が、弾圧されるだろうと、思って、躊躇をして居ました。

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副題2、『秀山祭について、ここで、語らせていただきたい』

 ところで、このお祭りは、踊りらしいのです。私は、実際にその舞台を見ていますが、中村梅枝の方は、しどころがないのです。舞台を見ながら、なんだろう。また、嫌な感じだなあと、思った覚えがあります。力を入れて、皆様に、ご紹介をしても 中村梅枝は、この舞台では、ひらめきません。梅玉と、その兄弟である、中村魁春が、カップルの役を務める主役で、中村梅枝は、お添え物です。

 ところが、その魁春と梅玉の絡む場面が、今回の放映では、カットされていた模様です。そこが、非常に短くて、あれっと思いました。まあ、私の言って居ることは、抑圧するという典型でしょう。

 今、舞台中継が始まりました。梅枝とは、黄色い帯をして、青い着物を着ている芸者の方です。彼は、玉三郎と、同じ先生に踊りを教わって居るはずです。その先生は、守田勘彌の妻だったか、その妻の、姉妹だったかの筈で、だから、それなりに、踊りも上手なのですが、この舞台では、本当に見せ場が少ないのです。

 でも、それなりに、踊りも上手だと、言う事をご覧いただければいいでしょう。私は、このお祭りの事を、加賀鳶と、勘違いして居ましたので、最初両花道だとか、言い始めていましたね。9時になって、放映が始まってから、『あら、踊りの方でしたか!。じゃあ、両花道はないですね』と、思い至った次第です。なぜ、誤解をしたかというと、番組宣伝で、梅玉が、鳶の衣装だったので、勘違いしたのでした。

 ところで、この三人が、共演することは、非常に珍しいのです。どうしてかというと、毎年九月は、秀山祭と言って、吉右衛門が、主宰者として、初代吉右衛門を顕彰します。で、そこに、客演者が入ると、言う設定です。2016年度は、吉右衛門、染五郎、玉三郎、菊之助、梅枝、萬太郎が出演した吉野川は、大きな話題となりました。2017年度は、菊之助と魁春が参加して居ます。2018年度は、玉三郎と、福助と児太郎、梅玉と、魁春、松緑などが、参加して居ます。2019年度は、梅玉、魁春と、仁左衛門一門と、菊五郎劇団の、梅枝、坂東亀蔵、中村萬太郎が、参加して居ます。だから、珍しい組み合わせが生まれます。

 で、2018年度が、11回目で、2019年度が、12回目です。

 この秀山祭を、主宰する二代目・吉右衛門ですが、大変上手な役者だと、評判です。だけど、体力の衰えが見られます。セリフがよく聞こえなかったり、正座ができないのを、うかがわせる場面があります。

 吉右衛門が、演技が、上手なのは、母方の祖父である、初代吉右衛門の家へ、養子に出された事の、不満があって、演技が上手になったのだとどこかで、誰かが言って居ました。それもあるかもしれないけれど、長い間、男の子に恵まれなかったので、ちょっと斜に構えていたとも言われています。だから、他分野へも進出をしたし、教養が高くなったし、等の、思わぬ、効果が上がりました。

 ところが、お嬢さんが、菊之助と結婚をしました。これは、吉右衛門にとっては、こんなラッキーなことはないというほどの事です。で、突然に三代目、吉右衛門の出現に、意欲を出し始めました。菊之助の子供に、三代目、吉右衛門を継がせたいと、思っていると、思います。それで、10年前は、こうだったと、言う歌舞伎界の構造が、色々なひずみを見せているところです。まず、歌昇が、割を食って居ます。それから、松緑も割を食って居ます。この件に関しては、後程に、又、触れます。

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副題3、『NHKは、この日、仁左衛門へのインタビューを長く、長く、行った。それは誰に視聴させたいから、収録されたのかを考える私だった』

 本日、というか、2020-6-28 21:00からの、ETVというのは、普段は、クラシック音楽を流す時間です。時々、歌舞伎を流すのですが、その頻度が、最近は、高いと、感じます。新コロナ騒動で、音楽会を催すことができなくなったので、コンテンツが足りなくなったと、考えるのが普通でしょう。でもね、それでも、他の番組が再放送が多いのですから、過去の名演奏の再放送を使ってもいいはずです。

 それでも、ここで、歌舞伎を放映する意味と、意義は、どこにあるのかというと、この日の放映を最後まで、見ていて理解ができました。

 こういってはあまりにも、自分を大物扱いするみたいですが、この番組も、例のごとく、私が、普段書いて居るテーマから、移動をさせることが目的だったのです。そして、私は、実際に、お約束をしていた前報の加筆推敲をしないで、こちらに移動をしてしまって居ます。見事に、引っかかっているわけです。(苦笑)

 ともかく、新聞のラジオテレビ欄に、中村梅枝の名前が載ることなどめったにないのですから、私が飛びつく可能性が高くて、それを狙ったと、思われます。それは、わかっていたので、午前11時に其れに気が付いたものの、このブログを起草するまでに、8時間迷って居ました。

 で、番組を、見終わった後で、考えることは、『やはり、その通りでしたね』です。仕掛けがいくつか、ありました。まず、新聞、次に、実際の放映では、中村魁春と、梅玉の絡み(恋愛を示唆する踊り)が、削除されていたと、言う点。それから、三つ目は、解説者として、登場したのが渡辺保氏だったという事です。

 渡辺保氏は、最も熱心に評論を書いて居る歌舞伎・評論家の一人で、その評論は、『ごもっともですね』と、思うものが多いです。美術をはじめとして各分野に存在する御用学者(又は、御用評論家)に比較すると、自立性の高い人です。で、梅枝の演技についても、これは、いいとか、よく書いている人なので、私は、『渡辺保氏が、何を言うかしら、梅枝について』と、期待して、ずっと待っていました。

 歌舞伎の演目とは、歌舞伎座だけで、一か月六時間、演じられます。ほかに、新橋演舞場、国立劇場、南座、大阪松竹座、名古屋御園座、巡業があります。この時間帯で、歌舞伎を放映するのは、今までだと、年に三回で、多い方だったでしょう。しかも二時間です。渋谷のシアターコックーンとか、六本木歌舞伎、四国の、歌舞伎や、兵庫県のそれも入れたら、膨大な時間数となります。その中で、何を選んで、放映をすれば、歌舞伎ファンと、歌舞伎界内部の、人間のどちらもが、納得をするかは、考えても、結論が出ないほど難しい、選択です。ちなみに、この第12回、秀山祭、でも、吉右衛門が主役をしている沼津を放映してもいいのです。で、吉右衛門ファンと、吉右衛門劇団の、重鎮は、『あれ、どうして、仁左衛門が、放映をされるのだろう?』と、不満や不信感を持つ筈です。それが、どうして、生成するかというと、この放映が、私のブログのテーマ移動を誘い出すためのものだったから、

 渡辺保氏の登場と、梅玉へのインタビューと、仁左衛門のインタビューと、演目【勧進帳】が選ばれた事は、すべて、そちらの目的を正当化し、本当の目的を隠すためだったのでした。そして、不満を持つ視聴者(ファンや、歌舞伎界内部の人達)を抑えるためだったでしょう。

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副題4、『仁左衛門については、過去に一度書いて居る。それを、反撃するために、この放映が、準備されたのだった。終わって見て、それが、わかった』

 ところで、勧進帳では、女方は出ませんと言って居ますが、何と、片岡孝太郎と、いう女方が、義経をしました。この人は映画に出ると、すごくうまいのです。黒木華、と、松たか子が主演した【小さいおうち】で、一家の主人と、言うサラリーマンを務めたのですが、うまいです。まるで、本当のサラリーマンが、そこにいる様に演じます。俳優、特に歌舞伎役者が演じているとは、思えない演技です。その人そのものに見えます。

 それは、小さいころ、スピルバーグ監督の映画【太陽の帝国】に、出演しているからかもしれません。しかし、歌舞伎の演目内で、女方をすると、お色気がないです。お父さんの仁左衛門は、女方を、やらないのですが、お色気がある。そこが違うのです。不思議な事ですが、親子の、演技の質が、同じとは限らないのです。

 最近の義経役では、新染五郎(現、幸四郎の息子で、当時中学生だったかな?)が、大変印象が深かったです。この新染五郎が、どういう風に成長するか? 恵まれた、立場に安住して、お顔は、いいけれど、演技は、面白みがないと、言う役者になるか、それとも、天才性を発揮するか?

 ただ、こん回NHKが放映した勧進帳では、秀山祭という事で、いつもは見られない、カンパ二―(=役者の、組み合わせ)が、見られたことは、有意義でした。

 でもね、今、プログラムを引っ張り出してきて、びっくりしたのですが、仁左衛門は、奇数日の、15日間しか出て居ません。偶数日は、今回の放映では、富樫を演じた、幸四郎が、弁慶を演じていて、富樫は、その偶数日だけ、錦之助が演じています。私は意識せずに、こちらの、幸四郎の弁慶の日に行って居て、『ああ、もう見たからいいわ』と、言って、帰ってきてしまったのでした。だから、本日、仁左衛門の弁慶を、見たのは、初めてです。

 仁左衛門は、助六の時に、ものすごく弱々しかったので、今回六方(花道の床を飛び跳ねながら帰っていく)を踏むのが大丈夫かしらと思ったのですが、大丈夫でした。でも、仁左衛門自身は、自分の衰えを知っていて、「孫の千之助に、芸の継承をさせたくて、この役に、11年ぶりに挑んだ」そうです。一種の私物化と言えるかもしれないのですが、仁左衛門自身が、それを、知っていて、自覚的に、執り行い、お客にもそれを、NHKの今回の番組内インタビューでは語っていますので、許して差し上げましょう。

 孫の父親の、孝太郎が離婚をしてしまったので、芸の継承を、父親から受けにくい事となったのでしょう。で、祖父である、仁左衛門が、不憫に思って、自分が元気なうちにいろいろ、継承をさせておきたいと願って居るのです。

 ここまで書いて、そうだったのか。以前、仁左衛門が衰えていると書いたのを否定するために、この番組が、組まれたのか? なるほど、なるほど、例のごとく、一件親切に見えて、どこかに、毒を含ませている鎌倉エージェント特有の手法で、この番組もできている。という事は、やはり、今書いて居る平木さんのペンキ塗りが、鎌倉市民税で、支払われるはずだとか、NHKが22日の7時のトップニュースで、ラグノオささきという企業名を明らかにしたのは、慶応大学ラグビー部(特に戦前の其)を、使った、私いじめを、書かせないがために、使われた手法であると、言う文章テーマが、如何に、鎌倉エージェント達にとって、書いてもらっては困る、考察かという事が、はっきりしたわけです。

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副題5、『ここに、鎌倉近代美術館別館を、訪問した話を入れています。それは、7月に入って、簡単な手術を受けるはずで、その期間、ブログを書けないので、その時に、加筆したうえで、再公開したいと、今、思っております。・・・・・』

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副題6、『児太郎主演の、白雪姫は、もう少し、ブラッシュアップをすれば、これから先、20年間、彼の財産となるはずだ。しかし、演技者は、梅枝以外は、変えた方がいいが? 玉三郎ではない児太郎に、その新しいアンサンブルを形成する力があるだろうか?』

 で、総タイトルにその名前を記した児太郎については。夜に語ります。児太郎ほんにんではなくて、鎌倉エージェントの意志でしょうが、梅枝を弾圧するために、最も大きく使役をされている人材です。ただ、みんな賢くて偉いです。若いのに、自分を抑えています。その本当の姿は秘めて仲良くやって居ます。それが、もっとも、素晴らしい形で、現れたのが、【白雪姫】でした。これは、思いがけず、いい出来で、もう少し、刈り上げブラッシュアップをしたら、児太郎の、最も得意な、演目となるでしょう。

 新しい解釈による、戯曲(発案は、玉三郎)となっていて、児太郎は、白雪姫の実母となっています。

 児太郎が持っている父福助譲りの、コメディへの、センスが生きている芝居で、非常に面白くできています。ただ、今回の公園では、二人、ミスキャストがありました。白雪姫本人と、王子様です。白雪姫というこの新しい戯曲を成功させるために、玉三郎が、白雪姫を演じていますが、王子様(若い歌之助)と、全く釣り合いません。背の高さと言い、ありとあらゆる点で、釣り合いません。

 玉三郎は、映画の世界の監督みたいに、すべての上に立って、ご自分は、登場しない方がいいです。では、誰を代わりにというと、まあ、菊之助でしょう。しかし、菊之助が、梅枝との共演は、数多くあるものの後輩の、児太郎を立てる役につくかどうか? 大いに疑問があるところです。

 でも、歌舞伎界で、もっともお顔のきれいな人と言ったら、菊之助です。さて、断られたら、尾上右近、中村米吉、中村莟玉などが、お顔が、きれいな方で、若い女性が、得意な女方です。カンパニーが、違うので、組み合わせが難しいとは、思いますが、梅枝と、児太郎の両方が、見事なアンサンブルを示しているので、それを引き立てるためにわき役にも出演料の高い主役級を配してもいいと思います。

 さて、王子様です。初演は、歌之助でしたが、ここは、中村七之助か、中村隼人か、坂東亀蔵でしょう。三人とも若い男性、そして、貴公子ができる存在です。七之助が、若い男性を演じるのは秀頼と、与三郎と、二回見ていますが、素晴らしく美しいです。中村隼人がプリンスにぴったりなのは、既に、証明済らしいですし。ダークホースは亀蔵です。この兄弟は、有名な一族の生まれなのに、マスコミ露出が少なくて、知名度が高くありません。でも、急速に評価が高くなっていて、色気がむんむんだと言われています。声もきれいで、踊りも上手で、貴公子役ができるはずです。

 このアンサンブルで、演じて、しかも子役(七人の小人)をもう少し、短い時間でまとめれば、非常にできの良い、新作となるでしょう。それに、一時間以内にまとまるはずで、使い勝手のいい作品となるわけです。

 主役は、白雪姫の母であり、梅枝は、鏡の精と言うわき役ですが、梅枝は、何でもできるので、いずれ、揚巻(助六)か、八つ橋(籠釣瓶)ができるはずです。または、三姫とか、そのほか何でもできるから、この白雪姫は、児太郎専科としてもいいでしょう。実母が実の娘に嫉妬すると、言うのは、現代にも通じる毒親・もんだい・の一つなので、とても、現代的な話題です。赤を中心とした派手な衣装で、思い切った、演技をする児太郎、青系の、まるで、幽霊のような、衣装で、冷静極まりないセリフを発する、梅枝、二人の対比の妙は、あこやで、二人を指導した、玉三郎の慧眼のたまものです。

 という仲良しラインを最初に置いて、後(副題7以降)で、児太郎が、梅枝を弾圧するために、どういう風に使役をされているかを語らないといけません。

 ところで、若手女方は、結構な数が居るのですが、児太郎と梅枝は、演技の上手さと歌舞伎への熱中ぶりに置いて、突出して居て、かつ、梅枝が、一歩先んじているところです。

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 ・・・・・第二部、女方にとって、非常に難しい演目とされている【阿古屋】(あこや)を、中心に、中村梅枝が、弾圧をされていることを政治的に例証していきたい・・・・・

副題7、『阿古屋という演目が、どういう特徴を持っているかを、ここで、おせっかいながら、解説をさせて頂きたい』

 阿古屋の舞台装置は、他のすべての歌舞伎演目と、同じく、江戸時代の、建物、を使って居ます。衣装も同じです。しかし、時代設定と、登場人物は、源平合戦の時代に設定をされています。状況は現代で言う警察署内で、取り調べをしているところです。取り調べられているのは、遊君あこやです。

 

 

 なお、このブログの、2010年より数え始めた、延べ訪問回数は、6084178です。

 雨宮舜(本名、川崎千恵子)

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