銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

それは、とってつけた様な物で・・・・私は、とても似ている友達のケースを思い出している・・・・さらに加筆中

2024-03-27 03:10:13 | 政治

 これは、私が、今、書き進めているキャサリン妃に、深い同情を寄せる文章の第三篇です。

二日目に付け足した部分に表出していなかった部分があり、三日目に、さらに、赤で、それを加筆します。

 ウィリアム王子が、キャサリン妃の夫です。しかし、ウィリアム王子には、今のキャサリン妃を助ける力はありません。どうしてかというと、ウィリアム王子は、やや、普通に近い人だからです。母であるダイアナ妃がなくなったときにエリザベス女王は、ウィリアム王子にこうおっしゃったでしょう。「大丈夫よ。わたくしたちがあなたの力になりますからね。それに、ダイアナは、あなたにとって、もう、よいお母さんではなかったでしょう。すでに、五年も」と。

 ウィリアム王子は、その時、すでに、言語で、物事を理解できる年齢でした。で、エリザベス女王のお言葉をその通りだと、受け止めて、ダイアナ妃が、なくなったときに、それほど、強い衝撃を受けていないのです。だから、普通の人であり、普通の男性であり、浮気もするのです。そして、ご自分が大切であり、三人のお子様も大切であり、王室も大切であり、それら、三つを守るために、キャサリン妃に、「自分は、がんです」という発表をさせたのです。

 しかし、ああいう発表を無理強いすることは、キャサリン妃を愛していないのだと、表明する事にもあたり、私は、思わず、第一報を書き始めました。最初は、触れないつもりだったのにです。後註1は、その第一報です。

 一方で、ヘンリー王子はどうかというと、だいたい次男とか、次子というものは、長子に比べて、大事にされません。それは、イギリス王室だって、同じでしょう。それで、小さいときから、寂しい(とか、愛の欠落)を、感じとって、お育ちになったのです。しかし、そこに食い込んだ、メーガン妃の逆説的な愛の力で、ヘンリー王子は、愛の欠落の問題を言語化し、目に見える形で、とらえることができる様になりました。

 さて、主役中の主役のキャサリン妃は、どうなのかというと、彼女は、荒野に一人打ち捨てられた、女の赤ん坊みたいな状態です。この荒野というのは、心理学的な意味で言っています。目に見える状態をいえば、侍従や侍女にかしずかれて、労働というものをしないでよい。かつ最高レベルのお食事などができる、贅沢三昧の生活を、送っておられるのかもしれない。しかし、彼女の心の中には、今、得体のしれない疑問がわいているのです。

 これが、母が言っていた世界で最高の生活なの? それにしては、私は幸せではありません。でも、この宮殿を逃げ出すわけには行きません。それは義務に反しますから。どうしたらいいか、わかりません。・・・・・つまり、キャサリン妃は、実存的な大疑問にとらわれ、すでにうつ状態に入っていたと、思われ、ウィリアム王子の、浮気は、単なるきっかけに過ぎないでしょう。

 こういうとても難しい状況に陥っているキャサリン妃を助けえるのは、ヘンリー王子しかいないと思います。ヘンリー王子は、愛の欠落を知る人だから、愛情を他者(特に自分より弱いもの)へ、注ぐことができるからです。

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 わたくしの理想を言えば、二年ぐらいメーガン妃は、新大陸に残り、ヘンリー王子だけ、帰国して、キャサリン妃を抱きしめることです。それが第二報(あと註2)で、言ったことです。セックスをしなさいという意味ではないのですよ。愛というものを、注ぎ込む一つの形としての、抱擁があるということ。

 しかし、この、わたくしが思っている理想は、実現はしないでしょう。まず、メーガン妃が、ヘンリー王子が一人で、英国に帰ることを許すはずがないです。それに、英国王室にとっても、一室にヘンリー王子とキャサリン妃を、同時に、入れて、二人だけで、置くはずもないです。

 繰り返しますが、セックスをせよと、言っているのではないのですよ。でも、静かに、やせ細ったキャサリン妃を、ヘンリー王子が、だきしめて、二時間ぐらい体温を伝えてあげる。その後、二人は、フランス窓から、だれにも会わない形で、外へ出て、人工的なお庭を横切り、さらに先にある自然林に入る・・・・・「、つくしが見つかった(英国につくしがあるかどうかを知りませんが)とか、あ、フキノトウが、見つかったわと、二人が無邪気に喜びあう。そういう生活を、長時間続けていき、キャサリン妃が、心から笑うことのできる大人になる日まで、待つことです。それから先は、大人になったキャサリン妃を、王室の外に出す離婚があっても、大丈夫です。

 しかし、最もいけない選択が採用される可能性があります。ウィリアム王子が、変わらないまま、キャサリン妃を、専門家(カウンセラーとか、精神科医)に、ゆだねることです。ウィリアム王子は、今までも、キャサリン妃を愛していないし、理解もしていませんでした。ただ、ただ、「僕は面倒くさい女性と結婚をしてしまった。失敗だったね」と、思い続ける状態のまま、形だけを整え続ける、そういう結婚生活が続くことです。キャサリン妃の絶望は、なかなか、解消されないと思います。心配です。

 という#######罫線以下の文章を、三日目に入れて、初日の投稿の、冒頭に戻ります。

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副題1、『それは、ウイリアム王子を助けるのには、役立ったでしょう。しかし、キャサリン妃のかわいそうさは、いや、増しに増しました。何がそう、私に思わせるかというと、キャサリン妃の、「癌に、罹患しています」という記者会見が、なのです』

 キャサリン妃の今回の ガン 発表記者会見とは、なんと、とってつけたようなものでしょうか?政府の要人とか文化的に、知名度の高い人の病気は、具体的な手術が行われるより前に発表されるものです。

 それは手術がもし失敗をして、その偉い人の命がうしなわれたら、医者たちの責任になるし、国民の大きな悲しみを招いてしまいます。

 だからチャールズ国王がそうなさっているように、手術前もしくは手術直後に、癌である事の発表はあるでしょう。キャサリン妃には、3人もお子様がいるので、重大な手術の前には、絶対に発表があるはずなのです。それがなかった。だから、この記者会見は日本の鎌倉エージェントたちが、私のブログを否定するために、

 急遽、石塚雅彦氏、ロックフェラー4世、駐英アメリカ大使、英国王室、ウィリアム王子、キャサリン妃と言う流れによって作られた現象です。

 こういう無理を強いるようでは、いまだキャサリン妃の内部で、言語化されていない妃の深い深い思いは、ただただ圧迫され、無視されたも、同然です。

 したがってキャサリン妃の悲しみが癒される事はないでしょう。

 私は、こう思うのですよ。深田恭子の周辺の扱い方ってキャサリン妃にちょっと似てるなあと。それは、親が3~5歳の時にそうしたのかもしれないし。またはプロダクション社長の扱いがそうなのか? つまり、深田恭子は、芸能人の中でも、極めて大切に、お姫様扱いを受けているということです。しかし、それが、本人の自由や成熟を阻害していると、感じます。

 キャサリン妃と、深田恭子の母は、似た傾向があるのかもしれません。

 その点同じ映画【下妻物語】で、大ブレイクした土屋アンナ、は、役柄が不良です。で、自由な行動をとりやすいです。特に恋愛や結婚においてです。

 また、NHKの(大奥)において、一般人の間でも、大ブレークした、富永愛は自分とか、主体性というものがある人です。自分の思い、自分の考えを言語化して外に発表できる人です。これは学校の成績で言って、頭が良いとか悪いとか言うことではなくて、小さい頃、親や、その他の自分以外の存在と、活発に会話を交わしたかどうかによるのです。つまり、たくさんの愛を注がれたかどうかに、よって違ってくる強さなのです。冨永愛の母は、破天荒な人だったらしいのですが、祖母が、ふつうで、母親代わりをしてくれました。そして父親の違う二人の姉も冨永愛を、大切にかわいがってくれたらしいのです。

 また、母親は、冨永愛の父親とは、離婚をしたらしいのですが、父は、ちゃんと会ってくれて、「愛しているよ」という言葉をかけてくれたらしいです。

 しかし、K子ちゃんには、幼い日、親の愛が少なかったのですよ。戦争によって疎開した両親は、疎開先で、父が、姪と、結ばれてしまったのです。姪は優秀な女性で、のちに医者になったそうですが、K子ちゃんの実母は、その不倫が許せず、離婚をしてしまいました。しかし、お嬢様育ちなので、「なにくそ、見返してやるぞ!」などというつよい態度は取れず、ひそかに離婚を後悔して、空蝉のような状態になってしまったのです。で、キャサリン妃ほど、硬くはないが、やはり、面白みの少ないまじめなお嬢様として育ちあがり、・・・・・たまたま現れた、才女らしき、クラブの女性に夫を寝取られてしまったのです。それが、58歳を過ぎた頃でした。

 ハグとかキスも大切でしょう。イギリスでは、それがあるのでしょうが、日本では、それは、ほとんど無理です。ただ、ただ、きちんと目を見ながら、決して、いい加減にはしない、会話こそ、子供が親を、好きだと思う手段なのです。そして、子供の自己表現力も高まるのでした。

 せっかく、肉体的接触があるイギリスに住んでいても、ウィリアム王子のハグやキスに、キャサリン妃は、ある種のそっけなさを感じたのでしょう。今回の記者会見も、決して、キャサリン妃が、ご自分から、やりたいとおっしゃったわけではないでしょうね。ウィリアム王子の(本質を言えば、逆らえない)命令だったでしょう。

 ここで、キャサリン妃の実家が、富裕層であっても、貴族ではないことが、キャサリン妃に、さらに、弱い姿勢を与えているのです。その点、ダイアナ妃は、貴族階級の出身だから、チャールズ皇太子と、自分はさして、差がないと、考えていたので、自己主張をすることができました。

 私はダイアナ妃は、好きではありません。大衆は、美貌に負けたのか、人気絶大らしいけれど、王室のお嫁さんになった限り、もう少し、我慢の姿勢が欲しいところです。

 しかし、今般、キャサリン妃のあまりにもかわいそうな姿に接すると、「ダイアナ妃を反面教師とすることはやめて、もう、いい子ちゃんスタイルを脱ぎ捨てなさい。ダイアナ妃の爪のあかでも、煎じて飲みなさい」と、助言したくなります。しかし、それは、簡単ではないです。

 たまたまウィリアム王子の不倫相手だとされている貴族の女性の写真を見ました。問題の(レデイ)の画像を見ました。個性のある顔です。比較すると、きれいだけど、お人形さんみたいで、個性を感じられないキャサリン妃は、ウィリアム王子から、「お前って、つまらない人間なのだよね」と、思われてしまっていて、それを、キャサリン妃は悟っているのです。だけど、「やめて、私に100%のあなたを向けてください。今の状態はいやよ」とは言えないのです。

 自己主張が言語化されていない、弱いかただし、今は、さらに弱い立場に置かれたからです。芸能界での言葉でいう・・面倒くさい女・・扱いを受けているでしょう。だから、バカにされて、アンナ、唐突な記者会見をする様に命令をされたのです。かわいそうで、たまりません。

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副題2,『このケースは、私が、長時間かけて、相談に乗った友達、仮名・K子ちゃんのケースに、相当部分で、似ている。違いは、年齢とか、両親の状況であった。キャサリン妃は、まだ、42歳だとのこと。

 私の友達に事が起きたのは、彼女が、58歳を過ぎてからだった。それで、経験が違う。K子ちゃんは、両親が離婚をしている。だからこそ、理想の結婚を追い求めた。そして、All or Nothngを選択した。

 キャサリン妃が、まだ、42歳で、しかも、子供の時から、将来は、ウィリアム王子の、お嫁さんになるのよと、という動機付けだけで、育てられているお嬢さんだ。今、にっちもさっちもいかない状況なのだけれど、実母に頼ることはできない。実母は、失望をして、叱るだけであろうから、救いにはならない。

 ダイアナ妃は、思いがけない助けてがいたのだ。それは、スペンサー家に、入ってきた継母だった。結婚する前までは、大っ嫌いだった、その人が、ダイアナ妃の、新しい生き方を、許容してくれたのだった。キャサリン妃にはダイアナ妃にいたような継母(=「常識を破ってもいいんですよ」と言ってくれる人がいない。かわいそうだ。本当にかわいそうだ。

 友達は、夫を愛人にとられた事に、無念の思いを抱いていた。で、彼女は、「千恵子ちゃん、私のことを書いて」と、言い続けていた。だが、書けなかった。彼女には、ある欠点があったから。

 誰かについて、分析文を書くということは、激しい怒りを持っているときに、もっとも、勢いが付く。だが、私は、彼女を、怒るわけにはいかなかった。憎むわけにもいかなかった。彼女には、4年間、ありとあらゆる質問をして、どうしてそれほど、夫に執着するのか、その理由も大体わかっていたし。しかし、書けない。

 怒りではない形で、分析文を書く場合、いとおしいとか、かわいそうだと、言う意味で、感情移入をしないとできない。しかし、彼女は、専門のカウンセラーに、「般若の相をしていますよ」と言われたそうだ。私は、自分の忠告があまりに通らないので、処置なしと思って、専門家に相談をしなさいと、言った。それで、テレビにも出ているほどの、有名人にかかったそうだ。

 だけど、その人には二度と相談をしなかった模様だ。千恵子ちゃんの方がいい、千恵子ちゃんの方がいい」と、言われ続けた。

 「般若の相」という表現に戻ろう。それは、柔軟性がないということ。夫側のきもちは、100%愛人に移っている。だから、今から、20年ぐらいは、彼女は、生活費のためにだけでも、離婚をせず、(夫は、それで、いいと思っていたと、私は見ている)、形だけの妻=家政婦の、位置で、我慢をするしかないと、言う状況であり、「何か、打ち込めるものを探しなさい」と言い続けてきた。それからね。「あと20年ぐらいたってご覧。愛人との間に、年の差が出てくるはずよ。・・・たとえば・・・入れ歯が、臭い・・・とか、言いだすはずよ。そうしたら、ご主人は、あなたのところへ戻ってくるわ。で、その日を待ちなさい」とも。・・・・・・・

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副題3、『しかし、ここで、私の気を軽くしてくれる、(思いがけない形で)、二人のクラスメートが表れた。一人は男子。一人は女子。彼、彼女らの言葉によって、私は、やっと、そのキャサリン妃に似ている友達を、忘れることができる様になったのだった。

 私は、山口みつ子さんのことは忘れない。大久保ただはるさんのことも忘れない。

 ただ、K子ちゃんは、ご主人に対する恨みが強すぎて、重荷だった。その気分を、少しだけ晴らしてくれた、その二人の言葉をまず書こう。しかし、キャサリン妃の癌である事を告白するという気の毒で、勝劇的すぎる姿を見て、これが、私の日本人の友達、K子ちゃんについて、書くチャンスかもしれないと、思いいたる』

 男子クラスメートの言葉。この方はもうなくなっている。しかも、あのご夫婦に対して、悪い発言をしていない。それで、実名を挙げておこう。或る人のしたことは、すべて、価値があると思うから。

 神田君という。お顔が、非常にかわいい人だ。日吉台小学校から、慶応普通部(いわゆる中学校)に入って、大学まで、慶応で、卒業をした。クリスチャンの家庭に生まれたと聞いている。しかし、公明党の代議士の秘書になった。が、そちらが落選したので、経済的には、苦境に陥り、

 私にこういう忠告をしてくれた。「礒部(いそべ=旧姓、女の子は、千恵子ちゃんと、私を呼び、男の子は、苗字で、私を呼ぶ)さんの仕事って、費用対効果が、なっていないよ」と。

 まあ、その件は、敵さん方が弾圧しているので、改善は無理なのだが、神田君にそれを言う気持ちはなかった。ただ、ある時に、「K子ちゃんが悩んでいるのだけれど、ご主人のことを知っている?」と、でんわで聞いた。「ああ、知っている。あいつって、ものすごく持てるんだ。だから、K子ちゃんは、気にしなくていいんだよ」と、答えが返ってきた。

 しかし、この電話のやり取りの前に、私は、K子ちゃんからこう聞いていた。「うちの主人って、すごく女性にもてるの。だけど、今回だけは、遊びではないと思う。いつもとは違う気がする。とてもしんぱいなの」と。

 もう一人の言葉、「千恵子ちゃん、悩まなくてもいいのよ。だって、K子ちゃんって、バカなんだもの」と。この馬鹿という言葉は、受験に役立つ偏差値が低いということではない。柔軟に対処できないということだ。

 深い悩みがあっても、だれも、救えないのだ。自分が、変化して、悩まない様になるほか、生きる手立てはない。一昨日また、植え込んだばかりのグラジオラスの球根が掘り返されていた。園芸の仕事がどれほどの、いじめに出会っているだろう。金銭的な問題でも、この山のご近所様には、屋根のふき替え、ペンキ塗りなどで、総計600万円ぐらいの公金が下りている。一方のわたくしたち夫婦は、子供の、就職先を西原理恵子を使って奪われることをはじめ、だまし討ち、ひっかけ、罠などによって、数千万円分が奪われている。具体的には、書けないのだ。「そこを悩んで居るのか。じゃあ、似たようなことを、別の世界で、起こしてやろうじゃあねーか」と、鎌倉ージェントと呼ぶ、連中は考えるだろうし、それについづいするご近所様は、また、例のごとき、いじめ行為を、連発してくるはずだから。

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副題『K子ちゃんから、ある日電話がかかってきた。内容は着ていく服のプロトコールを質問されたもので、同伴の席に招かれたそうだ。最初のうちは、まともに考えて、「こうしなさい」と、答えを出した。しかし、電話を切ってから、突然、気が付いた。これは、夫と愛人が結託して案出した、とんでもないいじめ行為なのだ。で、こちらから、電話をかけて、行ってはいけないと、さとした。だが?』

 これは私がアーチストとしての修業をしに、海外へ自由にいかれるために、それを許さない家族から離れて、逗子で一人暮らしをしていた時の話。鎌倉にいると、主人が電話での、五分以上の会話を嫌がるので、ほとんど誰とも、対応をしたことがないのだが、逗子では、K子ちゃんと、4時間も連続して話したこともある。

 そういう長電話が始まるきっかけとなった電話だった。「ねえ。千恵子ちゃん、同伴っていうのに、誘われたの。何を着て行ったらいいかしら?」と。私は、最初、あまりにも明るい彼女の声に、巻き込まれて、彼女に、ぴったり寄り添ったペースで、考えて、答えを出した。

 「そうね。高島屋(この場合は、横浜店)で、最上級のスーツか、ツーピースを買いなさい。無地じゃあなくて、花柄のをね。花柄のスーツってあるのよ。だから、それを探しなさい。無地だとまるで、お勤めに行くみたいで、二人にばかにされるわ。ワンピースはだめよ(彼女には、言わなかったが、愛人は、40代なので、ウェストがくっきりと、出るワンピースでやって来ると思ったからだ。K子ちゃんは、スリムな方だが、姿勢が、緩いし、体幹も、しっかりしていない感じがあった。専業主婦特有の緩い生活を送っているからだった。一方、毎日厳しい戦いをしながら、一人で、生き抜いている女の、しっかりと、鍛えぬいた体幹と、姿勢には、負けるはずだ。ワンピースだとその弱点がもろに出てしまって、愛人に負けてしまう。私はかわいそうな彼女を助ける忠告をしたつもりだった。

 ここなのだが、あれから、20年以上たった今思うと、ご主人は、会社の社長だが、愛人に、大きな額のお金(ハイクラスのマンションを買い与えていただろう)を与えていたので、妻には、食費程度(=毎月20万円ぐらい)しか、与えていなった可能性がある。

 高島屋で、花柄のスーツを買うとすると、20年前でも、15万はするのだ。彼女は、霞が関の高位・高官の娘だが、戦後母親が、離婚をしてしまったので、遺産を相続すると、言う部分がない。専業主婦で、働いたこともない女性だ。貯蓄もないであろう。なんと、かわいそうな忠告をしてしまったのだろうと、今のわたくしは、思っている。

 だけど、非常に打ち解けて見える彼女の会話にも、隠されていた部分はあるのだ。つまり、彼女は、夫から、大した額のお金をもらっていないという部分は私には、告げなかった。

 だから、彼女と、ご主人の、本当のところは、全部を、わかっていたわけではない。

 それは、キャサリン妃と、ウィリアム王子の関係の本当のところが、一般人には、わからないということと同じ。

 しかし、最も大切なポイントは、彼女は、私の忠告を守らず、実際にそのレストランに行ったのだと、今では思う。K子ちゃんは、食事会のあと、誘われるままに、クラブにまで、ついていったはずだ。

 そして、夫と愛人は、K子ちゃんがトイレにでも行ったすきに、「こんばんは、彼女と一緒に帰った方がいいわ」と、話し合い、ご主人も「君もそれを納得だね」と、目配せをして、夜10時ごろ、K子ちゃんと夫は一緒に自宅へ帰った筈だった。これは、夫と愛人にとっては、K子ちゃんに、クラブで、おかしな行動(=ヒステリックに叫ぶなど)をとらせないがための、高度な作戦だった。

 しかし、ここが、別の友達の言うところの「K子ちゃんって、ばかだから」にあたるのだけれど、K子ちゃんが、大きな誤解をしたポイントだったと思う。

 つまり、自分が積極的に動けば、夫は戻って来て、確実に自分のものなるのだという風に。

 私が、K子ちゃんの物語を今まで、書かなかったのは、ひとえに、このポイントに存在する。つまり、ほとんどの相談事に関して、彼女は、自分の思い通りに行動をしたのだった。K子ちゃんは、さすが霞が関の高位高官の娘だ。ちゃんと、自分の頭で、モノを考えている。

 ただし、一番、まずいポイントは、夫の意思や考えを誤解していたことだ。すべて、自分の、望む方向に進んでいると、解釈していたことだった。

 私との最後のやり取りはグアムへ行くか行かないかの問い合わせだった。ご主人の会社は、大きな商売をしているらしくて、夏には、必ず、研修と称してグアムへ、社員全員で、旅行に行くのだった。K子ちゃんの勘では、ご主人は、愛人を帯同する。自分は招かれていないが、その場に姿を現せば、ご主人は、ホテルの、自分の部屋に寝に来るはずだ。愛人の部屋ではなくて、自分の部屋に。

 

ただし、このポイントでは、キャサリン妃は、もっともっと、ずっと、かわいそうである。彼女には、自由がほとんどないからだ。

後註1

キャサリン妃が心配だ。彼女はまだ未分化のお人形さん状態だが、大切な真実に気が付いてしまったのだ。だがそれを言語化できないもどかしさの中にある

2024-03-22 02:34:24 | 政治

後註2,

キャサリン妃がんを公表・・・それは休息には役立つが本懐には役立たない・・・All or Noting

2024-03-25 23:23:40 | 政治

 

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