小学低学年の時からずっと気になってて観てなかった『幻魔大戦』を、先日ようやくレンタルでかりてきて観ました。
『幻魔大戦』は、1983年に公開された日本のSFアニメーション映画。
平井和正と石森章太郎の共作による漫画『幻魔大戦』、および平井和正による小説『幻魔大戦』を原作とした幻魔大戦シリーズの映像化作品。
監督はりん・たろう氏で、キャラクターデザイン・原画はあの大友克洋。
実は家に、誰が買ったが知らないが、この映画のテーマソングのシングルドーナツ盤があって、小学生の頃、洋間の親父のステレオでよく聴いてたんです。
これ聴いていると、なんか闘志が湧いてくるというか。
この曲を聴きながら、地球を守るため、サイキックエースたちが闘志を燃やし幻魔と戦うシーンをイメージしてたんだと思います。
主題歌は『光の天使』。
歌はローズマリー・バトラーという女性シンガーが歌っており、作曲はなんとキース・エマーソン!!
プログレッシヴロックにハマりだした高校生の時に、後からこの事実を知ってビックラこいたことは言うまでもありません。
主題歌も感動的だが、私はとりわけB面のインスト曲『地球を護る者』を好んで聴いておりました。
幼少の頃から、エマーソンの奏でるスペイシーなシンセ音に、なにかしらいいしれぬ魅力を感じていたのかもしれません。
まぁ今聴くとサビの部分などはバカバカしくも幼稚くさいフレーズですが、ちょっとグルーヴ感がでるパートのところはかなりカッコいいです。
で、肝心の映画の内容はというと・・・
正直しんどかった。今じゃこんなストーリーはまず通用せんでしょう。
単純明快なサイキックパワーというものをテーマとした勧善懲悪モノで、ヒネリもヘッタクレもない。
アニメーションは当時としてはまぁまぁな緻密さではあるんですが、静止画な風景がけっこう目立つ。
最初に登場したグリーンスレイドのジャケに描かれてそうな預言者みたいなやつが語りながら奇妙な舞を踊ってるシーンからして、ちょっとやってしもーた感が漂ってたが、世界各地からいつのまにか集まった「アンタ誰?」みたいなサイキック仲間たちの、いつのまにか深まっていた結束力の説明不足さ、主人公の異常なまでのシスコン振りは見ていてゲンナリさせられます。
原作は小説で20巻もあるらしいので、それを2時間ちょいのサイズに落とし込むのはちょっと無理があったのかもしれない。
ところで、キャラクターデザインは大友克洋が担当しているが、サイボーグのベガだけはよかったけど、あの女戦士のリマールのような髪染めの趣味の悪さはなんとかならなかったのか。
まぁああいうのが80年代ファッション的にナウかったんだろう。
う~ん、小学生の頃に観ていれば感動してたんかなぁ~・・・
この5年後に『AKIRA』が上映されるわけだが、この間にアニメ界にどんな変革が起こったのだろうか?
『幻魔大戦』劇場予告編
今日の1曲:『奈落のボレロ』/ EMERSON LAKE & PALMER
『幻魔大戦』は、1983年に公開された日本のSFアニメーション映画。
平井和正と石森章太郎の共作による漫画『幻魔大戦』、および平井和正による小説『幻魔大戦』を原作とした幻魔大戦シリーズの映像化作品。
監督はりん・たろう氏で、キャラクターデザイン・原画はあの大友克洋。
実は家に、誰が買ったが知らないが、この映画のテーマソングのシングルドーナツ盤があって、小学生の頃、洋間の親父のステレオでよく聴いてたんです。
これ聴いていると、なんか闘志が湧いてくるというか。
この曲を聴きながら、地球を守るため、サイキックエースたちが闘志を燃やし幻魔と戦うシーンをイメージしてたんだと思います。
主題歌は『光の天使』。
歌はローズマリー・バトラーという女性シンガーが歌っており、作曲はなんとキース・エマーソン!!
プログレッシヴロックにハマりだした高校生の時に、後からこの事実を知ってビックラこいたことは言うまでもありません。
主題歌も感動的だが、私はとりわけB面のインスト曲『地球を護る者』を好んで聴いておりました。
幼少の頃から、エマーソンの奏でるスペイシーなシンセ音に、なにかしらいいしれぬ魅力を感じていたのかもしれません。
まぁ今聴くとサビの部分などはバカバカしくも幼稚くさいフレーズですが、ちょっとグルーヴ感がでるパートのところはかなりカッコいいです。
で、肝心の映画の内容はというと・・・
正直しんどかった。今じゃこんなストーリーはまず通用せんでしょう。
単純明快なサイキックパワーというものをテーマとした勧善懲悪モノで、ヒネリもヘッタクレもない。
アニメーションは当時としてはまぁまぁな緻密さではあるんですが、静止画な風景がけっこう目立つ。
最初に登場したグリーンスレイドのジャケに描かれてそうな預言者みたいなやつが語りながら奇妙な舞を踊ってるシーンからして、ちょっとやってしもーた感が漂ってたが、世界各地からいつのまにか集まった「アンタ誰?」みたいなサイキック仲間たちの、いつのまにか深まっていた結束力の説明不足さ、主人公の異常なまでのシスコン振りは見ていてゲンナリさせられます。
原作は小説で20巻もあるらしいので、それを2時間ちょいのサイズに落とし込むのはちょっと無理があったのかもしれない。
ところで、キャラクターデザインは大友克洋が担当しているが、サイボーグのベガだけはよかったけど、あの女戦士のリマールのような髪染めの趣味の悪さはなんとかならなかったのか。
まぁああいうのが80年代ファッション的にナウかったんだろう。
う~ん、小学生の頃に観ていれば感動してたんかなぁ~・・・
この5年後に『AKIRA』が上映されるわけだが、この間にアニメ界にどんな変革が起こったのだろうか?
『幻魔大戦』劇場予告編
今日の1曲:『奈落のボレロ』/ EMERSON LAKE & PALMER
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます