AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

昆虫採取

2012年08月12日 | ルルイエ異本
お盆休みに突入し、ロンドンオリンピックも大詰めとなってまいりましたね。
やっぱなでしこジャパンサイコー!!

さて、オリンピック観戦でイギリスにご旅行中の方へ、もうひとつのオススメ穴場スポットをご紹介いたしましょう。
まぁ、予想はついてる方もいらっしゃるでしょうが。

以前紹介しましたブリチェスター近郊の町で、ゴーツウッドという小さな町があります。
この土地は大地母神シュブ=ニグラスを信仰していることでも知られておりまして、町の広場に建つ“ムーンレンズ”と呼ばれる奇妙なガラス状の物体を取り付けた金属の塔はぜひ見ておきたいところ。
運がよければ、“千匹の仔を孕む大いなる森の黒山羊”シュブ=ニグラスの召喚の儀式に立ち会えるかもしれません。

お子様との夏の思い出作りとして、ゴーツウッドの森の広場に行ってみるのもいいかもしれませんね。
夏休みの昆虫採取の課題なんかには、まさにうってつけの場であるかと。
森へ入ると、まずノッペラボーの卵みたいな円筒形生物が寄ってくるらしいのですが、そいつらをうまいことふりきって奥に進むと広い空き地に出ます。
この空き地はかつて魔女どもの黒ミサの集会所になっていたらしく、その魔女たちはかの悪名高いマシュー・ホプキンスに捕らえられ、全員処刑されたのだそうです。

マシュー・ホプキンスに関してはCathedralの曲“Hopkins(The Witchfinder General)”を参照。


その空き地の中央に、光を反射しない不思議な灰色の金属でできた円錐塔が聳え建っているのだそうです。
この灰色の円錐塔こそ、我々の望遠鏡の可視範囲のはるか彼方、宇宙の外縁近くにある二重太陽の惑星シャッガイからやってきた昆虫種族の神殿なのであります。
まぁこの神殿はいわば昆虫族の博物館といった様相を呈しており、地面から出ている部分は入り口にすぎず、実はその下に埋まっている下層部にワクワク胸躍るような博覧施設が広がっているのだそうです。



シャッガイの昆虫族は好奇心旺盛な種族で、新しい奇怪なものを求めて他の惑星へ出かけて行く習性があり、その惑星で隷属させた種族を拷問にかけて楽しむという、とてもサディスティックな種族なんですね。
ゴーツウッドの森をうろついている「昼の衛兵」と呼ばれるノッペラボーの円筒形生物も、かつて昆虫族に植民地化された惑星ザイクロトルから連れて来られた種族で、空き地の警護役として使役させられているわけなんです。
あと、シャッガイの昆虫族が入植した惑星に、太陽系のルギハクス(天王星)なんかがあります。
ここにはたくさんの脚を持つ金属の立方体種族が生息しているといい、彼らは比較的下等な神格ルログを崇拝しているのだそうです。
彼らと昆虫族の間では、けっこう宗教上の争いが絶えなかったそうです。



これらの生物がどんなものかをご覧になりたければ、円錐塔の地下にある「思い出の部屋」に行ってみるとよいでしょう。ここでは、昆虫族に隷属させられた種族たちから一体ずつ標本として持ってきた目のない死体標本が展示されてあるのだそうです。
ま、手っ取り早く視覚的に昆虫族の植民地活動の歴史を知りたければ、人間の脳に昆虫族の記憶を注入するという、彼らのサイケデリックな術によってトリップするのもひとつの方法です。
ただ、この術は麻薬中毒者が薬物による幻覚症状の中に快楽を求める感覚に似た作用が起こるので、健康上、お子様の教育上あまりオススメはできません。

「思い出の部屋」の先には身の丈6メートルにもおよぶ「邪神アザトートの巨像」が展示されていて、これは外宇宙に追放される前のアザトートの似姿を模ったものなのだそうです。
この施設に訪れたことのあるイギリスの作家ロナルド・シアさんの話によれば、その姿とは・・・・

「基本的には、何対ものしなやかな脚に支えられた二枚貝で、半ば口を開いた貝殻から、先端にポリプ状の付属物がついた節のある円筒形のものが数本延びちょった。
貝殻の内側の闇のなかに深く窪んだ目を持ち、ヌメヌメと光る黒髪に覆われた、身の毛もよだつほど残忍な口のない顔が見えたような気がしたっけ」とのこと。



そしてこの円錐形の神殿の最下層には、昆虫族が“外から来る者”として崇拝しているアザトートを召喚するための『多次元の門』が広がっているという。


ま、この昆虫族は鳩ぐらいの大きさとのことなので、虫獲り網で十分捕獲可能かと思われますが、精神波とかとばしてくるやつらなので、逆に捕らえられて拷問にかけられた末、人間採取の標本にされるようなことにならないようにね!


今日の1曲:『Hopkins(The Witchfinder General)』/ Cathedral

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