酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

下町のコミュニケーション

2005年05月29日 | コミュニケーション
昭和20年代の下町の各家庭

みそ 醤油 砂糖 塩等の調味料の貸し借りは日常茶飯事だった

鍵などかけている家は皆無で

なまじ鍵なんぞかけようものなら

「水くさい 近所を信用していない 下町の名折れ」

悪口雑言が雨あられのように降り注いだ

プライバシーという言葉はもちろん存在しないが となり近所がみな家族のようだった


私には なつかしくも しかし 少しこそばゆい思い出だ

その下町が変わった

いわゆる昔あこがれた山の手ふうの近所つきあいに変化をとげた

みその貸し借りはもちろん皆無

味気なさすら感じる昨今


失われつつある下町コミュニケーションに 威力を発揮してくれるのが”無農薬野菜”だ

畑で取れたばかりの 形はわるいが新鮮な安全野菜が つないでくれた

妻が自転車で収穫したてを配送する

玄関先で会話がはずむ

井戸端会議の復権だ

こうして 下町コミュニケーションは いまもなお 生きつづけています

(写真は本日お配りする 取りたてのキャベツです)




  




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4 コメント

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Unknown (編集長)
2005-05-29 22:04:20
見事なキャベツですね~

時代とともに味気無くなることが多いですよね~

とはいえ自家製の無農薬野菜で下町コミュニケーションが生きている。

これが東京都内での話しであることが

何だか嬉しく思えてしまいます。
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これは嬉しい。 (Cezamme)
2005-05-29 23:04:16
ツヤが出てきたら収穫の適期。ホント、見事なキャベツですね。これは貰うほうも嬉しいけどあげるほうも尚、嬉しいハズ。そうですよね。



しかしよく育ちましたねぇ~。すごい。
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Unknown (オヤジな私)
2005-05-30 06:33:00
編集長さん

11年前に外科手術でお世話になった都立病院の先生にも 季節を通してお送りしています。小学生3人の子持ちの奥様から お礼の電話があります。

定期的に検診を続けている私にとって なによりの”治療”になっています。
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Unknown (オヤジな私)
2005-05-30 06:39:11
Cezannneさん

おっしゃるとおりです。

8ヶ月かけて育てたわが子のようなものです。娘を嫁にだす親の気持ちですね。



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