酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

お施餓鬼法要

2007年07月22日 | オヤジのつぶやき
今年のお盆も いつもの”送り火”で ご先祖様が帰っていきました



お盆が過ぎると 今度は「お施餓鬼法要」です

施餓鬼。。。

お釈迦様の「秘書的」存在だった阿難が あるとき亡者の餓鬼から言われました

「あなたの命は あと3日です  助かりたければ私たちに施しをしてください」

驚いた阿難はお釈迦様に相談しました

「そうなのだよ阿難 お前の命はあと3日で尽きる 餓鬼に施しをしておやり」


三途の川で「脱衣婆」によって衣を脱がされる亡者。。

その衣を木の枝にかけます

生前の罪の深さによって 枝の下がり具合が異なります

軽い罪は三途の川の浅瀬を渡る

重い罪の亡者は深いところを渡らなければなりません


そして35日目に閻魔様の登場です

49日目に「判決」!

喉が狭くなる罰を受け ものを食べることができなくなったのが餓鬼です


2500年前から 餓鬼というより仏様に祈る慣わしとして誕生したのが

この日のお施餓鬼でした



読経の前に行われた講話でした

いつも わかりやすく 面白くお話をされるN僧正です



檀家の方々が持参されたお米です  餓鬼に充分食べてもらいましょう


お盆 お施餓鬼とご先祖の供養がおわり 気分もスッキリしました

梅雨明けも まもなくです


<おまけ>

脱衣婆。。新宿の太宗寺 閻魔大王の反対側に像があるそうです






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18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お施餓鬼法要 (いっこんま)
2007-07-22 15:05:27
オヤジな私様、こんにちは。

そうそう、ピンと来ませんが、東京のお盆は地方より一月早いんですよね。早々とスッキリされても・・・こちらはこれから提灯を用意したり、いろいろと大変なんですから・・・。

餓鬼と聞くと悪ガキとかガキ大将しか浮かびませんし、この地区にはお施餓鬼の風習もありませんので意味がよく分かりませんでしたが、詳しい説明でようやく理解することが出来ました。

昨日は先月亡くなった伯母の49日法要でした。気になる判決は? 生前は糖尿病に苦しんだ伯母ですが、下宿屋の伯母さんとして学生のお世話をしていたので、美味しいものを沢山食べさせたいと思います。

ところで、檀家から持ち寄られたお米の袋は大きさが統一されているようですが、お米屋さんでこのようにして売られているのですか?
そして、このお米の行方は?
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勉強になります (ルレクチェ)
2007-07-22 20:34:06
49日は閻魔様からの判決なんですね~知りませんでした。
餓鬼の罰・・・これも辛い・・・。
今の日本は、こういったお話を聞ける機会もなく、宗教心さえ無く・・・。
とってもいいお話でした。ありがとぅございました。
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施餓鬼のお話 (anikobe)
2007-07-22 22:45:53
東京は7月がお盆の行事をするのですね。
仏迎えや、仏送り、施餓鬼などのお盆のしきたりをこのようにきちんとされるのは、やはり下町の日本のいい慣わしですよね。
じいちゃんばあちゃんがいて、ご先祖様を大切にするのを見て育つ子達は幸せですね。
施餓鬼の講話、お寺に嫁ぎながら、施餓鬼のお参りに村中の人がお寺に来ますのに、私自身詳しくは、知らなくて、ただ施餓鬼が済んだら薮入りで実家に帰るのが嬉しかった若い頃のことを思い出しています。

こちらは、8月がお盆です。
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もうお盆がすんだのですね (おがたん)
2007-07-23 00:07:21
もう、お盆を済まされたのですね、お疲れさまでした。

所変われば風習とかしきたりが違いますし、新旧の暦のからみでどちらで行うかもあって、混乱してしまいます。

でも、東京圏の方々は、お盆が早いから、8月のお盆休みに気兼ねなく旅行や帰郷をできるのだなと、なんとなく納得。

こういうご先祖供養の行事はすたれてほしくないものですね。
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いいお話でした ()
2007-07-23 09:12:14
お墓参りだけは欠かさないようにしていますが、、、、

義母や義父はきちんとした人でしたから、きっと判決はよいものかと・・
私もきっと・・・・??
少なくとも深みを歩かせられるほどの悪行はしていないと!はいっ!(きっぱり!)

息子にも話して聞かせます。
ありがとうございました。
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お盆 (東京老人)
2007-07-23 14:50:47
ムカシから7月お盆と思っていましたが近年いろんなところへ行って見ると7月のお盆は東京だけなんですね。

厚木市でもムカシの家は8月なので愕然としました。うちのお坊さんは7月13日に来るのですが地元の家は8月です。

お墓参りして、送り火炊いて、お坊さんを迎えたのでした。
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餓鬼のいわれ (pochiko)
2007-07-23 23:06:01
いつもお腹をすかして地獄の底を這い回っている…地獄絵図がありましたよね。
仏陀や釈迦、こういう名前は、我が地方に伝わる歌詠みに中の出てくるものです。
35日や49日も漠然とは知っていましたが、閻魔様の登場と判決の日だったんですね。
判決が終れば、いよいよあちらの世界。
よく法要などに行くと、お経が終った住職さんの説法があります。
やっぱり おやじさんの話のように難しい話でも分りやすく説いてくださいます。
すごく為になりました。
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悪餓鬼でしたね (清遊人)
2007-07-24 13:07:01
餓鬼と云う言葉は仏教から来ているのですね。49日の法要も何となくやってましたが、意味が良く判り勉強になりました。明日は昼間ゴルフですので、4時過ぎに電話をお願いいたします。
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いっこんまさんへ (オヤジな私)
2007-07-24 14:56:19
こちらはお盆を済ませてのスッキリシャンでしたが、
”いっこんま地方”はこれからでしたね。
どうもでした(笑)

講話は毎年聞いていましたが、今回のN僧正は話がわかりやすく笑わせながらの説法でした。
私の仕事にも多いに参考にさせていただくこと多くまさに一石二鳥のお施餓鬼でした。

生前、学生たちの世話を親身になさった叔母さんでしょう。
閻魔様の判決は「極楽行き!」
間違いないでしょう。ご安心のほどを。。

このお米は、各自がだいたいの目分量、見当をつけて持参します。
そして若き住職のお腹に納まります。
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ルレクチェさんへ (オヤジな私)
2007-07-24 15:02:10
昔の子どもたちは、お施餓鬼をはじめ、お十夜、お釈迦様の甘茶などお寺さんの行事には親につれられてでかけたものでした。
わけは分からずとも、なにか仏教の世界の匂いをかいだものです。
そういえば、芥川龍之介の「くもの糸」は、小学生時代にここの寺のある法要で紙芝居で憶えたものでした。

せめて、孫たちには墓参り、送り火だけはさせている我が家です。
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