酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

坂道 (その1 団子坂)

2006年02月22日 | 坂道
カテゴリーにある「坂道」です

いままで チャンスがなく そのままになっていました

「坂道」君から たびたびの催促 督促がありました

今日は 天気もよく 気温が高かったので 歩いてお出掛けをしました

3時間弱のウォーキングは 気持ちのよい汗をかかせてもらいました

初デビューの「坂道シリーズ」第1回は「団子坂」です



いま 新聞を賑わせている「談合」坂ではありません

(談合坂は 中央高速にありますが・・)

終戦直後の少年たちを熱狂させた「少年王者」の作者 山川惣冶

俳優の石井寛 さらに大平正芳元首相が住んでいました



団子坂は 文京区千駄木にあります 地下鉄・千代田線の「千駄木」です

都心にありながら この文京区には 名のついた坂が大小197ヶ所あります



この団子坂 幕末から明治末にかけて 菊人形で有名でした 別名「菊見坂」です

 ”自雷也も 蝦蟇(がま)も枯れたり 団子坂” *正岡子規*

菊人形は 文化年間(1804~18年)に巣鴨の染井におこり 安政3年(18

56年)に団子坂に移ってきたそうです

坂の名は 団子を売る茶店が多かったことが 命名の由来になりました

江戸川乱歩の「D坂の殺人事件」は この坂がモデルで 名探偵明智小五郎がデビュー

しています 確か古本屋さんが舞台だったと思います



団子坂を登りきった場所にある この建物

区立図書館ですが 特色があります

「鴎外記念本郷図書館」です

そうです 森鴎外が 明治25年から終生住み続けた「観潮楼」が ここでした


全国の森鴎外ファンが見学にくるという 資料室です



大正2年に作成された胸像です



大正11年7月9日 死亡 60歳 デスマスク



熱心な 初老のファン




森鴎外 本名林太郎 文久2年(1862年)石見国(現島根県)に生まれました

明治45年(大正元年)50歳で歴史小説の執筆活動を開始

山椒大夫 阿部一族 高瀬舟など多数の小説を世に残しています



図書館の外は 昔ながらの「観潮楼」の庭園です

その名のとおり ここから東京湾の海が望めたのでしょうね


そして 団子坂といえば この店を忘れることはできません



団子坂下 台東区谷中小学校前の 名代『塩見煎餅』です

これからも 折をみて「坂道」君をご紹介しますね

よろしくお願いいたします