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酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

阿吽の呼吸

2008年09月15日 | 無農薬野菜作り
コミュニケーションが伝わりにくい時代のようです

日本人が馴染んできた 察しの心 以心伝心 阿吽の呼吸が影を潜めています

かろうじて残しているのは 芸人さん 職人さんの世界だけでしょうか


ここ 畑の世界で 阿吽の呼吸が見事に「復活」しました



3日がかりで畝を整理しました

我が世の春を謳歌していたジャングル状態の雑草を退治・・枯れた雑草の整理・・マメトラで土を耕す

一輪車(ネコ)で馬糞を運ぶ・・マメトラとレーキで土と馬糞をブレンドする

種を蒔く・・水やり

この一連の作業は ゆるい坂道の往復が基本にあります

運動にはなりますが 年々辛くなってきましたね 

ハウス 肥料置き場 水に近いほうがいいな~

心に抱いていた気持ちが通じたのでしょうか

現役時代の後輩 畑に誘ってくれたTさんが昼食時のラーメン屋で言ってくれました

「来年から 場所を変えましょうか」



なんという察しのよさ 気配り目配り場の空気を読む・・・

持つべきものは「良き後輩」です



彼らふたりが丹精をこめて管理している「近間の畑」です

来年の 春のじゃが芋から交換します

”畑寿命”が延びた阿吽の呼吸です

世界に誇るべき 察しのコミュニケーション・・・

ここ O町の畑で見事に開花しました


かぼちゃに想う

2008年09月04日 | 無農薬野菜作り
3日は 久しぶりの畑になりました

気温は32度 真夏日です

炎天下での雑草刈りは 予定通りに終了しました

来週から 大根 キャベツ たまねぎ 白菜などの畝作りの準備にかかれそうです


新しい畑は やはり痩せていたのでしょう

しっかり肥料を施し 雑草の処理も万全だったのですが 収穫はいまいちでした

特に悲惨だったのが かぼちゃでした

苗のまま 蔓を伸ばすこともなく 見事に枯れてしまいました

蝶よ花よの環境整備は抜群だったのに・・です

お坊ちゃんかぼちゃだったのでしょうね


それに比べて・・



肥料置き場に 誇らしげに 見事に生育してきたかぼちゃです

立派な実をつけていました

どうやら 落ちていた種から育ったようです

逞しく育ってくれました


かぼちゃも人も 底辺から生え上がってきたものの 力強さを感じました

肥料に覆いかぶさるような姿が印象的です

つくづく 畑道の奥深さを感じさせてもらいました


その後の 人生いろいろ

2008年08月02日 | 無農薬野菜作り
8月1日 気温の予報は30度  少しは涼しそうです

このところ 研修等が重なって なんと13日振りの畑となりました

ターザンやらゴリラが出没しそうなジャングル状態・・

それでも 休み休みの雑草退治でした



草にまみれていた里芋たちです  いまひとつ元気がありません

それでも 収穫は 茄子 ピーマン トマト ししとう とうがらしが順調でした

まだ 二畝もあるじゃが芋は次回にしました 体力の限界です


今回の畑行きは もうひとつの目的がありました

人生いろいろで元気な様子をご覧いただいたカブトたち

ブログ友の方々には「その後はどーする」「このままではかわいそうでは・・」

ご意見が寄せられました


夏休みで孫たちがやって来ました

男子校 女子校に分けられたカブト君 カブト嬢をシッカリ観察してもらいました

孫たちは ちょっと残念そうでしたが この日の畑行きの車にカブト全員が同乗です

卒業旅行です



冬になると 堆肥の落ち葉を集める例の山です



カブトが大好きなクヌギの木が群生しています



卒業直前の 二棟の学び舎・・



環境抜群の地形を選びました  いざ新世界へ!



喜んでいます みんなの歓声が聞こえるようです  ♪高校3年生~♪



落ち葉をかきわけ 早くも新天地の探検に出かける勇気ある女子生徒でした


この山はカブトたちの楽天地です

落ち葉掃きのとき たまに幼虫をみつけることがありました


これからは 自然界の天敵にも遭遇するでしょうが このうちの「何人」かは無事生き延びて 子孫を残してくれることでしょう

居心地よかった学生生活から 社会に飛び立ちました

昨夜は 思い切り羽ばたいたり くぬぎの木に登ったり 新たな人生を謳歌したことでしょう



実をつけはじめた栗の木の下での休憩です

卒業した学生たちの将来に想いをかける教師の心境でした

ちょっと寂しい・・・感傷的になったこの日の畑です


10日振りの畑でした

2008年07月12日 | 無農薬野菜作り


7月11日  Yさんの「ハウス」です

今年は ビニールを貼っていません  露天でした

上から なにやらぶら下がっています  なんでしょうか?



そうです  かぼちゃでした



実に見事な出来映えでした


自己紹介をしてもらいました

「みなさん こんにちわ  私の名前は”九十栗” くじゅうくりと申します」

誇らしげに胸を張っていました

威風堂々 芸術作品のようですね

Yさん夫妻 このハウスでの かぼちゃ作りは初めての試みだそうです

プロの あくなき挑戦には頭が下がる思いです


私の九十栗は 地べたでへたっていました

同じ苗ですが  あくなき不勉強!?



研修が続きましたので この日は10日振りの畑でした  雑草ジャングルに巻かれてはいましたが ”主人”をやさしく迎えてくれた野菜たち・・・







草刈機で雑草を刈り取ること5時間  息を吹き返した弟子たちでした

これからは小まめに刈り取ってやりましょう


それにしても いよいよ夏本番です

この日の熊谷は35度を記録しましたよ  熊谷に近いこの畑  休憩と水分補給が大切です

そして・・癒されたのがこちらでした



夏のお色直し 渋い家・・・健在でした


家に帰ると待っていたのが・・



知人からいただいたカブトの幼虫

5匹が成虫になっていました  眺めるだけで 畑の往復5時間の疲れが吹き飛ぶ思いです

の味も格別でした

明日は じゃがいも堀りの予定です  若い人たちと一緒です






畑の様子

2008年06月15日 | 無農薬野菜作り
最近の畑はどうなっているか・・・

同好の諸氏には 気になるところでしょう  



さつまいも・・  生き延びてくれました

やはり 戦後の日本の食糧難を支えてくれた恩人は強かった

紅あづまです



男爵 キタアカリ メイクイーンの じゃがいも群・・

土盛りをしてもらって 嬉々としていました  収穫も間近です



そして茄子です・・

孫のH君が耕してくれた畝で 颯爽とデビューしました


今日は「父の日」でした



娘から 花束が届けられました

息子からは 先日の東北旅行のお小遣いを貰っています  今回はビールだけ・・


欽ちゃんのテレビ番組が 大内宿を放映していました

広島カープも3連勝


いい父の日を満悦しています


さつま芋の 想い出

2008年05月14日 | 無農薬野菜作り
先日 小雨の畑でしたが さつま芋の苗を植えました

五年ぶりでしょうか なつかしい苗の感触でした

そして これは偶然ですが その数88本・・ 縁起のよい数になりました

値段は〆て1350円  一本で15円強のスグレものです



彼ら さつま芋のすぐれてるのは 値段だけではありません

その強靭さにあります

花の茎をスパっと切ったような苗を 土に刺すだけでいいのです

肥料は 全く必要ありません

いまは このようにヘタッていますが これは世を忍ぶ仮の姿です

いずれ シャキっと背を伸ばして やがて畑いっぱいに葉っぱと茎で占拠することでしょう

このような性質だからこそ 戦後の東京焼け野原で育ったわけです

彼らは戦後のスーパーマン かぼちゃマン共々 命の恩人でした あらゆる工夫をして食したものです

サイコロのように細かく刻んで 米に交ぜてお釜で炊く

”サイコロ”の周りに ご飯が張り付いていましたね

少ないご飯が さつま芋に謝っていました  「すまん


芋を蒸かして 塩をつけていただく

乾燥芋に加工して おやつがわりに"かじる” これは固かったです

そのため 歯が欠けた友人が 何人かいました 

芋で歯を欠く いま思えば 実にいもいもしいことです


芋羊羹も忘れられません 蒸かした芋をしゃもじで潰しただけのものです

形は 団子のようでした 羊羹というより「芋団子」・・

舟和のヒントにでもなったのでしょうか


葉っぱも 捨てるものはいませんでしたね

味噌汁 塩汁のなかで 堂々主役を張っていましたよ


月島で 練ったさつま芋を ハゼの餌にしたのは かなり食料に余裕がでてからのことでしょう

たいして釣れませんでした  なにしろ芋が海中ですぐに溶けてしまいましたから・・


今回は「紅あづま」です  戦後の恩人たちは 水気を多く含んだ軟弱な芋族でしたが 紅さんは旨い

戦後の一時期に 男子一生分のさつま芋を食べた気分のオジさんですが 自分で作ったとなると 話は別です

当時を回顧しながら 懐かしさと 感謝の気持ちでいただきます

もちろん 孫たちには さつま芋にかかわる 戦後の食料事情を語り継ぎながらです

さらに 環境が悪くても 逞しく育っていくさつま芋の一族・・

教育素材には 最適任の”華麗なる芋族”です


♪さつま芋よ 今夜もありがとう~♪


いまさらながらの 馬力に驚く!

2008年05月08日 | 無農薬野菜作り
この連休中は 孫たちが遊びにきていました

そのため 畑の畝も あのまんまです  ナスの苗の植え付けが気がかりです

そんなときでしたね  小3になったH君が「じ~じ 畑に行きたい・・」

耳を疑いましたよ  お姉ちゃんのSちゃんは大の虫好き少女です

幼い頃は 畑でとかげを追い回していましたからね  H君はダンゴ虫さえ逃げ回っていました

それが この変身ぶり   畑に行ってみたい

じゃぁ 出かけましょう



母親といっしょに 枯葉 肥料を入れた畝をレーキで整地する マメトラ2号です

結構 さまになっていました



蕗取りにも夢中になり・・・



肥料の馬糞の脇に発生した 不思議なきのこも発見

まじまじと 眺めていましたね


結局 この日は苗の植え付けまでには至らず 昼食をしての帰還となりました

苦手だった畑に慣れてもらっただけでも 良しとしましょう


そして みんなが帰った7日でした  頑張りましたよ  ひとりで・・・

出発が 朝の6時15分  畑到着が8時30分でした

ハウスで Yさん夫妻としばしの歓談  苗を譲っていただきました

9時・・いよいよ作業の開始です

まずは ナスの畝を もう一度レーキで整理してから 黒いマルチを張ります

終了が 10時でした  ひとり作業ですから1時間は仕方ないですね

そして 苗を植えていきました  昨年までの坂の畑と違って 土が固いんですね~

苦労しました  その代わり 苗に固い土の負担をかけた分だけ おいしいナスが期待できます



難儀だった作業のほどが窺える マルチ張りです

ナス18本  ピーマン7本  ししとう3本  とうがらし4本が勢ぞろいしました

さらに 余勢をかって・・・



マメトラを駆って 耕した場所に ミニトマト10本  中玉トマト8本を植えました

トマトには 肥料は必要ありません  その分だけでも楽な仕事でした



最後は きゅうり10本でした

ここは肥料が大事です  マメトラのあと一輪車で潤沢に用意してあげました

今日の作業はここまでです


道具類をハウスに戻して ふと時計を見てびっくりしました

午後3時半になっていました

思えば 昼も食事をしていませんでした

6時間以上 働きづめだったのでした

それでいて 疲労感は全くなく 達成感 満足感でいっぱいでした

話しを聞いたYさんたちまでが 驚いていました


帰りの運転も 少しも眠気を覚えず しっかりしたものでした

いまさらながらの わけのわからない「馬力」に 我ながら”なんだろな”の思いにかられてる 中期高齢者のオジさんでした

次回は かぼちゃ 赤紫蘇 あまながとうがらし そして さつまいもの苗を植えます

楽な作業になりそうです





じゃが芋をはじめ 収穫のときには 真っ先に参加を表明していた姉のSちゃん

新中学生区切りの連休です  ポケモン裏技の勉強をしてました


定点 観測

2008年04月29日 | 無農薬野菜作り
26日の畑です  曇っていました

そろそろ 苗を植え付けます

いろいろある苗の中でも ギャル曽根クラスの大食漢を誇る(?)のがナスです

そのため 畝を深く掘って(30センチくらい)落ち葉 肥料を大量に投入します

この畝づくりが 畑びとにとっては 一番の重労働になります



マメトラだけでは無理でした   シャベルと鍬の力を借ります   これぞ 農業の原点です

ここまで掘るのに 一時間です  青いラジオから流れる「永 六輔 土曜ワイド」を目指して頑張りました  

そして・・こちらが・・



二時間後の姿です  夢中で掘ったので ラジオが土に隠れてしまいましたよ

ここで 昼食になりました  仲間といっしょの ラーメンと焼肉定食の旨かったこと



午後はペースが落ちましたが 午後三時には作業が終わりました

はるか 右奥の土の上にラジオが見えますね

ラジオは 畑の恋人です 番組は久米 宏の「ラジオなんですけど」に変わってました


今日の作業は ここまでです

後輩は すでに苗の植え付けを終了していました  二馬力とはいえ例年より早いですね

二~三日あとから 全身を襲うであろう筋肉痛ともども 気になるところです


今回は ナスの畝作り 定点からの観測でした  心底疲れました


”老骨に ビシバシこたえる ナスの畝”



追記・・ いまのところ 足腰の痛みはでていません


里芋 企業秘密大公開!

2008年04月20日 | 無農薬野菜作り
春の嵐の合間をぬっての好天気  暖かかったこの日です

Yさん夫妻が 里芋を植え付けていました  はじめて見る光景でした



その重量 なんと200キロ

プロだから当然といえばそれまでですが 3キロの43個を植えるのに 腰痛になりかけ

悲鳴をあげたオジさんにとっては 驚愕以外のなにものでもありませんでした

1キロで14個平均としても な なんと2800個

これを 機械を使わず人力で行うのです


たまたま タイミングよく 現場に立ち会うことが出来ました

Yさんに了解していただいての 企業秘密の公開です

畑びとのみなさまの参考にしていただければ 喜びます



オジさん方式のように かがんで 小さなシャベルで掘ったりいたしません

Yさん 歩きながら 等間隔に芋を放っていきますね  そして・・・



奥さんの T子さんが足で芋を踏んでいきました



半分だけ 土に埋まった里芋くんです

このあと ふたりで しっかり土をかけ直してやります



ひとりで 放って踏んでもいいんでしょうが ここはそれ「夫唱婦随」がよろしいんでしょうね

夫婦仲良くの「里芋協同作業」のほうが どうしても微笑ましく また画になるようでした

必殺里芋植えの極意でしたが これもコロンブスの卵・・聞いてみれば”な~んだ”です

しかし 何事にも あっと驚く気持ちが これからは大事になっていくことでしょう

それが 若さを保つ秘訣ですね



菜の花も ニコニコ見守る いい風景でした

来年は Yさん方式でいきます  腰も痛まず 能率もよさそうです


大雨で 心配しました

2008年04月14日 | 無農薬野菜作り
前回のご隠居には ちょっと場所を譲っていただいてのご報告です

ご隠居たちのその後は 次回になります


実は 畑の現況なんです  先日来 台風並の暴風雨が襲ってきましたね

前日に植えた苗たちはどうなったか

保育室から出たばかりの苗でした 道中 心配で 心配で・・タマネギのように流されていないか・・

恐る恐るの到着でした


お~  畑の神様は我に味方せり・・



土は 完全に乾いていませんが 幼い苗たちは強靭でした

ブロッコリー キャベツ レタスたちが元気でいてくれました

さらに 嬉しいことには・・・



昨年9月に じか蒔きしたキャベツです  厳寒を耐えぬいてきました

暖かくなった季節にあわせて 柔らかそうに育っていました  まずはひと安心しました

安心すると お腹が減ってきますね 自然に・・



こちらの車はワーゲンです 直売所に出張している Oさんの店です

メニューも豊富になってきました

ドライカレーとホットドッグ  600円は安いです  もちろん味もいい


そして 産直で里芋・やつがしらの種芋を購入しました  合計5キロです



息をしています 生気みなぎっています  管理をしっかりしてやりましょう

いい芋に育ってくれるはずです



お馴染みのYさんも 生気みなぎっていました

苗つくりも本格化しています  こちらも いつものように生産者に喜ばれる素晴らしい苗になるでしょう


とりあえず 雨の心配がなくなりました

カープの調子もまぁまぁです

今年も 野菜作りに真剣に取り組んでいきましょう